パーソナルチェアとは、一人掛けの個人用の椅子のこと。自分専用の特等席でゆったりとくつろげる贅沢なインテリアアイテムです。弊社Praemioが担当させていただくお客様のお部屋でも、パーソナルチェアを取り入れてコーディネートすることがたくさんあります。ですが、ただ「おしゃれだから」と言って安易に購入すると「結局あまり使わなくて後悔した!」なんてことになりかねません。この記事では、パーソナルチェアで後悔しないためのポイントや選び方のコツ、コーディネートの実例まで詳しく解説します。ぜひ参考にして、お気に入りの一脚を見つけてくださいね。パーソナルチェアで後悔!5つの理由とは?弊社事例:窓から見える夕日を眺めながら「せっかくパーソナルチェアを購入したのに後悔してしまった...」というパターンには、一体どんな理由があるのでしょうか?後悔する5つの理由を具体的にご紹介するので、事前に押さえておくことで、失敗のリスクを減らしましょう。思ったより大きくて邪魔になるパーソナルチェアは一人掛けなので、省スペースでも取り入れやすいアイテムです。ただ、背もたれの高いハイバックタイプや深く腰掛けられる奥行きを備えたタイプなど、幅広いサイズがあります。「小さいから大丈夫だろう」と、しっかりとサイズを確認せずに選ぶと、生活動線の邪魔になったり圧迫感が出てしまって後悔することに。座り心地が良くないおしゃれなデザインが多いパーソナルチェアですが、やはり重要なのは実際に座ったときの座り心地です。体に合っていないと居心地が悪く、あまり座らなくなってしまいます。せっかくの自分だけの特等席。購入前には、背もたれや座面のフィット感、クッション性など、くまなくチェックしておくようにしましょう。寝転んでくつろげない2人掛けソファや3人掛けソファであれば、寝転んだり自由な体勢になったりすることできますが、パーソナルチェアは横になって使用することはできません。ただ、読書や映画鑑賞などの際には、長時間座っていても疲れない座り心地を提供してくれます。「足を伸ばしてくつろぎたい」という方は、オットマンを組み合わせられるタイプやフットレストのあるタイプを選ぶのもおすすめですよ。デザインに飽きるパーソナルチェアは、インテリアとしても活躍してくれるおしゃれなアイテム。ひとつ置くだけでお部屋のアクセントになり、ワンランク上の空間に仕上げることができます。ただ、存在感があるからこそ「お部屋に馴染まない」「しばらく使っていたらデザインに飽きてしまった」と後悔する場合も。将来を長期的に見て、長く使えるデザインのものを選びましょう。品質が悪くて長く使えないパーソナルチェアは、1万円ほどで買える安価なものや数十万もするような高級なものまで、幅広い価格帯のものが販売されています。デザインだけ重視するのであれば安くも購入できますが、座り心地が悪かったり、耐久性が悪かったりと長く使うのに適していない可能性もあります。ただ、「高ければ品質がいい」というわけでもないので、価格に見合った品質なのかどうかを見極める必要があります。パーソナルチェアで後悔しない!選び方5つのポイント弊社事例:「ラグジュアリーでカッコ良い」に振り切った寝室それでは、パーソナルチェア選びで後悔しないために、購入前に押さえておきたい5つのポイントをご紹介します。使用場面や用途を明確にするお部屋でパーソナルチェアに座るのは、どんなシーンでしょうか?最適なパーソナルチェアを選ぶには、使う場面や用途を考える必要があります。たとえば、映画鑑賞には長時間座っても疲れずリラックスできるものを。食事やゲームをするのであれば、体勢が後ろに倒れすぎるものは向いていないと言えます。来客時や一定時間だけ使うのであれば、折りたたみタイプも良いですね。設置場所とサイズを確認する使用シーンが決まったら、設置したい場所のスペースを測りましょう。毎日の暮らしの中で邪魔にならない位置か?動線はしっかりと確保できているか?といったシミュレーションが大切です。ちなみに人一人が通るのに必要な幅は、約60cm。スペースに合ったサイズ感のパーソナルチェアを選ぶことで、ストレスなく生活することができます。自分に合った座り心地のものを選ぶ身長や体格、好みなどは人それぞれですよね。だからこそ、できればパーソナルチェアは実際に座って試してみることをおすすめします。確認するポイントは、主にこちらの5つです。