寝室は一日の疲れを取り、リラックスする空間です。自宅の寝室を心地よくするために「ホテルライクな寝室にしてみたいけど、どうすればいいかわからない」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。ホテルの寝室は、間取りやベッドなどが自宅の寝室と大きく違い、予算の都合もあるのでどのようにホテルライクな寝室を考えればいいのかわかりにくいですよね。本記事では、ホテルライクな寝室を作る方法を解説します。また、インテリアスタイルごとにどのような特徴があるのかも解説します。本記事を読むと、自分の理想のホテルライクな寝室を作ることができます。【関連】 【インテリアコーディネートの依頼・相談】事例・費用相場・流れ・サービス内容について解説しますホテルライクな寝室を作る6つの方法出展:ピンタレストホテルライクな寝室を作る方法は以下の5つです。複数の照明を設置するインテリアスタイルに合うベッドに変更するヘッドボード側の壁面にアクセントクロスを貼る床はカーペットを敷くシンメトリーなレイアウトにするファブリックにこだわる上記の方法についてポイントを押さえながら実践することで、内装やレイアウト方法などについて詳細な部分までホテルライクな寝室にできます。1、複数の照明を配置する出展:ピンタレスホテルライクな寝室を作るために、複数の照明を配置して一室多灯の寝室にしましょう。寝室の照明で多く設置されているのは、シーリングライトやダウンライトです。フロアスタンドやテーブルスタンドを併用することで、柔らかく明るい光が加わりリラックスできる寝室にできます。使用するシーリングライトは調光・調色機能付きのタイプがおすすめです。調色機能があることで、照明の光の色をテーブルスタンドと合わせて、きれいな光の空間を作れます。また、調光機能があれば、シーリングライトのみ明るすぎることのないように調節が可能です。出典:Praemio ホテルライクなインテリアコーディネート事例(リビングと寝室)フロアスタンドは部屋の壁際に配置して光を分散させるレイアウトがおすすめです。テーブルスタンドは、上記画像の寝室のようにベッド横のナイトテーブルに設置しましょう。ナイトテーブルに設置することで、寝る前の時間を柔らかく暖かい光の元で過ごせます。ベッドでの短時間の読書や、夜中に目が覚めたときにすぐに手元を照らせるメリットがあります。フロアスタンドとテーブルスタンドの照明の色は、オレンジ色の光がおすすめです。リラックスするための寝室には、暖かみのある照明の色がピッタリ合います。2、インテリアスタイルに合うベッドフレームに変更するホテルライクな寝室を作るためには、ベッドフレームのデザインとベッドのサイズが重要です。デザインが寝室のインテリアに合っていなかったり、サイズが小さかったりするとホテルライクな雰囲気が作れないためです。ベッドフレームのデザインベッドフレームとヘッドボードの色やデザインを、寝室のインテリアスタイルに合わせて統一感を出すことが大切です。例えば、モダンな寝室であればブラックのフレームで、ヘッドボードは直線的なデザインのものがおすすめです。ベッドフレームの下部は、床までの隙間がない収納タイプではなく、脚付きのダブルクッションタイプがおすすめです。ダブルクッションはデザインからファブリックの柔らかさが感じられ、機能面では体圧分散性や通気性に優れています。また、脚元に空間があるとスッキリした印象になるためです。空間ができることで掃除がしやすくなり通気性も確保できるため、寝室をきれいに保ちやすくなるメリットがあります。ダブルクッション例 出展:シモンズ ダブルクッションベッドのサイズベッドのサイズは大きいサイズを選びましょう。ベッドのサイズが大きいと見た目からリラックス感が感じられやすく、寝るときもゆっくりと寝やすいためです。具体的には、一人で使用するベッドはセミダブルサイズ(横幅約120㎝×長さ195㎝)以上のベッドがおすすめです。二人で使用するときはクイーンサイズ(横幅約152㎝×長さ195㎝)以上がおすすめです。今まで使用してきたベッドよりも大きいサイズのベッドを新しく設置する場合、寝室に十分なスペースがあるのかを必ず確認しましょう。