子育ての節目や、定年退職など様々な理由で、お洒落で高級感があるタワーマンションに住み替えたい!と考え始めている方も多いのではないでしょうか。せっかくなら後悔のない住み替えを実現させたいですよね。そこでこの記事では、タワーマンションへの住み替えをしたい!と考えている方のために「タワーマンションに住んだ場合のデメリット」や「タワーマンションの住み替え成功のためのポイント」などを詳しく解説します。この記事を読めば、タワーマンションのデメリットを知ることができて、タワーマンション住み替え成功に大きく近づくことが可能です。ぜひ最後までチェックしてみて下さいね。目次関連記事:【インテリアコーディネートの依頼・相談】事例・費用相場・流れ・サービス内容について解説しますタワーマンションとは?タワーマンションとは、住居用の高層建築物のことです。超高層マンションとも呼ばれており、一般的なマンションと比較してもひときわ建物の高さが目立っています。建築基準法では、高さが60mを超える建築物のことを超高層マンション(タワーマンション)と規定しています。高収入の人が住んでいるイメージがありますが、実際には芸能人や会社経営者、医者や弁護士など高所得者が住んでいることが多いようです。とはいえ、年収700万円未満の方の割合も多く、「タワーマンションには手が届かない」ということはありません。参考資料:建築基準法第20条1項|構造耐力参考資料:三菱地所調べ|タワーマンション購入者の年収層タワーマンションが人気な理由を解説タワーマンションには、大きく以下の5つのメリットがあります。安全で快適に、安心して暮らせるところが人気の理由です。・コンシェルジュが常駐している・日当たりや眺望が良い・高層階には虫が少ない・設備やセキュリティーが充実で安心・周辺の生活環境が整っているコンシェルジュが常駐しているタワーマンションには、コンシェルジュが平日に常駐しているマンションも多く、入居者の「困りごと」に応えてくれるサービスをします。例えば、宅急便の受け取りや、来客対応、マンションの警備などです。コンシェルジュが常駐していることで、不審者の侵入を軽減できます。空き巣や強盗などの心配も少なく、警備面ではとても安心です。日当たりや眺望が良いタワーマンションの高層階は、周りにさえぎるような建物が少ないため、眺望が良く開放的な造りになっています。間取り自体が、外の景色を楽しめるような開放的な造りになっている部屋がほとんどです。大きな窓が設置してあるため、昼間は日当たりがよく、夜は周辺の夜景を楽しむこともできます。日当たりや眺望の良さは、タワーマンション人気の理由の一つです。高層階には虫が少ない虫が苦手な方は、できるだけ高層階の部屋に住みたいですよね。階数が高くなればなるほど、虫が少ないのが特徴です。夏場に、虫を気にせず窓を空けることもできます。もちろん、排水管から害虫が出たり、鳥が侵入したりする心配もあるかもしれませんが、タワーマンションのような高層階に飛んでくる鳥や虫は少なく、快適な生活が可能です。設備やセキュリティーが充実で安心タワーマンションの入り口にはオートロック機能がついています。さらに防犯カメラの数も多く、セキュリティが充実していて安心です。またエレベーターで上がる際に、各階数に止まるための鍵が必要なマンションもあります。入居者以外だけでなく、違う階数の入居者も来ないように徹底されていて安心です。周辺の生活環境が整っているタワーマンションは、用途地域の関係でどこにでも建築できるわけではありません。市街地など、周辺の生活環境が充実していて、駅からも近い立地などに建築されることが多く見られます。そのため、スーパーやコンビニ、駅や病院など生活に欠かせない施設が集まっていて便利です。タワーマンションの意外なデメリットとは?安全で安心、快適に暮らせるメリットがあるタワーマンションですが、住んでみないと気付かない不満や不便さもあります。タワーマンションに住み替える前に、デメリットを理解しておきましょう。物件価格や家賃が高い売却や貸出の際に、高値をつけることができるのでメリットにもなります。豪華な設備やセキュリティーが充実していて、周辺環境が整っているタワーマンションは、物件価格や家賃が高めです。新築はもちろん、中古の物件でも高値で販売されていたり賃貸にでていたりします。