都会的でスタイリッシュな印象が魅力のモダンインテリア。 洗練されたおしゃれな空間だからこそ、照明もモダンなものを選びたいですよね。ただ一概にモダンな照明といっても「どんなものが合うのだろうか?」「何をポイントに選べばいいのだろうか?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。そこで今回の記事では、モダンなインテリアに合う照明を分かりやすく解説します。選ぶときに気をつけたいポイントやコーディネート事例、おすすめの照明まで幅広くご紹介するので、最後までご覧いただければ幸いです。モダンなインテリアで照明が重要な理由モダンなお部屋には、必ずと言っていいほどおしゃれな照明がコーディネートされています。一体なぜでしょうか?それはずばり、照明がお部屋の印象を劇的に変えるから。そもそもモダンインテリアは、シンプルなデザインを基本としたスタイル。シンプルだからこそ、空間をかっこよく演出するための照明計画はかかせません。スポットライトで部分的にライトアップしたり、ダウンライトでBARのようなムードをプラスしたりと照明を上手に使うことで、モダンインテリアをさらにかっこよく引き立てることができるんです。モダンなインテリアで照明を選ぶポイントそれでは実際にモダンなインテリアに照明を合わせるとき、どんな点に気をつけておけばいいのでしょうか。おしゃれでモダンな照明を選ぶために押さえておきたい4つのポイントを見ていきましょう。①スタイリッシュで洗練されたデザインを選ぶ出典:ARTWORK STUDIOモダンな照明を選ぶときは、まずはデザインに注目してみましょう。モダンインテリアの特徴は「シンプルで直線的なデザイン」照明はコーディネートに似合うように、直線的なもの、曲線的なものどちらにしてもスタイリッシュなデザインを選ぶのが最適です。照明の洗練された佇まいは、シンプルなモダンインテリアの中で一層際立ってくれます。②無彩色やメタリックなカラーを選ぶカラーは黒や白、グレーといった無彩色やゴールドやシルバーといったメタリックなカラーの照明を選びましょう。空間のアクセントとして原色が用いられることもありますが、それは上級テクニックです。 モダンなインテリアを邪魔しないカラーを選ぶと失敗が少なく、コーディネートに馴染みやすいのでおすすめです。③無機質な素材感を選ぶ素材にもこだわるのもモダンな照明を選ぶときのポイントです。例えばガラスや金属、プラスチックなどの無機質な素材はモダンなインテリアと相性抜群。光沢のあるもので高級感を出すこともできますし、マットな質感のもので落ち着いた印象にすることもできますね。 どちらもモダンインテリアのクールな印象にぴったりとハマってくれます。④テイストに合ったデザインを選ぶ出典:ARTWORK STUDIOモダンインテリアと一口に言っても、シンプルモダンやナチュラルモダン、和モダン、北欧モダン、ヴィンテージモダン...という風に、とても幅広いテイストのスタイルが存在します。先ほど挙げた項目を押さえつつも、それぞれのイメージに合った照明を選ぶことが大切です。例えばナチュラルモダンであれば、無機質な素材だけでなく温もりの感じられる木材が組み合わさったものを。 ヴィンテージモダンであれば味わいのある裸電球やレトロなデザインの照明を合わせると、いっそうヴィンテージ感がアップしますよ。また、その際も押さえておきたいポイントは、都会的で洗練されたデザインを選ぶことです。モダンな照明のインテリアコーディネート事例それではここからは弊社のお客様の事例から、実際にモダンな照明を使用したコーディネートをご紹介します。 お部屋の雰囲気と照明のバランスに注目しながらご覧ください。オブジェのような佇まいのペンダント照明弊社事例:非日常で贅沢なひとときをモノトーンでまとめたこちらのホテルライクなお部屋。 生活感をなくし、大理石のテーブルなどで高級感や非日常な雰囲気をプラスしています。選んだのは、ボール状シェードが連なったデザインが特徴的なペンダント照明。 こちらはARTWORK STUDIO(アートワークスタジオ)の「Session」というアイテムです。出典:ARTWORK STUDIO全体のコーディネートはシンプルにしながら、個性的なデザインの照明をアクセントとして取り入れていれるとお部屋は一気に垢抜けます。光沢感のある素材がとても高級感があり、現代的でユニークなデザインはまるでアートのような佇まいですね。ミニマルデザインと抜け感のある素材感弊社事例:量よりも、質派です。ダークブラウンや落ち着いたトーンで統一した上質な雰囲気のリビングダイニング。