ベッドの周囲の動線も必要なため、事前の確認が大切です。3、ヘッドボード側の壁面にアクセントクロスを貼るホテルライクな寝室にするために、ヘッドボード側の壁面にアクセントクロスを貼りましょう。クロスの色や柄を変えることで、インテリアスタイルを演出しやすくなるためです。寝室の壁全体を変えるのではなく、一面だけの変更の場合コストも抑えられます。例えば、モダンな寝室ならブラックやグレーを基調色としたクロスが向いています。高級感が出やすいように、照明の光が当たったときに光沢感が出るクロスが特におすすめです。また、壁面に絵画や写真、ファブリックパネルなどを飾ればさらにホテルライクなインテリアになります。絵画などが飾られていると華やかさや彩りが追加され、高級感を高められるからです。アクセントクロスだけでは物足りなさを感じている方には、絵画などの壁面装飾がおすすめです。4、寝室の床はカーペットを敷くホテルライクな寝室にするために、床にカーペットを敷いたり部分的にラグを敷いたりしましょう。カーペットの柔らかい印象から、リラックスしやすい雰囲気が作れるためです。また、カーペット生地の色や光沢感の有無から、インテリアスタイルに合わせて高級感を出せるためホテルライクな寝室が作りやすくなります。また、カーペットを敷くことにより機能面から以下のメリットがあります。快適性カーペットは柔らかく、足触りがよいため、寝室での快適な居心地を感じられます。安全性カーペットは滑りにくく、転倒事故を防止できます。また、転倒してもクッション性があるため、怪我のリスクを減らせます。防音効果カーペットは音を吸収するため、足音や物音を軽減できます。このため、静かでリラックスした環境を作れます。断熱効果カーペットは空気層を作り、室温を保つ効果があります。このため、寝室の温度を一定に保ち冷暖房の効率を上げられます。5、シンメトリーなレイアウトにするホテルライクな寝室を作るために、寝室内をシンメトリーなレイアウトにしましょう。きれいな左右対称が作られている寝室は美しさと落ち着きが感じられ、リラックスしやすい空間になります。寝室に設置するベッドが1台の場合、ベッドを中心にして左右対称に照明などを配置しましょう。ベッド横にナイトテーブルやテーブルスタンドを設置する際は、片側だけでなく両側に同じものを設置するときれいに見えます。ベッドが2台あるときは、ベッドの間にナイトテーブルを設置して、そのナイトテーブルを中心にシンメトリーにレイアウトするのがおすすめです。6、ベッドのファブリックにこだわるホテルライクな寝室にするためには、ファブリックにこだわることが重要です。ベッドリネンやクッションによって、高級感やリラックスできる空間を演出できます。例えば、ホテルのベッドには大きさが違う複数の枕やクッションがレイアウトされています。これは、リラックスしやすく柔らかい雰囲気の空間を演出するためのものです。ベッドリネン(枕カバー、布団カバー、シーツ)の色は、ホワイト、ベージュ、グレーなどが使用されています。清潔感や落ち着いた印象を出すためです。布団カバーについては、寝室の内装やカーテンなどに合わせた色が使われることもあります。光沢感のあるベッドリネンを使うことで上質な空間にできます。他のファブリックアイテムとしてホテルでは、ベッドの足元部分にベッドスローが使用されています。寝室のインテリアに合う有彩色でアクセントカラーとして使用され、非日常の空間を演出し高級感を出しています。ホテルライクに特化したインテリアスタイルごとの寝室の特徴ホテルライクな寝室の特徴を、以下のインテリアスタイルごとに解説します。特徴がわかれば、好みのインテリアスタイルを決めて寝室を作りやすくなります。シンプルモダンラグジュアリーリゾートアジアン シンプルモダンなホテルライク寝室出典:ピンタレストモダンな寝室は、シンプルでスタイリッシュさが感じられる空間です。寝室の色彩は、ベッドリネンも含めホワイト、グレー、ブラック色のモノトーンの割合を多くするとモダンな空間が作りやすいです。好みにもよりますが、ブラック色が多すぎると暗くなりすぎる可能性があるため注意しましょう。ベッドフレームやヘッドボードのデザインは、直線的でシンプルなものが向いています。