ご家族が集うリビングは長い時間を過ごす場所だからこそ、広々とした快適な空間にしたいものです。居心地の良いリビングには自然と人が集まります。では、リビングを広く快適な空間に見せるにはどうすれば良いのでしょうか。この記事ではリビングを広く見せるための17のコツを、間取りや家具の配置、配色などのポイントごとにくわしく解説します。弊社Praemioのお客様宅実例もご紹介するので、リビングをご家族が寛げるお気に入りの場所にしたいとお考えの方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。リビングを広く見せるレイアウトのコツ弊社事例:これこそ、海街LIFE。インテリアの配置でリビングを広く見せるには、いくつかのポイントがあります。すでにお家にあるアイテムを使ってリビングを広く見せるには、それぞれのインテリアをリビングのどこに配置するかが重要になります。同じアイテムであっても、どこに置くかによってお部屋の印象が大きく変わりますので、ここで紹介するポイントを踏まえてリビングを広く見せるコーディネートをしてみましょう。不要な家具を置かない基本的なことなのですが...狭いリビングを広く見せたい場合、不要な家具は置かないようにしましょう!アイテムが増えるほどごちゃごちゃしてしまい、リビングが狭く見えてしまいます。さまざまな工夫でリビングを広く見せることは可能ですが、リビングに置かなくても良い家具は他のお部屋に置くのが正解です。無駄な物を置かないように、リビングの目的を明確に決めてから選定しましょう。リビングを広く見せるためのコーディネートは、厳選したアイテムで行う方がスムーズに進められますよ。背の高い家具はお部屋の隅や壁際に配置するリビングを広く見せるには、背の高い家具をお部屋の隅や壁際に配置しましょう。美術の時間に遠近法を学んだことがあると思いますが、人の目には近いものが大きく、遠いものが小さく見えますよね。家具を配置する際はこの遠近法を利用します。リビングの奥行きに広がりを持たせるには、圧迫感のある背の高い家具は部屋の隅や壁際に置くのがおすすめです。本など、リビングに置いておきたい物が多く大きな収納棚を配置したい場合は、リビングの奥に配置しましょう。この場合、背面のない収納棚を選ぶと目に見える壁の面積が大きくなり圧迫感が減るので、リビングを広く見せることができますよ。窓を塞がないで視線を奥に誘導する弊社事例:ホテルのような落ち着きのある大人のモダンリビングを広く見せるには家具を配置する場合、リビングの窓を塞がないことが大切です。窓の外に広がる風景はリビングの奥行きに広がりを感じさせてくれますから、家具で塞いでしまうようなレイアウトはもったいないです。窓を塞がないことで、外の風景もお部屋の一部であるような印象になるため、リビングを広い空間に見せることができます。床や壁が見える面積を増やす弊社事例:これこそ、海街LIFE。リビングの床や壁が見える面積を増やすことも、リビングを広く見せる上で大切です。何も置かれていないお部屋が広く感じるのと同じで、リビングに置く家具を減らしたり脚もとが抜けたデザインの家具を置くことで、リビングを広く見せることができます。また家具を置くスペースを一か所にまとめるのも効果的です。家具があちこちに置かれていると空間の広がりを感じられませんが、一か所に家具をまとめた場合リビングに広い空間ができ、広く感じられるメリットがあります。家具がまとまっていると全体にスッキリとした印象を与えることもでき、お部屋を広く見せるのに効果的です。入り口からの動線上に大きな家具を置かない弊社事例:海辺のリゾートホテルのようなインテリアインテリアは、お部屋に入ったときの第一印象がとても重要。だからこそ、入り口からの動線に家具がなく視界が抜けているだけで、広々とした印象を与えることができます。たとえば、ソファのような大きな家具を入り口に向かって正面にレイアウトした場合、主役感があってインパクトはあるものの、デザインによっては圧迫感を与えてしまうことも。お部屋の間取りにもよりますが、可能であれば動線に平行して家具をレイアウトすることで、すっきりと広く見えるリビングに仕上がりますよ。アクセントになるインテリアはお部屋の奥に配置する弊社事例:グリーンのアクセントが効いている都会的×カジュアルリビングを広く見せるには、デザイン性のあるスタンド照明や大きめの観葉植物など、アクセントとなるアイテムをお部屋の奥に配置しましょう。