タワーマンションなどによく見られる"窓の多い部屋"明るくて開放感があって憧れますよね。暗くなりがちな冬でも明るい光がさしこみ、それにより部屋が暖かくなります。暑い夏は、大きな窓から涼しい風を部屋に取り込むこともできます。”窓”のないお部屋よりは、”窓”のあるお部屋がいいですよね。しかし、窓が多すぎても困ってしまうこともあります💡それは、家具の配置・レイアウト。部屋に必ず1つは欲しい”窓”ですが窓の多い部屋だと家具を配置できる場所が限られてくることもあるため、家具の配置やレイアウトの難易度が格段と上がってしまいます・・。だからと言って「窓の少ない部屋に引越ししよう!」というわけにもいかないですよね。今回は、窓を上手く有効活用できるような家具の配置のコツをお伝えします!主要な家具ごとに、窓の多い部屋に合わせた家具配置のポイントをご説明します。窓の多い部屋で悩まれている方!窓を上手く活用して、快適な暮らし空間を手に入れましょう!【こちらもオススメ】 関連記事:【インテリアコーディネートの依頼・相談】事例・費用相場・流れ・サービス内容について解説します窓の種類とメリット・デメリットについて窓の種類窓は主に、・床に接していて出入りできる「掃き出し窓」・腰の高さから上の「腰窓」や「出窓」・天井に近い位置にある「高窓」などがあります。出典:https://www.suumocounter.jp/chumon/report/jitsurei/entry/hakidashimado/基本的に「掃き出し窓」のすぐ近くへの家具配置は避ける必要がありますが、「腰窓」や「高窓」の場合は、窓より高さの低い家具であれば窓付近に配置可能です。窓のメリット、デメリット[メリット]・日差しを感じられる・風を感じられる、空気の換気ができる・窓の外が見えることによる開放感やストレス軽減窓の1番のメリットはなんといっても「日差しを感じられること」でしょう。人工的な照明の光と比べ、窓から入る全体的に明るさを感じられる太陽による光は快適に感じられます。さらに、適度な日光を浴びることによって生活リズムが整いやすくなったり、骨の生成に関わるビタミンDを体内で活性化させる作用もあります。また、窓を開けることで室内に外の空気を取り入れることができます。様々な位置に窓があればあるほど空気の通りも良くなります。換気をする際も、たくさんの窓があることで短時間で効率よく行うことができます。冬の寒い時期の換気は、窓が多いお部屋の方が短時間で行えるので快適です。最近だと、生活スタイルの変化やおうち時間の増加で外出の機会が減りストレスが溜まってしまう方も多くいらっしゃるようですが、お家の中から窓の外の自然や空を眺めて一息ついたり、天気や外を行き交う人などの変化を感じとるとストレス軽減に繋がる可能性もあります💡このように、窓にはメリットがたくさんあります。一方で、考えられるデメリットもいくつか紹介します。[デメリット]・カーテンと干渉する場所には家具が置けない・窓からの光により家具やフローリングが日焼けする、テレビなどの電化製品は直射日光を避けて配置する必要がある・一般的に断熱効果が低いため、外の気温を感じやすい窓にはメリットもたくさんありますが、窓があることにより家具や家電の配置場所を制限されてしまうこともあります💡また、窓ガラスは壁面と比べ外の熱を室内に伝えやすいことから、窓付近は夏は暑く・冬は寒い傾向になります。窓の多い部屋では、これらを考慮しつつ、生活スタイルに合わせた過ごしやすい家具配置を考える必要がありますね。それでは、窓の多い部屋で快適に過ごせる主要家具ごとの配置ポイントをお伝えします。1.窓の多い部屋でのダイニングテーブルの配置について窓の多い部屋やスペース限られたお部屋の場合は、壁面へ沿わせて家具を配置するのが一般的となっています。床から天井まであるような”掃き出し窓”ではそのような配置はできませんが、腰窓のようにダイニングテーブルより高い位置に開口部のある窓ではおすすめの家具配置です。食事と共に外の景色を眺めたり、窓からの風を感じながらリラックスして過ごせます。