足が床につくかクッション性は最適か首は安定するか肘掛けは必要か立ち上がりは楽にできるかパーソナルチェアに座ったときに足が床がつかないと、疲れてしまう原因に。足が床につく座面高と奥行きのものを選びましょう。また、包まれるような座り心地がお好きであれば、柔らかな座面のものを選び、腰痛などが気になるという方は、硬めのものを選んで腰を安定させることがポイントです。自分にフィットした座り心地のパーソナルチェアを選ぶことで、ゆったりと快適に長時間過ごすことができますよ。部屋のテイストに合ったデザインを選ぶパーソナルチェアを飽きずに長く使用するには、お部屋に合ったデザインのものを選ぶことが大切です。おしゃれなデザインに惹かれて購入したものの、「部屋に置くと浮いてしまった」というのはよくある話。北欧テイストやナチュラルテイストであれば、柔らかなファブリック素材やカラーのものを。ヴィンテージテイストであれば、コーデュロイやレザーなどの素材がおすすめです。価格と耐久性のバランスを確認する市場にはリーズナブルな価格帯のものから高級な名作椅子まで、幅広い商品が販売されています。「安い」という理由だけで購入すると、すぐに壊れてしまう可能性も...。ただ、高級なものだからといって安心というわけでもありません。購入前に耐久性やメンテナンス面をしっかりと確認しておくことが、長く使える鍵となります。パーソナルチェアの機能弊社事例:しごできルームおしゃれで暮らしを豊かにしてくれるパーソナルチェア。人間工学をもとに設計されたものや有名なデザイナーが手がけたものなど、そのバリエーションはさまざま。大きなソファにはない快適さを追求した機能が備わっているものが多いので、具体的にどのような機能があるのかご紹介します。リクライニング機能背もたれが傾斜して、好みの角度に調整することができるリクライニング機能。映画鑑賞や仮眠など、リラックスタイムにはぴったりの機能です。モデルによってはヘッドレストやフットレストがついているので、伸び伸びとくつろぐこともできます。回転・移動機能座面が回転するタイプや脚にキャスターがついているタイプは、スムーズな動作が可能です。パーソナルチェアを仕事や作業メインに使用する場合は、椅子を出し入れする手間が省けてありがたい機能です。マッサージや暖房機能一日の疲れをとことん癒してくれる、マッサージや暖房付きのパーソナルチェア。機能性が充実する分、すこしサイズ感が大きくなりますが、至福のひとときを過ごすにはもってこいの機能ですね。パーソナルチェアはどんな人におすすめ?弊社事例:ジェントルマンの隠れ家「後悔するのではないか」と懸念されている方も多いパーソナルチェア。具体的に、どのような人にパーソナルチェアはおすすめなのでしょうか?使用する目的別に解説します。一人暮らしで部屋が狭い「大きなソファを置くスペースがない」という場合は、パーソナルチェアがおすすめです。しっかりとサイズを確認する必要はあるものの、二人掛けや三人掛けのソファに比べてコンパクトなので、広くないお部屋にも設置することができます。将来ライフスタイルが変わって、大きな部屋に引っ越したり家族が増えたりしたときにも気軽に持っていけるのが、パーソナルチェアの魅力でもあります。一人で集中する時間がほしい本を読んだり仕事をしたりと、何かに没頭したいという方にもパーソナルチェアは最適。家族と住んでいて大きなソファを置いているという場合でも、同じソファに隣り合って座るよりも自分だけのスペースに座ることで、周りを気にせず集中して取り組むことができます。自分好みの座り心地ですから、長時間座っていても疲れないのがうれしいですね。来客が多い友人が遊びに来たリビングで「どこに座ってもらおうか」なんて場面はありませんか?パーソナルチェアがあれば、自身はそちらに座って来客は広々としたソファに座ってもらうといった使い方ができます。ダイニングで食事をした後に、リビングのテーブルを囲んでまったりと晩酌するのも素敵ですね。来客が多いお宅では、パーソナルチェアをひとつ持っているとフレキシブルに活躍してくれますよ。〜関連記事〜『一人暮らし』ソファ選びの悩み解決!おしゃれなインテリア実例とレイアウトパーソナルチェアを取り入れたインテリア実例弊社事例:ハイセンス・ミッドセンチュリーここからは、弊社Praemioで実際にコーディネートしたお客様のお部屋をご紹介します。