お部屋に入った時最初に目がいく場所を「フォーカルポイント」といいますが、このフォーカルポイントとなる家具をお部屋の奥に配置すると人の視線をお部屋の奥に誘導させることができ、お部屋の奥行きに広がりを感じます。アクセントとなる家具がロータイプなら遠近法の効果も得られますから、よりリビングを広く見せる効果が期待できるでしょう。照明を壁面近くに配置する弊社事例:たまには家に帰らない日もリビングには、お部屋の明るさを確保するためのメインの天井照明だけでなく、フロアライトや間接照明を積極的に取り入れましょう。壁面に寄せてレイアウトすると、灯りが広がって陰影が生まれ、空間に奥行きが感じられます。シーリングライトにも間接照明が備わっているものがあるので、天井を照らすのもおすすめです。リビングを広く見せる家具・インテリア選びのコツ弊社事例:優雅な時間が流れる空間リビングを広く見せるには家具やインテリアアイテム選びがポイントになります。あまり広さのないリビングであっても、選ぶ家具によっては空間を実際より広く見せてくれるものもあるからです。では狭いお部屋を広く見せるにはどのような家具を選べば良いのでしょうか。ここではリビングを広く見せてくれる家具のポイントをくわしく解説しますので、ぜひ参考になさってください。高さが低い家具で"視線の抜け"を作るリビングを広く見せるには、目線より高さが低い家具を使いましょう。ロータイプの家具を使うと圧迫感がなく天井までの空間が広く感じるのと、さえぎるモノがなく視線が奥まで抜けてリビングが広く感じられます。かなり狭いリビングなら思い切って床に座るスタイルを検討してみるのも良いでしょう。広さがないリビングではいかに空間を大きく空けるかを考えながらコーディネートしてみるとスムーズなリビング作りができますよ。ソファはスッキリとした"脚付き"を選ぶ弊社事例:しごできルームリビングの主役とも言えるソファ。サイズが大きく存在感もあるので、ソファのデザインで空間の印象は大きく左右されます。おすすめなのは脚付きタイプのソファ。脚がなく床が埋まってしまうタイプのものよりも、抜け感が生まれるのでスッキリとした印象になるのがポイントです。迷ったらぜひ脚付きタイプを選びましょう。抜け感のあるテーブルやサイドテーブルを使う弊社事例:優雅な時間が流れる空間抜け感のあるテーブルやサイドテーブルはリビングを広く見せるポイントのひとつです。例えば脚が細いテーブルには抜け感があり圧迫感がないため、同じ広さの空間でもよりお部屋を広く見せてくれます。またソファの前にローテーブルを置かず、サイドテーブルにするのも良いでしょう。これはサイドテーブルを置くとソファの前に広い空間ができ、リビングが広く見えるメリットがあるためです。曲線的なデザインのテーブルを選ぶ弊社事例:しごできルーム丸みを帯びた曲線的なデザインのテーブルは、四角いデザインよりも床の見える面積が広くなります。丸テーブルを選ぶことで、視覚的にも緊張感のないリラックスした雰囲気に。お好みのテイストにもよりますが、一口に曲線といっても色や素材など様々なバリエーションがあるので、ぜひ一度検討してみてください。適切な収納量のある収納家具を置く弊社事例:優雅な時間が流れる空間収納機能のある家具を置いて細々したものは収納するようにすると、リビングがスッキリして空間が広く見えます。収納家具を置くというと、「大きいから嫌...」嫌がられる方も多いのですが、収納家具が一切置かれていないリビングだと、結局机の上やカウンターの上に物が溜まってしまっていることが多いです。収納機能のあるテレビ台やリビングボード 、テーブルを選んで細々したものを収納するようにするとリビングがスッキリと広く見えますよ^^また見せる収納を上手に使う方法もおすすめです。完全に隠してしまった方が良いものとあえて見せた方がおしゃれなものを見きわめ、広く開放的なリビングを作りましょう。ソファの代わりに一人がけチェアを置く狭いリビングを広く見せるためには、リビングの定番ともいえるソファをあえて置かず、代わりにこだわりのチェアを置くのもひとつの方法です。ソファは大きなスペースを必要としますから、自然と床を占める面積も大きくなります。