新築の内装の決め方に悩む方は意外と多く、正解がないうえに周りで経験している人も少ないため、迷いやすいのが現実です。特に新築住宅や完成前の新築マンションを購入する場合は、床・壁・天井・扉などの内装材を自由に選べるため、こだわりを詰めた好みの空間を作り上げることができます。自分たちで選んだ内装で愛着の持てる家になると、おうち時間が長くなっても居心地よく過ごせそうですね! ただ、新築の内装選びは決める箇所がたくさんあり、さまざまな色や素材から選ぶため一苦労とも言われています。そのため、色がちぐはぐになってしまったりお部屋全体の一体感が感じられなかったり・・・理想としていたイメージとは違った空間になってしまうことも少なくありません。モデルルームやカタログで使われている内装をそのまま採用する手もありますが、せっかくの新築住宅なので、自分や一緒に住む家族に合った空間にアレンジしたいですよね。そこで本記事では、新築の内装を決めるときに押さえておきたい基本ポイントや、床・壁・天井など素材ごとの選び方、よくある失敗例とその対策まで詳しく解説します。また、インテリアコーディネーターに相談するメリットもご紹介。これから内装を検討する方が、後悔のない新築づくりを進めるための参考になる内容です。新築マンションの内装コーディネートから家具コーディネートまで行った事例は以下から!とにかく黒にこだわりたい!BlackInterior懐かしの、海外のインテリアをつくりたくてオシャレなカフェ風インテリアで新しい生活関連記事新築の内装やインテリアコーディネートは、コーディネーターと決めた方が良い理由。高級タワーマンションのインテリア・内装実例!眺めを活かすポイントやレイアウトをご紹介新築の内装を決めるときに知っておきたい基本弊社実例:とにかく黒にこだわりたい!BlackInterior新築の住まいづくりで重要なのが「内装決め」です。床や壁、天井、建具、カーテンなど、家の基本部分をどう仕上げるかによって、暮らしやすさや部屋の雰囲気は大きく変わります。特に新築の場合は後から簡単に変更できないため、慎重に選ぶことがポイントです。ここでは、新築内装を考える上で押さえておきたい基本を整理します。内装に含まれる要素新築の内装は、建物の構造の上に施す「仕上げ部分」です。具体的には以下の要素があります。床:フローリングやタイル、カーペットなど。色や素材の選び方で部屋の印象が大きく変わります。掃除やメンテナンスのしやすさもチェックしましょう。壁:クロスや塗装、タイルなど。色や柄を工夫すると、部屋が広く見えたり落ち着いた印象になります。天井:基本は白が一般的ですが、アクセントとして梁や間接照明を組み込むことも可能です。建具:ドアや収納扉など。素材やデザインを統一することで空間に一体感が生まれます。カーテン・ブラインド:内装の一部として、床や壁と調和させる色や素材を選ぶと、おしゃれで落ち着いた印象に。これらをバランスよく組み合わせることで、暮らしやすく、見た目もおしゃれな新築の内装が完成します。内装とインテリアの違い内装とインテリアは混同されがちですが、役割は異なります。内装:床・壁・天井・建具など、建物に固定された部分。家の「骨格」となる部分です。インテリア:家具、照明、ラグ、カーテン、小物など、自由に入れ替えられる部分。生活スタイルや好みに応じて変えられます。この違いを理解すると、新築内装の段階で「将来のインテリアも含めた空間イメージ」を描きやすくなります。例えば、床や壁の色味に合わせて家具を選ぶことで、統一感のあるおしゃれな部屋づくりが可能です。内装決めが暮らしやすさ・資産価値に与える影響内装は見た目だけでなく、暮らしやすさや将来の資産価値にも直結します。暮らしやすさ:床や壁の素材選び、建具の配置、動線の確保などで、毎日の生活が快適になります。掃除やメンテナンスのしやすさも大切です。資産価値:内装のデザインや素材は、中古で売る際の評価にも影響します。人気のある素材や色味を選ぶことで、将来的に売却しやすくなります。つまり、新築の内装決めは「暮らしやすい内装」を作るだけでなく、「資産価値を守る」意味でも非常に重要です。じっくり検討することで、長く満足できる住まいが実現します。新築の内装コーディネート2つのポイントそれではまず最初に、新築の内装を決める際の流れを押さえておきましょう。