使用しているパーソナルチェアやインテリアのポイントなどを詳しく解説するので、参考にしていただければ幸いです。一人暮らし1Kのお部屋を快適に間接照明で雰囲気たっぷりのこちらの空間。一人暮らしの1Kのお部屋をコーディネートさせていただきました。広くない間取りで大きなソファは置けないものの「ホテルのような贅沢な空間」をコンセプトに、くつろぎ感のあるパーソナルチェアを配置。こちらは日本の老舗ブランドnakamuraのラウンジチェア(N736-01)です。張り地や脚元のカラーなどを選べるので、シックで落ち着いたテイストに合わせてオーダーしました。ラウンジチェアの高さに合わせたサイドテーブルを置いて、食事や読書なども快適に。ワンルームや1Kではベッドが空間の大きな面積を占めますが、窓際にチェアを置くことで、メリハリのある空間に仕上げました。窓からの景色を眺めながらの晩酌タイムなども、ゆったりと楽しめるお部屋になりました。〜上記で紹介した弊社実例はコチラ〜たまーに泊まる贅沢暮らしのシーンに合わせて広々とした空間に、ダイニングとリビング、書斎をレイアウトしたこちらのお部屋。全てが同じ空間にあるものの、ソファ前にラグを敷くことでゾーニングして空間を上手に区切っています。大きなソファの近くには、先ほどご紹介したnakamuraのラウンジチェア(N736-01)を配置。張り地のカラーを変えることで、より高級感のある印象をプラスしました。ソファとラウンジチェアの間にはサイドテーブルを置いて、どちらに座った人でもスムーズに手が届くように。このようにスペースに余裕のあるリビングでは、大きなソファとパーソナルチェアを組み合わせて設置することで、シーンに合わせた座り心地を選ぶことができます。〜上記で紹介した弊社実例はコチラ〜ラグジュアリーとカッコイイが混ざると名作チェアでこなれたヴィンテージ感をこちらはタワーマンションの一室。レザーソファやアイアンのインテリアアイテムをコーディネートして、タワーマンションとは思えないヴィンテージテイストな空間に仕上げました。選んだパーソナルチェアは「バタフライチェア」という愛称でも親しまれているCUERO社の「BKFチェア」。3人のアルゼンチンデザイナー(アントニオ・ボネット、フアン・クルチャン、ホルヘ・フェラーリ=ハードイ)の手によって、1938年に誕生した名作チェアです。コンパクトですが、くたっとした本革の佇まいや座ったときのフィット感は特別なものがあります。スペースをあまり取れない一人暮らしのお部屋などにもおすすめのパーソナルチェアです。〜上記で紹介した弊社実例はコチラ〜タワーマンション最上階らしからぬヴィンテージインテリア目を惹くハイセンスなデザイン続いての実例は、カラフルなアイテムが目を惹くこちらのお部屋。1940~1960年代のアメリカで生まれた「ミッドセンチュリーインテリア」をテーマにコーディネートしました。ベッドルーム横のリビングには、デザインの違うパーソナルチェアを2脚設置。デザイン違いですが、お部屋のテーマカラーであるイエローとグリーンを使用した生地を選んで統一感を出しています。大きなストライプ柄が目を惹くパーソナルチェアは、1927年創業の老舗ブランドSWITCHの「Cosmic Chair(コスミックチェア)」。クロスした脚や柄などのレトロなデザインが、ミッドセンチュリーインテリアにぴったりです。その上、実は360°回転するという優れもの。リラックスタイム以外に在宅ワークでも快適に使えそうですね。パートナーや家族と暮らしていて「体格や好みの座り心地が全然違う!」という場合は、こんな風にそれぞれに合ったパーソナルチェアを選ぶのもおすすめの方法です。〜上記で紹介した弊社実例はコチラ〜ハイセンス・ミッドセンチュリーゆったりと過ごせる贅沢空間続いてのお部屋は、温もりの感じられる木製アイテムやヴィンテージ感のあるアイアンアイテムを組み合わせて、ナチュラルヴィンテージな落ち着きのある空間に仕上げました。ダイニング横のソファも、コーデュロイ生地でぐっとこなれた雰囲気に。窓辺のお部屋には、パーソナルチェアを贅沢に設置。柔らかな灯りのフロアライトも置いて、とにかくほっと癒される空間を演出しました。選んだのは、イタリアンデザインソファを取り扱うRERAX FOAMの「KARDIA(カルディア)」。座面にポケットコイル、背面にはフェザーを使用してとことん座り心地にこだわったアイテムです。