思い切ってソファの代わりに座り心地の良いラウンジチェアなどの椅子を置くと、スペースを取らずおしゃれに仕上がりますし好きな場所に移動させることも可能です。弊社事例:帰りたくなるマイルーム何となくリビングにはソファを置くもの、と考えてしまいがちですが、こだわりチェアを置くならソファを置かない選択もできますし、小さめのソファと組み合わせて省スペースに仕上げるのも良いでしょう。大きなミラーを取り入れる弊社事例:自分だけの可愛いをつめこんで狭いリビングでは、極力物を置かないように...と考えるかもしれませんが、ミラーなどのインテリアはとてもおすすめなアイテムです。大きなミラーは周りを映すことで空間を広々と見せ、また、光を反射するので部屋を明るくする効果も。ガラス素材のインテリアを取り入れる弊社事例:ハイセンス・ミッドセンチュリーガラス素材の照明やテーブル、フラワーベースなどのインテリアは、空間に抜け感を与えててくれます。同じサイズのインテリアを置いた場合、ガラス素材などの透明なアイテムの方が圧迫感を軽減することができるのでおすすめです。リビングを広く見せる配色のコツ弊社事例:オシャレなカフェ風インテリアで新しい生活お部屋にどんな色をどれ位の割合で使うのか、その配色によってリビングを広く見せることが可能です。色にはそれぞれ働きがあり、選ぶ色によって温かいお部屋や清潔感のあるお部屋に印象づけることができますが、広さのイメージも変えることができます。ここでは配色を上手く利用して狭いリビングを広く見せるポイントについてくわしく解説します。〜カラーコーディネートの詳細記事はこちら〜インテリアは配色が決め手。カラーバランスや事例をプロが徹底解説部屋全体の色を3色にまとめるリビングを広く見せたい場合、お部屋に使う色を3色に抑えることで統一感が生まれ、スッキリした印象に仕上げることができます。この3色は配色(ベースカラー、アソートカラー、ポイントカラー)の黄金比率と呼ばれるものに当てはめて考えると、バランスがとれます。ベースカラーは天井や壁、床材など、お部屋で一番大きな面積を占める部分です。カーテンやラグ、ソファなどの大きな家具などに使われ、インテリアの主役ともいえるアソートカラー、雑貨や小物の色とされるポイントカラーがあります。これらのベースカラー:アソートカラー:ポイントカラーを70:25:5の割合でコーディネートすれば、センスの良いリビングが完成しますよ。ベースカラーを膨張色にする弊社事例:優雅なティータイムベースカラーを白やベージュなどの膨張色にするとリビングを広く見せることができます。膨張色とは、物を本来の大きさより大きく見せる効果のある色のことで、白や暖色系の赤、オレンジ、黄色などがそれにあたります。ベースカラーとは天井や壁、床材など、お部屋の大部分の面積を占める色のことです。リビングのベースカラーを膨張色(物を本来の大きさより大きく見せる効果がある色)にすると、リビングの空間に広がりが生まれて実際より広く見せることができます。寒色系の色を上手に使う弊社事例:オシャレなカフェ風インテリアで新しい生活リビングを広く見せる方法として、寒色系の色を上手に使うことも大切です。青や青緑などの寒色系は「後退色」ともいわれ、実際より遠くにあるように感じる色です。一方、赤やオレンジなどの暖色系は「進出色」で、実際より近くにあるように感じます。狭いリビングを広く見せるには寒色系の色を選ぶのがおすすめです。例えばこんな風に寒色系の色をお部屋の奥の壁に使えば、お部屋の奥行きに広がりが生まれます。床から天井に向かって明るい色にしていく狭いリビングを広く見せたい場合、床から天井に向かってだんだん明るい色にしていくのもおすすめの方法のひとつです。床材が暗めの色であれば、ラグやカーテンなどに明るい色を使うのも良いでしょう。天井に向かって徐々に明るい色を使うことによって、お部屋に広がりが生まれ、開放的な印象のリビングを作ることができます。大きな柄は避けるリビングが狭い場合、リビングを広く見せたいなら大きな柄は避けた方が良いでしょう。大きな柄は圧迫感を与えますから、狭いお部屋で大柄のアイテムを使えば余計狭さを感じることになります。柄の入ったアイテムを使いたい場合には小さい柄のものを選びましょう。例えば同じ花柄でも、狭いリビングに使うなら小花柄にするのがポイントです。またボーダーやストライプはリビングに広がりを持たせてくれるので広さのないリビングにもおすすめの柄です。