お部屋にラグを置こうと思っているとき、どれぐらいのサイズのラグを選べば良いのか、部屋の広さに対してどのサイズならバランスが良いのか気になりますよね。この記事では、一般的で基準になるラグサイズを表で紹介しながら、どんな目線でラグを選べば良いのか徹底解説します。一人暮らし向けのワンルーム・リビング・寝室など、場所別でおすすめのラグサイズも参考にしてください。関連記事失敗しないラグの選び方は色にあり!ラグのサイズで失敗しない選び方の基本弊社事例:洗練された無骨さ。都会の隠れ家へようこそラグ選びで失敗しないために、5つのポイントを押さえておきましょう。部屋の広さにあった大きさのラグを選ぶラグの敷き方をイメージして選ぶ部屋のインテリアに合わせて選ぶ他の家具とのバランスを見て選ぶ設置する部屋に合わせて選ぶそれぞれのポイントを詳しく解説します。部屋の広さにあった大きさのラグを選ぶ弊社事例:高級タワーマンション30階でラグジュアリーなインテリアに囲まれながら部屋が占める床面積に対して、どれぐらいの大きさのラグを敷くのか事前にイメージしておき、部屋のサイズ感にあったラグを選びましょう。部屋の広さに対するラグの大きさに明確な基準はありませんが、6〜8畳程度の部屋であれば140×200cmサイズのラグ、10畳以上の部屋なら200×200cm以上のラグ選ぶとバランスが良いです。ラグの敷き方をイメージして選ぶ弊社事例:クラッシックが聞こえるような部屋の中で「どのようにラグを敷くか」で選び方も変わります。インテリアのアクセントとして使用するなら小さめのラグが良いですが、防音や防寒目的でラグを利用するなら、それなりに大きいサイズのラグが必要です。リビングとダイニングスペースを視覚的に区切るようなゾーニング目的でラグを敷く場合は、パーテーションの幅を決める感覚で、ラグサイズを決めましょう。部屋のインテリアに合わせて選ぶ弊社事例:ダークな床の色に合わせて、かっこよく。インテリア重視でラグを選ぶ際は、ラグのデザインや色はもちろん、素材感も重視して選ぶのがおすすめです。北欧風のインテリアにしたい場合は、ボタニカルデザインや色味のはっきりしたラグが相性が良いです。一方、大人っぽいモダンなデザインのインテリアにしたいなら、ブラック・ブラウン・グレー系のシンプルなラグがおすすめです。色味が単調になりがちな場合は、表面に凹凸があるラグや、織り方が特徴的なラグを選んで素材感で変化をつける方法も検討してみてください。他の家具とのバランスを見て選ぶ弊社事例:憧れの大人な男性ヴィンテージラグを何とあわせるかという目線で、家具とのバランスを考えて選ぶ方法です。ソファやリビングテーブルとラグをあわせる場合、もし可能であれば、予めソファとテーブルを部屋に配置した状態でサイズを測るのがおすすめです。家具が配置された状態の方が、必要なラグのサイズもよりイメージしやすくなります。どれぐらいの幅のラグにするか迷ったときは、基本的には、ソファの横幅より少し広めのラグを選ぶと失敗しません。また、ベッドの下にラグを敷くなら、円形ラグをアクセントのように横に配置したり、ベッドサイズより大きめのラグを敷いて足元でラグを見せる方法もあります。設置する部屋に合わせて選ぶ弊社事例:非日常で贅沢なひとときをリビングにラグを敷いておくと、ダイニングスペースとの視覚的な区切りにできたり、ダイニングテーブルから椅子を出し入れする際の傷予防にも使えます。ダイニングに置くラグのサイズを決めるときは、テーブルから椅子を最大に離した状態で必要な幅を測り、それより少し大きめサイズのラグを選びましょう。リビングスペースでラグを敷く場合は、ソファ前にアクセントとしてラグを利用するのか、床にも座って過ごすのかでも選ぶラグのサイズや質感も変わります。リビングでゴロゴロと寝転がるような使い方をするなら、大きめサイズで肌触りの良いタイプのラグがおすすめです。ラグサイズ早見表|部屋の広さと使い方で選ぶ目安ラグサイズ「畳」で換算用途90×150cm約1畳サイズ1人掛けソファ前、ベッド足元140×200cm約1.5畳サイズ2人掛けソファ前、ベッド横200×200cm約2畳サイズ3人掛けソファ前、リビングテーブル下、ベッド下200×250cm約3畳サイズ3人掛け以上のソファ前、ダイニングテーブル下、ベッド下240×240cm約4.5畳サイズ3人掛け以上のソファ前、ダイニングテーブル下、ベッド下240×340cm約6畳サイズかなり大きめのサイズでキッズルームなどにも最適ラグのサイズで統一された規格はありません。ただし、業界的に標準のラグサイズとして90×150cmや140×200cmなどがよく使われます。1畳サイズのラグは、一人暮らしのワンルームなどでも取り扱いやすいコンパクトサイズで、インテリアにちょっとしたアクセントを入れたいときに便利です。ラグとよくあわせるソファの横幅平均は170〜200cmが平均サイズです。