朝のきれいな空気と朝の日の光を浴びながら朝食をとると、優雅な気分で1日がスタートできそうですね✨キッチンカウンターのあるお部屋の場合はカウンターの向かい側へ沿わせて配置したり、アイランドキッチンの場合はキッチンを延長するように沿わせての配置することで、窓に囲まれたお部屋でも窓の位置を気にせず家具の配置できます。掃き出し窓が多い部屋や、スペースが限られていたり他の家具の配置の関係上で壁やカウンターへ沿わせての配置が難しい場合は、円形テーブルの独立配置がおすすめです。どの向きからも使用できる円形テーブルは、お部屋の中央へも違和感なく配置できます。さらに奇数人でも偶数人でもバランスよく使用できたり、来客がある場合やこれから家族が増える可能性があるご家庭へも取り入れやすいアイテムです。2.窓の多い部屋でのソファの配置についてソファの他の家具と違いは”張地”があることです。ファブリック素材やレザー素材など、特に座面は水分に弱いため結露の心配のある窓の近くへの配置は避けましょう。腰窓の下部へソファを配置する場合は壁にピッタリつけず5cm程度空間を開けて配置しておくとカビ等の発生を抑制できます。そしてソファは壁に沿わせずに独立して配置しても問題ありません。目を引くデザインやカラーのソファや背面が特徴的なソファの場合は、壁面に寄せずに独立配置することで、インテリアとしてのソファの存在感が引き立つのでおすすめです。3.窓の多い部屋でのデスクの配置について窓の近くへデスクを配置すると、外からの光を感じながらデスクへ向かうことができます。特に大きな窓の場合は広い面から光を感じられるため、明るさを確保でき、手元に影ができにくくなるため快適にデスクワークを送りやすくなります。さらに、作業の息抜きに外の景色を眺めたり、窓を開けて外の空気を感じることができるため、ストレスが溜まりにくい環境で効率よく作業できます✨ ただし、窓付近へデスクを配置する時に気をつけたいのが、パソコンモニターへの逆光です💡窓へ向かってデスクを配置したときに、窓からの強い光で周囲が明るくなるとパソコン画面が見えにくくなる可能性があります。また、窓に背を向ける配置でも、周囲の光が画面を照らすことで見えずらくなってしまうことがあります。この場合は、パソコン画面の照度を上げたり、レースカーテンやブラインドなどで外からの光を抑える必要があります。小さなお子様や学生で、デスクに向かってペンを握って勉強・作業する場合には、窓位置がペンを握る手の逆側にくるような配置がおすすめです。学校の教室は黒板に向かって左側に窓がくるように設計されていることがほとんどです。これは、右利きの生徒が文字を書くときにノートに手の影ができにくいようにという理由からです。自宅でも同じように、利き手の反対側に窓が来るようにデスクを配置することで目に優しくデスクで快適に過ごすことができます。4.窓の多い部屋でのベッドの配置についてソファと同様にベッドも結露によるファブリック類やマットレスのカビを防ぐため、窓付近への配置はできるだけ控えましょう。また、窓ガラスは壁面と比べて断熱効果が弱いため、外の暑さ・寒さを感じやすくなります。窓付近は夏暑く、冬寒いため、就寝中の温度変化により睡眠の質へ悪影響が出てくる可能性もあります。スペースの関係上、窓付近にベッドを配置する場合には、窓をしっかり覆うサイズのカーテンや、断熱カーテンの活用がおすすめです。冬の冷気は下へ向かうので、腰窓の場合でも床までの長いカーテンを吊るすことで寒さ対策になります。寝室・ベッド近くに窓があるメリットは、朝、太陽の明るさを感じて目覚められることです。睡眠時は目を閉じていますが、光は瞼を通して神経へ伝わり明るさを感じています。光を感じることで覚醒しやすくなり気持ちの良い目覚めに繋がるので、朝の目覚めに弱い方は窓からの光を適度に感じられる場所へのベッド配置がおすすめです。開口部の小さな高窓の下は、外部気温の影響も少なく、適度に外の明るさを感じられるためベッド配置場所に最適です。まとめいかがでしたでしょうか。窓の多い部屋は家具の配置が難しいと思われがちですが、窓のメリット・デメリットを理解して家具の配置を考えることで、窓を上手く活用した快適に過ごせるお部屋を作ることができます。室内にいながら唯一外との繋がりを感じられる窓を、ぜひ有効活用できるような家具配置でおうち時間を過ごしてくださいね☺️