狭いリビングを広く見せるレイアウト実例弊社事例:クラッシックが聞こえるようなここからは、弊社Praemioがインテリアコーディネートを行ったお客様宅の実例をご紹介します。そこまで広くない間取りでも、コツを押さえながらレイアウトすることで広く感じるリビングに仕上げています。ご自身のお部屋と照らし合わせながら、参考にご覧いただければ幸いです。大きな家具も淡いトーンでスッキリとこちらは大きなカウチソファを置いたリビング。あまり広くない空間ですが、家具やインテリアのカラーを内装に合わせた淡いトーンで揃えて、スッキリとした印象に仕上げました。また、部屋の奥に背の高い観葉植物や、デザイン性の高いフロアライトを配置することで目線を奥に誘導し、広々と見える工夫を施しています。ソファ前に配置したリビングテーブルは、角のない丸みを帯びたデザイン。床の見える面積が多くなるので、リビングを広く見せたいときにはぴったりです。四角形よりも見た目の緊張感も和らいで、リラックスしたお部屋に。〜上記で紹介した実例はコチラ〜ナチュラルだけど、ホテルライク照明使いで奥行きのある空間に続いては、リビングダイニングとプライベートルームが隣接したお部屋。部屋の奥に配置したフロアライトが、空間を広く見せるフォーカルポイントになっています。また、ソファのすぐ横にダイニングテーブルを配置しているので、こちらのリビングにはテーブルを置いていません。動線を広々と確保できますし、ラグの上にも座ってくつろぎたいという方にはおすすめのレイアウトです。リビングの隅にも、間接照明を設置。壁面を照らすことで陰影が生まれ、空間に奥行きが感じられます。〜上記で紹介した実例はコチラ〜窓から見える夕日を眺めながらホワイト×ゴールドで明るく広々とゴールドの照明が目を惹くリビングダイニング。物を最小限に抑えて床や壁を見せ、窓を塞がないことで、広々と感じられるお部屋にレイアウトしています。明るいホワイト系をベースに配色しているのも、お部屋を広く見せるポイントです。また、テーブルは圧迫感のない円形をチョイス。ソファ横にはキャビネットを配置して、雑多な生活感のあるものを隠せるようにしています。ラグジュアリーな大きなミラーも設置し、高級感のあるお部屋に仕上げました。〜上記で紹介した実例はコチラ〜クラッシックが聞こえるようなロータイプのソファで圧迫感を軽減最後にご紹介するのは、ソファの後ろにダイニングを配置した縦長のリビングダイニングです。ソファはロータイプで、脚元のデザインも華奢なものを選ぶことで、圧迫感を軽減。リビングダイニング間の動線を邪魔しないよう、アームは片側のみのタイプにしています。また、こちらのリビングには天井に間接照明が設置されています。天井を照らすことで、狭いリビングも広がりを感じることができますね。〜上記で紹介した実例はコチラ〜ダークな床の色に合わせて、かっこよく。まとめ|快適なリビング作りはインテリアコーディネーターに相談するのもおすすめ弊社事例:ホテルのような落ち着きのある大人のモダンリビングは家族が最も長く時間を過ごす場所ですから、少しでも居心地の良い快適な場所にしたいものです。今回紹介したポイントを踏まえてコーディネートすればお友達を招きたくなるような、ステキなリビングが作れるでしょう。もし自分でリビング作りをするのが不安な方はインテリアコーディネーターに相談してみるのも良いでしょう。インテリアコーディネーターはインテリアのプロですから、自分でイメージしていたリビングの改善点や新たな提案なども教えてもらえますし、何よりお任せしてもらえるのがうれしいポイントです。今回の記事を参考にして、ぜひ快適なリビングを完成させてくださいね。〜リビングの関連記事〜10畳で正方形のリビングダイニングをレイアウトするプロの実例集リビングダイニングの仕切り方|実例を使った家具やアイデアを紹介10畳の部屋をレイアウト!1LDKのリビングやワンルームの実例を紹介リビングとダイニングの違いはココ!LDKとDKのレイアウトのポイントも紹介快適な20畳リビングのレイアウト実例を紹介!理想の暮らしを叶えましょうおしゃれなリビングにするには壁紙がポイント。事例を元に選び方のコツをご紹介アクセントクロスの4つの失敗例から学ぶ!リビングの成功例も紹介失敗しないラグの選び方は色にあり!ラグのサイズはどれがベスト?基準の目安表とレイアウト例