電動のリクライニングソファなので、読書をするとき、仮眠をするとき...と場面に応じてお好みの角度に調整することができます。〜上記で紹介した弊社実例はコチラ〜窓から見える夕日を眺めながらおすすめのパーソナルチェア20選【タイプ別】さて、弊社の実例をご紹介しましたが、まだまだ素敵なパーソナルチェアはたくさんあります。そこで最後に「おすすめのパーソナルチェア20選」を、下記のタイプ別にご紹介します。コンパクトなタイプ折り畳みタイプハイバックタイプリクライニングタイプワンルームに置けるようなコンパクトなものから、高級感たっぷりの贅沢なものまで幅広くご紹介するので、お気に入りの一脚を見つけてみてください。コンパクトなタイプのパーソナルチェアまずは、一人暮らしのワンルームやあまり広くないお部屋におすすめのパーソナルチェアをご紹介。奥行きが70cm前後のコンパクトなものを選びました。独特で柔らかな曲線フォルム|SWAN CHAIR出典: FRITZHANSEN1958年、デンマークの建築家であるアルネ・ヤコブセンがデザインした「SWAN CHAIR(スワンチェア)」。コペンハーゲンの「SASロイヤルホテル」のために制作されて以来、今もなお世界で愛され続ける北欧インテリアの代表的なチェアです。白鳥の羽を思わせるような曲線デザインは、体をふんわりと包むような座り心地。空間にソフトでやさしい雰囲気をもたらしてくれます。レザー×オークの美しさ|The Spanish Chair出典:scandinavianこちらは、デンマークの家具デザイナーであるボーエ・モーエンセンが手掛けた「The Spanish Chair(スパニッシュチェア)」。スペインの伝統的な椅子をリデザインすることで生まれた、世界で愛され続ける名作家具です。体に馴染むレザーの座り心地や、余裕を持って肘を預けられるアーム部分が魅力。経年変化で徐々に深まっていく風合いを楽しむことができ、一生物の家具と言っても過言ではありません。両手を広げたような優しいデザイン|CH71 Lounge Chair出典:H.L.D「椅子の巨匠」として知られるデンマークのデザイナー、ハンス・J・ウェグナーによって、1952年に発表された「CH71 Lounge Chair(ラウンジチェア)」。先駆けて制作されていた「AP69(通称ベアチェア)」を小さくしたようなデザインから、「ミニベア」という愛称で親しまれています。テディベアが両手を広げたような優しいフォルムが特徴的で、コンパクトながらも、しっかりと体を支えてくれる背もたれがポイント。また、手を添えたときにやさしく馴染んでくれる、アーム先に施された木部も魅力です。華奢で上品な木製フレーム|OW149 Colonial Chair出典:CARLHANSEN&SON「 OW149 Colonial Chair(コロ二アルチェア)」は、デンマークの家具デザイナーであるオーレ・ヴァンシャーによって、1959年に発表されました。洗練された細く美しいデザインは、機能主義者と評価される彼の特徴。すこし後ろに傾斜がかかっているので、体を預けられる座り心地です。継ぎ目のないスタイリッシュなフレーム|PK25™出典:myranこちらは、デンマークの家具デザイナーであるポール・ケアホルムがデザインした「PK25™」。平たいスチールを用いた、モダンでスタイリッシュなフレームが目を引きます。シート部分にはナイロン入りの麻紐を使用していて、体にフィットする安定した座り心地。通気性も良いので、夏場や屋外で使うのにももってこいのチェアです。現代的でファッショナブルなデザイン|LaForma BRIDA出典:LaForma続いてご紹介するのは、バルセロナ発のインテリアブランドLaForma(ラ フォーマ)の「BRIDA(ブリダ)」一人掛けソファ。「インテリアをファッションのように楽しむ」というコンセプト通り、おしゃれで現代的なデザインが魅力です。クッション部分はたっぷりとボリュームがありますが、フレームが華奢なので圧迫感を感じさせません。味わいのあるヴィンテージな佇まい|カリモク Kチェア出典:カリモク601940年に愛知県で創業された日本の老舗家具ブランド、カリモク。1962年、初の自社製品として開発された「Kチェア」は、今でもカリモクのアイコン的存在となっています。 温もりの感じられる天然木のアームに、ボタン留めが施されたヴィンテージなデザインは、お部屋をぐっと味わい深い雰囲気に仕上げてくれます。