階数が上がれば上がるほど資産価値が上昇し、手が出にくいのがタワーマンションです。手に入れるためには、お金をたくさん用意する必要があります。管理費・修繕積立金が高めエレベーターや共用部分の設備が充実しているタワーマンションは、管理費が高くなりがちです。さらに販売時、修繕積立金を安く設定している場合があります。そのため、入居後に普段支払っている分とは別に、修繕積立金を請求されるケースも。購入前には、管理費や修繕積立金の将来的な上昇傾向を確認しておきましょう。意外に騒音が気になる騒音対策がしっかりしているイメージのタワーマンションですが、建物全体を軽量化するためコンクリートよりも音が漏れやすい「乾式壁※」という造りになっているため、意外にも騒音の原因になることもあります。(※石膏ボードなどに吸音材や耐火材を合わせたボードを組み立てる方法)隣の部屋と隣接している壁側に家具を置いたり、やわらかい素材のカーペットを敷くなどで騒音を軽減する工夫も必要です。ベランダに洗濯物が干せないケースも特にタワーマンションの高層階の場合、強風などで洗濯物が落下したら危険です。そのため安全対策のために、外で洗濯ものを干す行為を禁止しているタワーマンションもあります。晴れた日に、おもいっきり外で洗濯を干せないとなると不便に感じる方も多いかもしれません。洗濯乾燥機や浴室乾燥機を使用するコストも視野に入れておきましょう。スマホやインターネットの電波に影響アリ高いところには、スマホやインターネットの電波が入りにくくなります。部屋で仕事をする人や、インターネットをよく利用する人にとっては、不便に感じることもあるでしょう。電波を増やせる機械などで、電波を補うことも必要です。最上階ほど地震の揺れが大きいタワーマンションは、建物の耐震性や耐久性に優れているため、地震による建物自体への影響は少なくて安心です。しかし一般的なマンションと同様、高層階を中心に大きな揺れが発生し、長い時間続きます。そのため、家具や家電などは転倒防止のためにしっかりと固定しておきましょう。また、エレベーターが故障して利用できなくなる恐れも考慮し、非常階段の場所をあらかじめ確認しておくことがおすすめです。タワーマンションへ住み替えるおすすめのタイミングここでは、タワーマンションに住み替えるおすすめのタイミングを解説します。子育ての節目のとき子育ての節目は、住み替えのタイミングとしておすすめです。・子どもが生まれた・子どもが小学校に入学する・子どもが大きくなり手狭になった子どもが生まれる前に住み替えることで、新しい環境や整った設備のある家で快適な子育てをスタートすることができます。また、小学校に入学する前の住み替えにより、親しくなった友達とのお別れもしなくてよいので、子どもへの精神的な負担も削減できます。さらに中学生や高校生は、今まで兄弟で同じ部屋を使っていた場合も、受験での勉強部屋が必要になったり、それぞれの部屋がほしくなったりする年頃です。子育ての節目で住み替えを検討するのはおすすめのタイミングです。定年退職したとき定年退職のタイミングでタワーマンションに住み替えるのもおすすめです。退職金を頭金にすることで、住宅ローンを抑えることもできます。また、今まで仕事に時間を費やしてきた分、タワーマンションでの優雅な生活に時間を費やすのは素敵なことです。優雅な暮らしは、立地条件や周辺環境、充実した設備が揃ったタワーマンションならではの特典と言えます。住宅ローン金利が低いとき住宅ローンの変動金利は、今までで一番低い金利となっています。さらに、固定金利も低い水準ですが近年では徐々に上昇している状況です。近年では、「物価上昇」「金利上昇」「不動産価格上昇」の影響で、住宅ローンの金利が上昇する可能性があります。それに加えて、マンションの物価は年々上昇傾向です。住宅ローン金利が低い今こそ、タワーマンションを購入するチャンスといえます。建設産業・不動産業:不動産価格指数 - 国土交通省参考資料:住宅金融支援機構|民間金融機関の住宅ローン金利推移タワーマンションへの住み替えを成功させる4つのポイントここでは、タワーマンションへの住み替えを成功させるための4つのポイントを押さえておきましょう。4つのポイントを押さえておけば、住み替え成功率がアップしますよ。複数のタワーマンションをじっくり内覧するタワーマンションを一件だけ見学して、焦りと勢いで「購入申込書」を出す人がよくいます。