①テイスト・方向性を決める「どんなインテリアにしたいですか?」目指す空間のゴールを決めずに内装材のカタログや色味サンプル帳を見始めてしまうと、必ず途中でつまずいてしまいます。まずは、なりたい空間・目指すゴールを決めましょう。どのようなインテリアのテイストが好きなのか??どのような雰囲気の空間だと家族が過ごしやすいか??どんな空間だと落ち着くか。。考えてもなかなか出てこないと思います。そんな時は、住宅の内装デザイン誌やホームページ、ピンタレストやインスタグラムやお気に入りの映画などから様々なインテリア画像を見比べて、好きなテイストや理想のお部屋を探してみましょう。私のオススメのやり方は、ピンタレストで「とにかく気になった内装やインテリアの画像を集めて、共通している部分を探したり、なぜそれを選んだのかを言語化していく」です。そうすることで、自分が本当に理想としているインテリアが具体的にイメージしやすくなります。また、今使っているお気に入りのソファやテーブルなどの家具を新築先でも引き続き使用したい場合は、その家具がどのようなテイストの家具かイメージを膨らませてから内装を選んでいく必要があります。どのようなインテリア空間と相性が良いのか、こちらも画像を見比べて探していきましょう。②インテリアテイストの特徴を理解する好きなインテリアスタイルが決まったら、次はそのインテリアスタイルが「どんな素材」「どんな形」「どんな色味・配色バランス」で作られているのかを理解しましょう。そうすることで、内装を選ぶ際も「こんなインテリアテイストにしたいから、色味や素材感はコレ」と迷わずに済みますし、統一感も出しやすくなります。ちなみに、日本人に人気の代表的なインテリアスタイルは「北欧ナチュラル」「モダン」「インダストリアル」などです。他にもいろいろありますが、まずはこの3つのインテリアスタイルがどんな特徴なのかを解説します。北欧ナチュラル全体的に淡い色や木材やファブリックなどの天然素材をつかっていて、そこに北欧らしいシックな家具や色味のある家具がミックスされた定番のインテリアスタイルです。内装は、比較的木目がしっかり出ているフローリングや、ざっくりとした素材感のあるカーテンや壁紙はアクセントクロスを入れる場合もあります。モダン新築マンションのモデルルームなどでよく見かけるインテリアスタイルで、装飾を少なく色味も白や黒やシルバーなどを使いシンプルでスタイリッシュに仕上げたインテリアスタイルです。内装は大理石などツルッとした素材感や光沢のある壁紙や真っ白なフローリングなど使われることが多いです。インダストリアル内装はむき出しのコンクリートや素材感のある木材、家具はスチールなどの無機質な金属が使われていることが多く、無骨でスタイリッシュなインテリアスタイルです。代表的な3つのインテリアスタイルをご紹介しましたが、家具のテイストが違うのはもちろんですが、内装のテイストも違いますよね。色はもちろん、素材感や扉枠などの細かい箇所までそれぞれのこだわりがつまった空間になっています。細部の内装までこだわることができるのが、新築や注文住宅の特権です。この段階で理想のお部屋イメージ像をしっかりと決めることができたら、これからのアイテム選びはスムーズに進むはずです。ここでは充分に時間をかけて、これからの新築住居での生活風景を想像しながら、さまざまなテイストのインテリア事例を見て、自分が惹かれるインテリアを探してみましょう。新築の内装【床材の決め方】弊社実例:懐かしの、海外のインテリアをつくりたくて目指すインテリアテイストが決まったら、さっそく内装決めを進めていきましょう。新築の内装の決め方は空間に占める面積が大きい場所から順番に決めていくことをおすすめします。面積が大きく、もっとも目に入りやすい「床」から決めていくとこの後の壁や天井、建具などもスムーズに進めやすくなりますよ♪好きな色や素材の床材を選ぶことはもちろんですが、インテリアコーディネートにおいては「空間に取り入れる色を3色以内にするとまとまりやすい」と言われています。さらに、この3色をベースカラー:アソートカラー:アクセントカラー=70%:25%:5%という比率で分けると、よりまとまりやすいと言われています。関連記事:インテリア配色の基本と実例を徹底解説|失敗しない色選びとコーデ術出典:WOODONE床材は「ベースカラー」に属します。