リゾート感溢れるデザイン|Acapluco出典:METROCS「Acapluco(アカプルコ)チェア」は、リゾートを彷彿させるリラックス感のあるデザインが魅力。インテリアブランドMETROCS(メトロクス)が、1960年代からメキシコで親しまれていた屋外用ラウンジチェアをリデザインしたアイテムです。カラーバリエーションも豊富で、色によって印象がガラリと変わります。屋外での使用はもちろん、お部屋のインテリアのアクセントにぴったりなチェアですよ。折り畳みタイプのパーソナルチェア必要な時にさっと出せて、不要な時はさっと片付けられる、便利な折り畳みタイプのものをご紹介します。 部屋の中だけでなく、天気の良い日はベランダに持ち出してのんびり...なんて使い方も良いですね。シンプルで心地よいデザイン|MG501 CUBA Chair出典:CARL HANSEN&SON1997年にモーテン・ゴッドラーがデザインした「CUBA Chair(キューバチェア)」は、折り畳み式のラウンジチェア。シンプルで軽量ながらも、耐久性の高いペーパーコードが編み込まれた座面と背もたれがしっかりと体を受け止めてくれるデザインです。一人暮らしの限られたスペースやベランダでのくつろぎタイムなど、ひょいっと持ち運べる気軽さが魅力。コンパクトながらも、名作ならではの洗練された佇まいと座り心地は、暮らしに心地よい時間を提供してくれます。機能性に優れたラウンジチェア|FK10 Plico chair出典:CARLHANSEN&SONシートのデザインが特徴的なラウンジチェア「FK10 Plico chair(プリコチェア)」。1964年、北欧デンマークのデザイナープレーベン・ファブリシャスとヨルゲン・カストホルムによって発表されました。イタリア語で「プリコ」は「折りたたみ」という意味で、名前のとおり折りたためるラウンジチェア。その上驚くべきは、なんとリクライニング式ということ。ベルト部分を調整することで、お好みの角度に変えることができるんです。人間工学に基づいたデザイン|Nychair出典:NychairX1970年、日本人デザイナー新居 猛(にいたけし)によって作られた「Nychair(ニーチェア)」。人間工学をもとに設計された座り心地は、一度座ったら立ち上がりたくなくなるほど快適です。 同じシリーズのオットマンやロッキングタイプも展開しています。簡単に折りたためるので、使わないときは家具の隙間にしまっておいても良いですね。先ほどのキューバチェアよりも折りたたんだ時のコンパクトさは劣るものの、背もたれが高いので、よりゆったりとくつろぎたいという方におすすめです。ハイバックタイプのパーソナルチェア頭までしっかりと支えてくれるハイバックタイプは、全身の力を抜いてリラックスできるので「長時間まったりとくつろぎたい」「読書をしながらそのまま昼寝もしたい」なんて人にぴったり。背もたれが傾斜していて奥行きがあるタイプが多いので、購入の際はサイズを入念に確認するようにしましょう。包み込むような曲線フォルム|EGG CHAIR出典:FRITZ HANSEN1958年にアルネ・ヤコブセンによってデザインされた北欧の名作家具「EGG CHAIR(エッグチェア)」。曲線のみで構成された独特なフォルムは、どこかで見かけたことがあるという方も多いかもしれません。お部屋で主役級の存在感を放つので、空間のアクセントにぴったりですね。見た目通り、まるで包み込まれるような感覚は、自分だけでくつろぐ特別な空間にはもってこいの座り心地です。シリーズのフットチェアを合わせると、さらにくつろぎ感がアップするのでおすすめ。モダンデザインの象徴|Eames Lounge Chair &Ottoman出典:HermanMillerこちらも言わずと知れた名作家具「Eames Lounge Chair&Ottoman(イームズラウンジチェア&オットマン)」。ミッド・センチュリーの代表的存在、チャールズ&レイ・イームズによって1956年に発表されたラウンジチェアです。プライウッドで成形されたフレームと、たっぷりとボリュームを持たせたレザークッション。傾斜した背もたれに身を委ねてオットマンに足を伸ばせば、ゆったりと贅沢な座り心地を味わうことができます。また、脚部は回転式になっていて利便性も備えた優れものです。