そのため、ソファの下にラグを敷く場合は、ひとまわり大きい140×200cmサイズ(約1.5畳)以上のラグを選ぶと良いでしょう。なお、円形サイズのラグは、直径150cmや200cmなどのサイズがあります。例えば直径200cmの円形ラグであれば、幅200cmの正方形と同じ幅になるため約2畳分のスペースを占有するイメージです。部屋の広さに適したラグサイズの目安部屋の広さとラグのサイズのバランスを考える目安として、ソファとラグを組み合わせて、どれぐらいのサイズ感になるのかまとめます。ワンルームの広さなら、一人掛けのソファとあわせやすいサイズ感の90×150cmサイズのラグがおすすめです。また、二人掛けサイズのソファとあわせる140×200cmサイズのラグでも、ワンルームにちょうど良い大きさになります。1LDKのようなリビングが広めの部屋であれば、200×250cmサイズ以上のラグを選ぶと、余分なスペースがなくなるためおすすめです。なお、ラグは長方形と正方形の形がベースのため、部屋の形状に合わせてどちらか選ぶようにしましょう。円形ラグは、基本的にはアクセントとして使用するのが最適で、床に寝転がるような使い方を想定しているなら四角形タイプのラグの方がおすすめです。リビング|ソファ前やセンターラグのサイズ弊社事例:オシャレなカフェ風インテリアで新しい生活リビングにラグを敷く場合は、ソファとラグのサイズのバランスで選びましょう。ソファの前にラグを敷くなら、長方形タイプでソファの横幅よりもひとまわり大きいラグがおすすめです。ソファの横幅は種類によって様々ですが、平均的なサイズは170〜200cm程度と言われています。そのため、ラグの横幅は最低でも200cm以上のサイズが最適です。ソファの前にラグを敷くのではなくて、ソファの下にもラグを敷く場合は、長方形ではなく正方形タイプのラグがおすすめです。「ソファの横幅よりひとまわり大きめ」という基本はそのままに、縦幅も同じ大きさが良いため、200×200cm以上のサイズで選びましょう。ダイニング|テーブル+チェアをカバーするサイズ弊社記事:表参道・青山エリアでオススメの家具屋&インテリアショップを20店舗ご紹介【コーディネーター厳選】ダイニングでラグを敷く目的は、椅子を出し入れる際の音を軽減させたり、フローリングが傷つくのを防ぐのが主な用途です。生活シーンで椅子の出し入れは何度も行うことになるため、椅子の脚が引っかかってしまうような毛の長いラグだとダイニング用には不適切です。厚みがあまりなく、平織りタイプのラグから選ぶようにしましょう。また、特に重要なのが、椅子がラグからはみ出ないようなサイズ感です。テーブルの端からラグまでの距離は、最低でも70cm程度あればラグからはみ出ることはありませんが、出し入れの余裕を考えると100cmほど幅があると安心です。4人がけダイニングテーブルは奥行き80cm程度が主流なため、テーブル前後の奥行き100cm×2を加えて合計280cmサイズのラグを選ぶと良いでしょう。寝室|ベッド周りに敷くラグのサイズ弊社記事:ラグジュアリーとカッコイイが混ざると寝室にラグを敷くなら、ベッドの横にアクセントとしてラグを配置するか、ベッドの下にラグを配置するかの2択です。ベッドはダイニングチェアのように何度も動かすことはありませんが、毎日何十kgもの人の体重を支えているため、フローリングにもかなりの負担がかかります。フローリングのダメージを軽減するためにも、可能であればベッド下にラグを敷く方法がおすすめです。ベッド下全体にラグを敷く場合は、ベッドの横幅と足元側の奥行きに30〜50cm程度プラスしたサイズのラグを選びましょう。たとえば、セミダブルベッドのサイズは120×195cm程度のため、200×250cmサイズのラグがあればベッド下に余裕をもって敷けます。ベッド下の全面にラグを敷かずに、半分程度ラグを敷く方法なら、予算も抑えつつインテリアとしてもおしゃれな寝室にできますね。ワンルーム|限られた空間に最適なサイズワンルームでラグを敷く場合は、円形タイプのラグが使用しやすくおすすめです。日本の賃貸マンションやアパート物件は、何も考えずに家具を配置すると単調な部屋になりやすいです。1枚だけ円形のラグを配置するだけでも、ちょうど良いアクセントになり、部屋の雰囲気を一変できます。円形ラグの主流の大きさ150cmや200cm直径の大きさは、ワンルームでもちょうど良いサイズ感で使用しやすい点もメリットです。四角形タイプのラグを使用する場合、お部屋のアクセントにするなら90×150cm程度、寝転がって使用する用途なら140×200cmや200cm×200cm程度のものを選びましょう。ラグを敷いたおしゃれな部屋5選【実例集】インテリアコーディネート会社の弊社Praemioで、実際にお客様の物件でラグを活用してレイアウトした実例を紹介します。リビングとダイニングをラグで仕切った実例非日常的な空間をテーマに、インテリアコーディネートさせていただいた事例です。