ベースカラーとは名前の通り空間コーディネートの「ベース」となるカラーです。ベースカラーとしてのアイテムを選ぶ時のポイントは、空間の他のアイテムを邪魔しないシンプルで飽きの来ない色や素材であることです。ベーシックな床材を取り入れることで、これから選ぶアソートカラーやアクセントカラーになるアイテムをより引き立たせることができます。床材の種類ベースカラーのうち、床材は唯一身体(足)が触れる場所です。なので、床材を選ぶ時は見た目だけではなく”身体が触れた時の素材感や耐久性”の観点も取り入れてみましょう。一般的なフローリングには大きく分けて、無垢(単層)フローリングと複合フローリングがあります。出典:WOODONE無垢(単層)フローリングは天然100%の木材のフローリングのことを指します。天然木なので肌触りが良く、吸湿作用があるため湿度環境に応じて快適な湿度に保とうとするメリットがあります。お手入れ次第で味が出るので、素材の経年変化を楽しむことができます。また、天然素材でないと味わえない質感や肌触りを楽しめるのも無垢フローリングの醍醐味ですね。複合フローリングは、合板や集成材とよばれる複合の下地材の表面に、薄い天然木のシートを貼り合わせたものや、木目がプリントされたシートを貼り合わせたフローリングのことを指します。種類も多く傷がつきにくくメンテナンスもしやすいので一般的に多く使用されています。床暖房対応や防水性タイプやペットの滑りにくさに配慮したものなど、機能性を兼ね備えたアイテムも存在します。無垢フローリングと複合フローリング、メンテナンス性をとるか天然素材の質感や温かさをとるか。何を重要視するかで使用するフローリングは変わってきます。また、実際に選ぶ際は肌触りや質感を実際のサンプルを見て触れて確認してから選ぶことをオススメします!新築の内装【壁・天井の決め方】弊社実例:とにかく黒にこだわりたい!BlackInterior床材が決まったら、壁・天井と決めていきましょう。壁や天井も内装のなかでもの広い範囲を占める部分になるので、基本的には床材と同様に「ベースカラー」になります。壁・天井の決め方のポイントは、「シンプルで飽きの来ないカラーを選ぶ」です。出典:sangetuただ、「シンプル=白」だからと、すべて真っ白のクロスにしてしまうとお部屋が白くなりすぎてリラックスできない空間になってしまいます。白を選ばれる際は、オフホワイトや少しだけベージュが入った白を選ぶことをオススメします。壁の色・素材出典:sangetu壁面には一部分や一面だけアクセントになる色や模様、素材を取り入れて空間のデザイン性を上げることもできます。目を引く模様のアクセントクロスや一部にタイルを取り入れると、個性の感じられる内装空間に感じられます。出典:sangetuただ、海外インテリアのような目立つ色や模様のアクセントクロスには少し抵抗を持たれる方がほとんどだと思います。そういった場合は無理に派手なクロスを選ばずに無地で穏やかな色のクロスやシンプルをオススメします。出典:sangetu出典:sangetuまた、最近だと既存のクロスの上からでも貼って剥がせるクロスが出てきているので、ある程度生活してみて模様替え気分でそのような商品を使ってお部屋の雰囲気を変えてみるのも良いかもしれません。関連記事アクセントクロスの4つの失敗例から学ぶ!リビングの成功例も紹介天井の色・素材天井材は白色を取り入れている方がほとんどです。理由は、床面を濃い色→壁や天井にかけて薄い色にすることで、視覚的に開放感を感じられる空間になるからと考えられています。ただ、近年は天井に木材を施工する事例も増えています。天井部分に濃い色を取り入れることで重厚感のある落ち着いた空間に感じられます。実はスターバックスなどのカフェの天井って、天井に濃い色の木材を使われているところが多いんです。人って開放感よりも重厚感のある方が落ち着くので、そういう内装になっているみたいですよ〜。カフェのような落ち着く空間にしたい方は、ぜひ住宅の内装に取り入れてみてください。クロス以外の内装材一般的に、壁や天井の内装材はクロス(壁紙)にする方がほとんどかと思われますが、タイルや木材、漆喰を施工することも可能です。目を引くデザインや凹凸のあるタイルは、空間のアクセントになりますしこだわりが感じらて素敵ですよね。