シンプルで温かな曲線デザイン|FH429 Signature Chair出典:CARLHANSEN&SON1954年、「完璧主義」として評される家具職人フリッツ・ヘニングセンの手によって誕生した「FH429 Signature Chair(シグネチャーチェア)」。無駄のないシンプルなデザインでありながらも、温かな印象を与えるこのチェアは、彼の集大成とも言えるものでした。優雅な佇まいが魅力|SWOON Lounge出典:Fredericia2016年、デンマークのデザイン・ユニットであるスペース・コペンハーゲンが発表した「SWOON Lounge (スウーン・ラウンジ) 」。優雅な雰囲気を感じさせる、シェル型のシートが特徴的なラウンジチェアです。一体型になったシートは奥行きが深く、包み込まれるような安心感のある座り心地を提供してくれます。「北欧×日本」をコンセプトに|HIKARI出典:HIKARI日本の家具ブランド光製作所が手がけるイージーチェア「HIKARI」。「北欧と日本の良さを取り入れたデザイン」をコンセプトに、天然木と柔らかなファブリックを合わせた温かみのあるデザインが魅力です。同じシリーズのオットマンと合わせることで、よりリラックスした体勢でくつろげます。ふっくらと包まれる心地|天童木工ハイバックチェア出典:天童木工続いては、1940年創業の老舗ブランド天童木工。北欧を代表する家具デザイナーであるブルーノ・マットソンとのコラボレーションによって生まれたのが、こちらのハイバックチェア(M-0562WB-NT)です。「日本人の生活様式に合うように」とデザインされ、アームにまでクッションを施した座り心地は、ふっくらと包まれるような感覚。こちらも同じシリーズのオットマンと合わせてゆったりと足を伸ばすと、一層贅沢な時間を過ごすことができますよ。リクライニングタイプのパーソナルチェア最後にご紹介するのは、背もたれの角度を好みに合わせて調整できるリクライニングタイプのもの。映画鑑賞をするときや本を読むとき、昼寝をするとき...と、暮らしの場面に合わせた最適な体勢で過ごすことができます。最先端の技術で至福の座り心地|THE FIRST出典:karimoku「操作が一切いらない」という画期的な構造が特徴であるカリモクの「THE FIRST(ファースト)」。なんと座って体重をかけるだけで、ヘッドレスト、背面、座面が連動し、無段階にリクライニングするという優れものなんです。魅力は、人間工学に基づいた新素材「3Dネット」を使用した、体にフィットする至福の座り心地。6モデル展開しているので、デザインや座り心地など自身に最適なものを見つけることができます。インテリアに馴染むシンプルデザイン|Bo Recliner出典:SIMONS1941年に創業されたノルウェーの工房フィヨルドが手がける、充電式電動リクライニングチェア「Bo Recliner(ボー リクライナー)」。電動のリクライニングチェアは、大きさもあいまって存在感の強いものが多いですが、こちらはインテリアに馴染むシンプルな佇まいが魅力です。取り入れやすいカジュアルさ|レクト パーソナルチェア出典:CRASHGATE「世界観に縛られない」「壊して、作る」をコンセプトに様々なテイストのブランドを展開するCRASHGATE(クラッシュゲート)。「レクト パーソナルチェア」は、レバー操作でのリクライニングが可能となっています。こういった手動式のリクライニングタイプは、電動式よりも価格が低めなので「電動式は高すぎる」と感じている方にとてもおすすめです。パーソナルチェアでおしゃれなリラックス空間にしよう弊社事例:ハイセンス・ミッドセンチュリー今回はパーソナルチェアで後悔してしまう理由や、後悔しないための選び方、おすすめの商品など幅広く解説しました。いかがでしたでしょうか?後悔しないためにも、下記5つのポイントをしっかりと押さえておきましょう。使用場面や用途を明確にする設置場所とサイズを確認する自分に合った座り心地のものを選ぶ部屋のテイストに合ったデザインを選ぶ価格と耐久性のバランスを確認するパーソナルチェアは自分だけの特等席。お部屋のインテリアにも自分にもぴったりなものを選ぶことで、とっておきのリラックス空間を作ることができます。「憧れているけれど購入を迷っている」という方は、今回の記事を参考にパーソナルチェアをお部屋に取り入れて、インテリアを楽しんでくださいね。