セカンドハウスとして利用されている物件だったため、生活感がないモダンな雰囲気のインテリアにしています。リビングとダイニングスペースが分かれていないタイプのお部屋でしたが、大きめサイズのラグを配置し視覚的に空間を分けました。ダイニングスペース側は、ラウンドテーブルと照明を配置しひとつの空間を作りつつ、リビングスペース側はラグで仕切っているため、2つの空間に分かれているように見せれらます。〜上記で紹介した弊社事例はコチラ〜・非日常で贅沢なひとときをリビングと寝室にラグを敷いた実例リビングスペースと寝室スペースにそれぞれ1枚づつラグを配置した実例です。グレーやダークグレーの同系色でインテリアをまとめ、ラグも部屋の雰囲気にあわせた色味であわせています。寝室でベッドの足元に配置したラグは、余った空間を埋める効果と、アクセントを加えて部屋が単調にならない効果も狙いました。カーテンと同じ生地で作ったベッドスローや、多灯照明など、細かなこだわりにも注目してみてください。〜上記で紹介した弊社事例はコチラ〜・モテる部屋大きめサイズでホテルライクに仕上げた実例広々としたリビングスペースと、それに隣接するような寝室が印象的な、おしゃれなレイアウトのお部屋でラグを使用した実例です。リビングスペースと寝室にそれぞれ1枚づつラグを配置し、どちらも2〜3mサイズとかなり大きなラグを使用しました。リビングはかなり広いスペースがあるため、このままの状態だと、どのように家具を配置すればいいか迷ってしまうかもしれません。そこで、1枚だけでも大きめサイズのラグを配置することで、ソファやテーブルを置く場所がイメージしやすくなるためおすすめです。〜上記で紹介した弊社事例はコチラ〜・ラグジュアリーとカッコイイが混ざると女性向けのワンルームをラグで演出した実例一人暮らし女性にあわせたインテリアで、ワンルームのお部屋にラグを利用した実例です。一般的な1DKタイプのお部屋で、寝室側とダイニング側に1枚づつラグを使用しています。寝室で使用している円形タイプのラグは、インテリアのアクセントにラグを使用したい場合に最適で、部屋の広さがないワンルームにもちょうど良いサイズ感です。〜上記で紹介した弊社事例はコチラ〜・自分だけの可愛いをつめこんでミニマルなワンルームにラグを敷いた実例1Kタイプのかなりシンプルなお部屋を、ホテルのような空間にコーディネートした実例です。1Kのワンルームに使用するには少し大きめサイズのラグを選び、カーペットのように部屋に敷き詰める感覚でラグを使用しました。ビジネスホテルのようにデスクと寝室のみのレイアウトですが、このような小さめの部屋でも、ラグを利用して適度に空間を分けられます。〜上記で紹介した弊社事例はコチラ〜・たまーに泊まる贅沢ラグサイズでよくある失敗パターンと対策|選ぶ前にチェック!弊社事例:都内で働く紳士のセカンドハウスラグは、部屋の印象を左右する重要なアイテム。でも、サイズ選びを間違えると「なんだかちぐはぐ」「使いにくい…」と後悔してしまうことも。ここでは、よくある失敗パターンとその対策を解説します。ラグを選ぶ際に① ラグが小さすぎて「浮いて見える」ラグが家具よりもひと回り小さく、ソファやテーブルの脚がすべてラグの外に出てしまっている状態。せっかくのラグが「ポツン」と見えてしまい、部屋がチグハグな印象に。対策としては、ソファやテーブルの脚が半分〜全体ラグに乗るサイズを選ぶのが◎。リビングなら縦160〜200cm前後×横230〜250cm前後が目安です。② ダイニングチェアがスムーズに引けない椅子を引いたときに、ラグの端に引っかかってガタつくなんてことも。ラグの上で椅子を引くたびに「ストレス!」と感じてしまいかねません。対策としては、「テーブル+椅子」をすべてカバーできるサイズを選びましょう。椅子を引く動作を考慮して、テーブルの外側に60〜70cmプラスが理想。③ 動線をふさぐ位置に敷いてしまう部屋の入口や通路にラグがかかって、歩きにくくなってしまうパターン。とくにワンルームなどでは生活動線を分断しがちです。対策としては、ラグの位置は「人の通り道」を避けて敷くのがポイント。模様替えやレイアウト変更と合わせて、生活動線も図でチェックしておくと良いでしょう。まとめ|ラグサイズは「部屋の広さ×使い方」で選ぶのが正解一般的によく使われるラグサイズを一覧表で紹介しつつ、お部屋の広さを基準にどんなサイズのラグを選べば良いのかも紹介しました。占有面積の広い床や壁は、部屋に入った瞬間とても目につきやすい場所のため、インテリアの良し悪しを大きく左右します。せっかくインテリアを頑張っても、ラグのサイズ感やデザインに違和感があると、おしゃれな雰囲気が台無しになってしまうかもしれません。ソファやテーブル選びで、あれこれ見に行ったり時間をかけて選ぶのと同じように、ぜひラグもこだわって選んでみてください。