出典:LIXILこちらのテレビ側の壁面はリクシルのエコカラットです。エコカラットとは、リビングや寝室や玄関といったさまざまな場所に施工可能なパネル型の壁材です。新築を買われた方やリフォームをされた方であれば、一度は耳にしたことがあるかもしれません。それくらい新築やリフォームでよく使われる内装材なんです。なぜここまで人気なのかというと、見た目などデザイン性はもちろん機能性がとても優秀なんです。湿度が高い時は湿気を吸収し乾燥している時は湿気を放出し、ニオイも吸収してくれます。また、調湿建材でありながら水拭きによるお手入れも可能となっています。気になる方は、ぜひ一度チェックしてみてください♪https://www.ecocarat.jp/自然素材についてまた、漆喰や珪藻土などの自然素材も、調湿効果が期待できるの内装材の1つです。漆喰は石灰を由来とした壁材のことで、もとはサンゴ礁を原料としており自然由来の材料です。珪藻土は藻の一種である珪藻の遺骸が、海底で堆積してできた土のことです。昔の住宅では漆喰や珪藻土が取り入れられている住宅が多くありましたが、季節によって湿度変化の大きい日本ならではの気候環境に合わせた素材を暮らしに取り入れていたことがわかります。漆喰と珪藻土どちらも調湿効果がありますが、珪藻土の方がより調湿効果が高いです。耐久性は漆喰の方が高いです。新築の内装【建具の決め方】床や壁や天井など大きい部分の内装材が決まってきたら、次は扉や巾木、柱、廻り縁の決め方をご紹介します。 これまでの床・壁・天井に比べて空間に占める割合は小さくなりますが、空間の雰囲気に大きく影響を与える要素のひとつになります。 新築やリフォーム時の建具の選び方は、大きく分けて2つあります。 アクセントになる建具を選ぶ目に留まるデザインの扉や、床・壁・天井の色とは違う色の巾木や柱などを取り入れることによって、メリハリがついて空間が引き締まる効果があります。家具がすでに決まっている場合は、家具の色と合わせた建具で揃えることで、より空間全体の一体感が生まれます。出典:Panasonicこちらはグリーンの扉の色にすることで空間のアクセントになっています。家具はアンティークで重厚感がありますが、扉を軽やかなグリーンにすることで開放感がプラスされていますね。出典:Panasonicこちらはテレビボードなどの色と扉の色を合わせることで統一感を出しています。空間に溶け込む建具を選ぶ「白系の壁面には白系の扉」「フローリングと同じ色味の巾木」のように、建具を空間に溶け込ませることで、圧迫感を感じにくくなります。スペースが限られているお部屋におすすめです。出典:Panasonic出典:Panasonicこちらは、扉のついている壁面をアクセントクロスにすることで、あえて扉を強調しています。こういった場合の扉は、ただのフラットな扉ではなくガラス窓など装飾性のある扉にするのがオススメです。新築の内装【カーテンの決め方】弊社実例:懐かしの、海外のインテリアをつくりたくてカーテンを決め時のおすすめの順番は、カーテンスタイル・レール→機能性→色・柄です。また、新築だとカーテンレールの種類や位置の指定も出来るので、装飾レールにしたりカーテンレールの位置を天井付けにしたりなど、内装やなりたいイメージに合わせて決められるのも良いですね。カーテンのスタイルカーテンは一般的なドレープカーテンの他に、シェードカーテン、ロールスクリーン、ブラインドカーテンなど様々な設置スタイルがあります。掃き出し窓にはドレープカーテンのような横開きタイプのカーテンスタイルにする必要がありますが、腰窓や高窓には縦開きタイプのシェードやロールスクリーン、横型ブラインドの設置も可能です。出典:https://www.kayano-life.co.jp/magazine/515/カーテンレールまた、カーテンレールの種類についても、賃貸で使われているようなシルバーのレールではなくお部屋のイメージに合わせたレールにすることで、より統一感やまとまりのある空間にすることができます。出典:トーソ床や家具はナチュラルスタイルですが、カーテンレールやアートなどで黒のスッキリしたシンプルなデザインを取り入れることで、ナチュラルスタイリッシュな空間になっています。出典:トーソーカーテンレールやスタンド照明でさりげなくゴールドを取り入れることで、海外のようなエレガントさを演出しています。