重厚感のあるダイニングテーブルの上には、ガラスシェードで抜け感のあるペンダントライトを選びました。弊社事例:量よりも、質派です。そしてリビング側にもガラスシェードのフロアライトを。 華奢なポールの上にボウルが乗ったようなデザインは、シンプルながらも目を引きます。暗くなりがちなお部屋の角にフロアライトを設置することで明るさを確保しつつ、壁に陰影が生まれてムードのある空間に。出典:FLOSこちらで使用したのはFLOS(フロス)の「IC Lights」というシリーズの照明です。直線と円形だけで構成されたミニマルな美しいデザインは、まるでボールが浮いているような幻想的な雰囲気も...。 モダンインテリアを洗練された印象に彩ってくれます。アーチを描くラグジュアリーなフロアライト弊社事例:久しぶりの引っ越しで、心機一転。「大人の余裕を感じるインテリア」をテーマにコーディネートしたこちらのお部屋。天井照明で十分に明るさは確保できていますが、フロアライトを空間のポイントに置いています。出典:moda en casaこちらは、大きくアーチを描いたデザインが特徴的なFRANDSEN(フランゼン) の「lounge mini floor」リビングにひとつ置くだけでスポットライトのように空間を演出し、ラグジュアリーな印象をプラスしてくれます。シンプルながらも高級感のある佇まい弊社事例:ダークな床の色に合わせて、かっこよく。上品なグレーカラーとブラックでまとめたリビングダイニング。お部屋の明るさは十分に確保できていますが、ソファ横にフロアライトを設置しました。 スポットライトのように観葉植物を照らし、いい雰囲気を生み出しています。出典:BoConcept使っているのはBoConcept(ボーコンセプト)の「Kuta」というフロアライト。メタリックなブラックカラーが高級感のある佇まいです。 とてもシンプルなデザインなので、ごちゃつくことなくスッキリと空間に馴染んでくれます。 無駄を削ぎ落としたデザイン弊社事例:シンプルで、洗練された暮らしをモルタルのアクセントクロスが目を引く、スタイリッシュなリビングダイニング。ダイニング側にはペンダント照明を吊るしているので、隣り合うリビングにはシーリングライトを選びました。こうすることで空間に抜け感を生み、スッキリとした印象にしています。出典:ARTWORK STUDIOこのシーリングライトはアートワークスタジオの「Glow 6000」。 スタイリッシュなモダンインテリアに合うよう、無駄のないシンプルなものを選んでいます。ヴィンテージ感漂う天井照明弊社事例:和室がここまで生まれ変わりました大人な雰囲気が漂うヴィンテージ モダンのリビング。 全体的にブラックやダークグレーなど落ち着いたトーンで統一した空間です。出典:INTERFORMこちらのお部屋の天井照明には、INTERFORM(インターフォルム)の「Astre」をチョイス。マットな質感のアームとソケット、裸電球だけを組み合わせたレトロな佇まいはヴィンテージ感漂うお部屋にぴったりなんです。ホテルライクな寝室照明弊社事例:モテる部屋モダンな照明は、寝室にも。 リビングやダイニングはもちろん、眠る前の時間を過ごす寝室の照明の役割はとても重要です。こちらのベッドの両サイドにはテーブルライトを設置。 シンメトリーにコーディネートすることでホテルの一室のような高級感が生まれます。出典:DAIKO使用している照明はDAIKOのもの。直線的ですっきりとしたデザインがモダンなインテリアにすっきりとマッチします。また、ファブリック製のシェードはやさしく柔らかな光が広がるので、眠る前のリラックスタイムに最適。このように置く場所に合わせて素材感を選ぶのも照明選びのポイントです。上質なBARのような間接照明弊社事例:都内で働く紳士のセカンドハウスモダンなインテリアに合う照明は、デザインの際立つものばかりではありません。グレー系とブラウン系で統一したこちらのリビングですが、実はテレビの裏側に間接照明を入れています。間接照明を上手に取り入れることで、上質なBARやホテルラウンジのようなお部屋になりました。出典:gram eightgram eight(グラムエイト)のLEDバーライト「MANX」は、直帰25.2mmという極限まで細くしたLEDが特徴。省スペースに存在感なく設置できるので、まるで備え付けのライトのように空間を演出してくれます。こちらで紹介した事例非日常で贅沢なひとときを量よりも、質派です。久しぶりの引っ越しで、心機一転。ダークな床の色に合わせて、かっこよく。シンプルで、洗練された暮らしを和室がここまで生まれ変わりましたモテる部屋都内で働く紳士のセカンドハウスモダンな照明が見つかるおすすめのブランドをご紹介いざモダンな照明を購入しようと思ったとき、市場にはたくさんの商品が出回っていて、どのブランドがいいか迷ってしまうこともありますよね。