色彩については、ブラックやダークブラウンなど、濃いめの色がおすすめです。ラグジュアリーなホテルライク寝室ラグジュアリーな寝室は、豪華さや華やかさが感じられる空間です。寝室の色彩については、ホワイトや明るめのグレーなどをベースに、ゴールドやシルバーといったメタリックカラーをアクセントカラーで使用するとラグジュアリーな雰囲気を作りやすいです。ヘッドボードは重厚感や装飾性があるものを選びましょう。高級感とボリューム感が出るレザー張りなどもおすすめです。リゾートなホテルライク寝室出展:ピンタレストリゾートホテルのような寝室は、広々としていて開放感が感じられる空間です。大きな窓から外への広がりを感じられることも重要です。寝室の色彩については、ホワイトやベージュ、アイボリーなどの落ち着いた明るい色をベースにすることがおすすめです。アクセントカラーには、明るいブルーやグリーンなどのリゾート空間にある大自然をイメージしやすい色を使いましょう。出典:ピンタレスト木製のベッドフレームや家具は、オーク材などの明るい色味の木材が使用され空間に暖かみを出します。また、リゾートホテルには観葉植物が設置されていることもあり、オブジェやアクセントカラーとして使用されています。アジアンスタイルなホテルライク寝室出展:ピンタレストアジアンスタイルは自然素材を使用し、暖かさがある中に涼しさを感じられる空間です。寝室のベースカラーはベージュやアイボリー、ブラウンなどの落ち着いた色味がおすすめです。アクセントカラーは、ベッドスローに赤やオレンジ色など暖色系を使用しましょう。上品な暖かみのある空間にできます。出典:ピンタレスト家具の素材は、ラタンやウォーターヒヤシンスが使用されています。自然素材が生み出す独特な雰囲気が疲れた体を癒してくれます。 ホテルライクな寝室を作る際の注意点ホテルライクな寝室を作る際の注意点は以下の2点です。物を少なくするインテリアスタイルを崩さないようにするポイントに注意しながら寝室を作ることで「イメージと違った」などの失敗を減らせます。1、物を少なくするホテルライクな寝室を作る上で、物が多くならないように注意しましょう。断捨離などで物を少なくすることが大切です。物が多いと散らかりやすくなり、ホテルライクな寝室をきれいな状態で保つことが難しくなります。また、物が多いと収納スペースや収納家具が必要になり、寝室がイメージしていたよりも狭くなる可能性が高いです。ホテルライクな寝室で、狭さや圧迫感を感じる状態ではリラックスしてくつろげません。心地いい寝室にするために、寝室の物はできるだけ減らしましょう。2、インテリアスタイルを崩さないようにするホテルライクな寝室を作るために、インテリアスタイルを崩さないように注意しましょう。寝室を作る上で、SNSで情報を集めたり実際の家具を見たりすると、どれも美しくおしゃれに見えます。特定のインテリアスタイルに好みがなければ、いろんな家具に目移りしてしまいます。欲しいものだけをそろえてしまうと、シンプルモダンな寝室を作りたかったはずなのに、ラグジュアリーなカーテンを設置してしまい「イメージと違った」と後悔してしまうかもしれません。情報収集を行う際は欲しい家具などの候補を選び、確定させないことがポイントです。情報収集後にどのようなインテリアにしたいかを決めましょう。一度情報を整理することで、インテリアスタイルを決めやすくなります。インテリアスタイルが決まれば統一感のある、ホテルライクな寝室が作れます。【ホテルライクな寝室】まとめ本記事では、ホテルライクな寝室を作る方法を5つ解説しました。複数の照明を設置するインテリアスタイルに合うベッドに変更するヘッドボード側の壁面にアクセントクロスを貼る床はカーペットを敷くシンメトリーなレイアウトにする上記の方法を実践することで、快適な寝室が作れます。寝室に統一感や高級感を出すためには、ファブリックにこだわりインテリアスタイルを決めることが重要です。以下のインテリアスタイルごとの特徴も本記事で解説しました。特徴を捉えることでインテリアスタイルに沿った美しい寝室を作れます。モダンラグジュアリーリゾートアジアン特徴を把握して、自分にとって理想のホテルライクな寝室を作りましょう。