カーテンレールの位置については、レールを高い位置に付けることで窓が大きく見えお部屋も広くかんじる効果があります。出典:トーソーこのように、カーテンが天井近くから付けられると窓が大きく見えませんか?その理由は、視線が今までより上部へいくからです。ホテルに泊まった時などを思い出してみてください。お部屋の広さの割に広く感じることはないでしょうか。それは、天井または天井近くにカーテンレールを設置していることも関係しています。 このように、カーテンを決める際はカーテンだけではなくてカーテンのスタイルやレールの種類や取り付け位置にも気をつけてみてくださいね♪カーテンの機能カーテンは装飾性としての設置の他に、外からの視線や光を遮ったり、断熱や保温効果なども期待できるアイテムです。カーテンを設置するお部屋でいつどのように過ごすか想像して、適切な機能を兼ね備えたカーテンを選びましょう。寝室へは遮光カーテンを、日中過ごす時間の長いリビングへは紫外線カット機能付きの素材のカーテンを、日が当たりにくく冬の寒さを感じやすいお部屋へは断熱機能付きの素材のカーテンを選ぶなど、それぞれのお部屋に合わせた機能性を持つカーテンからお気に入りを探していきましょう。カーテンの色・柄お部屋の印象を大きく変えるカーテンの色や柄を決めましょう。建具と同様に、今まで決めてきた内装に「溶け込ませる」か、「空間のアクセントにする」かをまず決めます。「溶け込ませる」場合は、壁と色を合わせるか内装と同系色のカーテンを選ぶようにしましょう。カーテンを「空間のアクセントにする」場合は、最初に決めたテイストに合わせた色や柄、素材のアイテムを選びましょう。この場合は特に、実際のサンプルを見比べて慎重に決めていきたいですね。照明・家具と内装のバランス弊社実例:懐かしの、海外のインテリアをつくりたくて最後に、家具や照明と新築の内装のバランスについて解説します。家具家具は、家具屋さんから購入する家具以外に「造作家具」と呼ばれる作り付けの家具もあります。造作家具のメリットは、お部屋や生活スタイルに合ったサイズで設置でき、基本的に壁や床へ固定しているのでもしもの地震時に倒れる危険性が低い点です。好みや使い勝手を考慮したりお部屋の大きさに合わせた家具で作られたお部屋だと、これからのお家時間も気持ちよく過ごせそうですよね。間取りや施工会社にもよりますが、棚やカウンター、テーブルなどが一般的に造作家具での対応が可能な場合が多いです。造作家具は基本的に新築施工時やリフォーム時のみの対応になるため、忘れずに選択肢に入れておきましょう。弊社実例:懐かしの、海外のインテリアをつくりたくてただ、理想のインテリアテイストに合わせて家具のデザインや素材にこだわりたい場合は造作家具として対応できなかったり、コストが高くついてしまう可能性があります。また、気軽に模様替えが出来ないのも難点です・・。とはいえ世の中には、既存の家具でも様々な種類の大きさや色味やデザインがあります。既存の家具から選んでも特に問題なくお部屋作りは進められるかと思います。家具を選ぶときのポイントとしては、「床壁天井などの内装材の色と家具の色を合わせて、3色以内に抑える」です。最初の方にご説明した、ベースカラー:アソートカラー:アクセントカラー=70%:25%:5%を思い出してください。これでいうと、家具は「アソートカラー」や「アクセントカラー」に分類されます。ソファなどメインとなる大きめの家具は「アソートカラー」、クッションやアートなど小物類はお部屋のアクセントなので「アクセントカラー」です。ぜひ、3色を意識して家具を選んでみてくださいね。照明新築(またはリフォーム)の照明はスタイルだけでなく施工場所も決める必要があるため、理想のインテリアテイストや理想の過ごし方や家具の配置を想像しつつ、必要な場所へ適切な光が届くように施工会社やインテリアコーディネーターと相談しながら決めましょう。シャンデリアや大きなペンダントライトを検討している場合は照明器具の重さの関係で天井の補強が必要になる可能性があるため、前もってアイテムを決定して施工会社に伝えておきましょう。照明の選び方のポイントとしては、1室多灯です。「1部屋のなかに、複数の照明をつけましょう」という意味です。