そこで最後に、おしゃれでモダンな照明を取り扱っているブランドをご紹介します。 きっとお気に入りの照明が見つかるはずです。①アートワークスタジオ出典:ARTWORK STUDIOまず最初にご紹介するのは、1997年に創業されたインテリアブランド「ARTWORK STUDIO(アートワークスタジオ)」「ほかにないこだわりの照明をつくる」という信念のもと、数多くのオリジナルプロダクトを生み出しています。アートワークスタジオは、シンプルモダンな照明からインダストリアルで男前なデザインのものまで幅広く展開。例えばこちらの「Glow 5500」は、極限まで無駄を削ぎ落としたシンプルな佇まいのペンダントライト。見た目だけでなく色調調整など機能性にもこだわられているのは嬉しいポイントです。②グラムエイト出典:gram eight日本で唯一のシーリングファンの専門店として創業し、10年以上の歴史を持つ「gram eight(グラムエイト)」先程のコーディネート事例でご紹介したLEDバーライトなどの間接照明をはじめ、多種多様な照明を取り扱っています。コーヒーに用いるオリガミドリッパーをランプシェードにした「オリガミランプ ポータブル」は、独特な蛇腹シェードが特徴です。スタンド部分は2色展開、シェード部分は15色という豊富なカラーバリエーションも魅力。モノトーンコーディネートの中にアクセントとして取り入れてみてはいかがでしょうか。③フロス出典:FLOS「FLOS(フロス)」は、1962年に創設されたイタリアを代表する照明ブランド。まるでオブジェのような照明の数々は、見ているだけでもうっとりとするような美しさです。こちらは代表作のひとつである「SplügenBräu(スプリューゲンブラウ)」ペンダントライト。イタリアの有名デザイナーであるアッキーレとピエール・ジャコモ・カスティリオーニによって、ミラノのレストランのために製作された作品ですアルミ製のシェードはきらきらと眩しく輝き、空間を華やかに彩ってくれます。④アンビエンテック出典:Ambientec2009年に設立された日本のポータブル照明ブランド「Ambientec(アンビエンテック)」。独自のLED技術や細部までこだわり抜いたディテールは、国内外で人気を集めています。華奢で端正な佇まいのポータブル照明「TURN」一度はどこかで目にしたという方も多いのではないでしょうか。金属を削り出した高級感のある輝きや質感は、小さいながらもお部屋の中で大きな存在感を放ちます。メインの照明ではないですが、細部にまで上質な間接照明を取り入れることでお部屋のインテリアの質はぐんと高まります。⑤カルテル出典:KARTELL「KARTELL(カルテル)」は、1949年、ジュリオ・カステッリによって創立されたイタリアを代表するデザイン会社。世界130カ国以上に店舗を持ち、国際的な一流デザイナーと提携して生み出すプロダクトは、美しいだけでなく機能性も備えられています。こちらの「Khan」は、18世紀の伝統的なシャンデリアをモチーフに、無駄な装飾を削ぎ落とし現代的なデザインに仕上げたペンダントライト。縦長のLEDライトはろうそくをイメージしています。レトロでありながらも新鮮なデザインは、ヴィンテージモダンなお部屋と相性抜群の照明です。⑥ヤマギワ出典:YAMAGIWA最後にご紹介する「YAMAGIWA(ヤマギワ)」は、1923年創業の日本の老舗照明ブランドです。世界に名高い建築家フランク・ロイド・ライト財団とのパートナーシップを持ち、古くからインテリア業界を引率してきました。YAMAGIWAのロングセラーである「BAUMN」は、シンプルなフォルムとエレガントな風合いのファブリックが融合された照明。日本の伝統的な美しさをも感じさせ佇まいながらも、ミニマルでモダンな雰囲気にマッチします。ファブリックから広がる柔らかな灯りは、お部屋にほっと安らげる温もりを加えてくれます。モダンなインテリアには、おしゃれな照明で彩りをモダンなインテリアに似合う照明について紐解いてきましたが、いかがでしたでしょうか?今回ご紹介したポイントはこちら。スタイリッシュで洗練されたデザインを選ぶ無彩色やメタリックなカラーを選ぶ無機質な素材感を選ぶテイストに合ったデザインを選ぶモダンな照明と一口に言ってもお部屋になくてはならないメインの照明はもちろん、ムードよくインテリアを引き立ててくれる間接照明までたくさんの種類があります。空間の雰囲気をガラリと変える力を持っているので、ぜひこだわりを持ってお気に入りの照明を選んでみてくださいね。