しかし、一件だけを見学しても他のマンションと比較検討ができず、本当に理想のマンションなのかどうか分かりません。また他のマンションと比較することで、以下のようなことに気付くことがあります。・適正なマンションの金額・あなたの生活スタイルに合う収納の数・生活動線の充実さたしかに人気のタワーマンションはすぐ売れてしまいます。しかし、その焦りから慌てて購入したとしても、あとから後悔することになれば本末転倒です。そのため、タワーマンション選びは、複数のお部屋をじっくり見学して決めるのがおすすめです。実際の生活がイメージできるようなタワーマンションを選びましょう。タワーマンション住人の口コミを確認するマンションを紹介する不動産会社が優秀なら、メリットに加えてデメリットもしっかり説明してくれるでしょう。しかし実際に住んでいるわけではないので、「住んでからの状況」は分かりませんよね。「意外に小学校まで距離がある」「日当たりが思ったよりも悪い」「バスの本数が少ない」などの状況把握は、実際に住んでいる人の意見を参考にするのが一番です。マンション口コミサイトなら、実際のマンション住人の口コミが確認できます。一度チェックしてみましょう。参考資料:マンションノートトータルの予算を把握しておくタワーマンション購入にかかる費用は、物件の費用だけではありません。・仲介手数料・火災保険料・不動産取得税・登録免許税・ローン事務手数料・登記費用 などさらに、所有している期間に「固定費」として様々な経費がかかります。水道光熱費以外で必要な毎月の経費は以下の通りです。・マンションの管理費用・マンションの修繕積立金・毎月の住宅ローン・固定資産税初期費用から毎月の固定費までをトータルの予算を把握しておけば、適正な「購入計画」が立てられます。マンションに詳しい専門業者に相談するタワーマンションへの住み替え成功のためには、信頼できる専門業者との出会いが欠かせません。その中でも、「マンション販売」の実績がある業者ならなおさら安心です。・マンション販売専門の業者・不動産仲介業者インターネットやモデルルームのチラシに載っている業者に連絡をしてみましょう。少なくとも5社くらいから話しを聞くのをおすすめします。話しを聞いているうちに、「フィーリングが合う」「会社もしっかりしていてこの担当者になら任せられる」という担当者に出会えるはずです。専門業者からの意見を聞きながら、住み替えのタイミングや方法をアドバイスしてもらいましょう。タワーマンションはこんな人に向いているここでは、タワーマンションに向いている人「3選」を紹介します。インテリアが好きな人住まい探しでタワーマンションに向いている人は、「シックで高級感のあるタワーマンションにはどんな家具が合うだろう…」など、インテリアを中心に部屋のイメージを考える人です。生活スタイルに合ったインテリアデザインは、タワーマンションでの暮らしを快適にしてくれます。住まい選びで悩んでいるインテリア好きな人は、タワーマンションがおすすめです。お洒落が好きな人、インテリアにこだわりたい人部屋の色使いや、家具家電のカラーコーディネートにこだわりがある人も、タワーマンションでの生活が向いています。なぜなら、タワーマンションは部屋の色使いや家具などによって雰囲気が大きく変わるからです。部屋の色使いによって、タワーマンションでの生活を優雅で快適なものに変えることができます。眺望にこだわりたい人タワーマンションの高層階からの眺望は格別です。夜になると夜景も一望できます。眺望にこだわりたい人は、タワーマンションに住んでみることをおすすめします。一般的なマンションよりもタワーマンションの方が魅力的な眺めです。眺望にこだわりたい人は、タワーマンションに住んでみることをおすすめします。まとめタワーマンションにはメリットばかりあるイメージですが、住んでから気づくデメリットもあることがお分かりいただけたのではないでしょうか。これからタワーマンションへの住み替えを検討している人は、タワーマンションのメリットだけでなく、デメリットもしっかり把握しておきましょう。そして、住み替えを成功させるための4つのポイントを押さえておけば、安心してタワーマンションへの住み替えができますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。