出典:DAIKO出典:IKEA賃貸だと1室1灯が多いのですが、それだとお部屋の隅々まで照らすことはできませんしお部屋に立体感がうまれにくく「のっぺりとした印象」になってしまいます。ベースはダウンライトでリビングはリラックスできるようにフロアライト。ダイニングではご飯が美味しく見えるようにペンダントライト。など用途ごとに照明を選んでみましょう♪新築内装についてよくある失敗と対策新築の内装決めは多岐に渉るため、完成したあとで「もっとこうすればよかった」「イメージと違った」といった後悔の声も少なくありません。そこでここではよくありがちな失敗と、失敗しないための対策を解説します。理想の内装を完成させるために、ぜひ参考にしてみてください。床材の色を安易に決めて後悔新築内装で多いのが「床の色選びの失敗」です。ショールームやカタログで見たときは良くても、実際の部屋に敷くと「思ったより暗い」「汚れが目立つ」と後悔するケースが少なくありません。対策床は壁や天井と違い、部屋全体の印象を大きく左右するため慎重に選ぶサンプルは必ず 大きめサイズを取り寄せて自然光の下で確認家具の色・素材との相性もシミュレーションしてから決めるクロスを柄物にしすぎて圧迫感が出るアクセントクロスは人気ですが、部屋全体を柄物にすると圧迫感や落ち着きのなさにつながります。対策柄や濃い色は「1面だけ」など部分的に取り入れるリビングや寝室は落ち着いたベースカラーを使い、子供部屋やトイレなどで遊ぶ将来の模様替えを考え、貼り替えやすい場所に取り入れるのも◎建具やサッシの色を軽視してしまう床や壁は慎重に選んでも、建具やサッシを「標準仕様のまま」で決めてしまい、空間の統一感を損なうことがあります。対策建具は「床の色」と合わせるか「壁に溶け込ませる」のどちらかを意識サッシはブラック・ホワイト・木目など色展開があるので、窓枠が浮かないか確認照明計画を後回しにして暗い部屋に内装に気を取られ、照明計画を後回しにすると「リビングが暗い」「陰影が強すぎて落ち着かない」といった後悔につながります。対策シーリングライトだけでなく、間接照明・ダウンライト・スタンドライトを組み合わせる家族の過ごし方(読書・テレビ・在宅ワーク)をイメージして配置する調光・調色できる照明を選ぶと暮らしの幅が広がるインテリアコーディネーターが内装決めでサポートできること弊社実例:オシャレなカフェ風インテリアで新しい生活せっかくのマイホームです。実際に暮らしてみて「やっぱりこうしたら良かった」と後悔はしたくないですよね。ただ、いざ家具を選ぶ時になって「予算配分を考えてなく家具の予算がない」「ここの壁紙はあの色にしてたら良かった..」「わざわざ壁面収納を作らなくても良かったかも」と言われる方が意外と多いのも事実です。内装を決める段階からインテリアコーディネーターが入れば、実際にインテリアコーディネートをして家具を置いたあとの”暮らし”をイメージしながら内装を決めたり予算の配分もできるので、このような後悔を未然に防ぐことができます。Praemioでは、家具のコーディネートだけではなく内装の選定から家具のコーディネートまでまるっと含めたプランもございます。新築(またはリフォーム)の内装の決め方に悩まれている方は、是非一度お気軽にご相談ください。まとめ|後悔しない新築内装は「事前準備」と「専門家のサポート」弊社実例:オシャレなカフェ風インテリアで新しい生活新築の内装は「床・壁・天井・建具・カーテン」など多くの要素から成り立ちます。どれも毎日目にし、長く使う部分だからこそ、素材や色の選び方ひとつで暮らしの快適さや印象が大きく変わります。失敗を防ぐためには、まず理想のインテリアテイストを決める床や壁はメンテナンス性も考慮する建具やカーテンは空間全体のバランスを意識することが大切です。スムーズに決めていくポイントとしては、まずは「これからどんな暮らし方をしたいか?どんなお部屋で過ごしたいか?と問いかけながら沢山の事例を探してみましょう」また、プロであるインテリアコーディネーターに相談することで、統一感ある提案やカラーシミュレーションができ、後悔の少ない家づくりが実現できます。世界に一つだけの居心地の良いお家を作って、憧れのマイホームでの新生活を楽しんでください。関連記事新築の内装やインテリアコーディネートは、コーディネーターと決めた方が良い理由。高級タワーマンションのインテリア・内装実例!眺めを活かすポイントやレイアウトをご紹介