寝室は一日の疲れを取り、リラックスする空間です。自宅の寝室を心地よくするために「ホテルライクな寝室にしてみたいけど、どうすればいいかわからない」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。ホテルの寝室は、間取りやベッドなどが自宅の寝室と大きく違い、予算の都合もあるのでどのようにホテルライクな寝室を考えればいいのかわかりにくいですよね。本記事では、ホテルライクな寝室を作る方法を解説します。また、インテリアスタイルごとにどのような特徴があるのかも解説します。本記事を読むと、自分の理想のホテルライクな寝室を作ることができます。関連記事【インテリアコーディネートの依頼・相談】事例・費用相場・流れ・サービス内容について解説します寝室のアクセントクロスで理想の空間に!失敗しない色選びのコツと実例5選夫婦の8畳寝室のレイアウト事例をインテリアコーディーネート会社が解説落ち着く寝室の作り方|快眠とリラックスを叶えるインテリア術寝室のカーテンの色で安眠効果アップ!プロが教える色の選び方とおすすめ機能憧れのホテルライクな寝室とは?プロが考える3つの共通点「ホテルライクな寝室にしたい」と思っても、実際には何をどう整えれば“ホテルらしさ”が出るのか、少し曖昧に感じますよね。実は、ホテルライクな寝室には共通する“空間の法則”があります。間取りや広さに関係なく、ポイントを押さえれば自宅でも再現可能です。ここでは、プロの視点から見た「ホテルライクな寝室に共通する3つの要素」を解説します。生活感を徹底的に隠す「余白」のある空間ホテルの寝室が美しく見える最大の理由は、生活感が徹底的に排除されていることです。ティッシュ箱や充電ケーブル、日用品などが視界に入ると、一気に“自宅感”が出てしまいます。ホテルライクな寝室を目指すなら、まずは「見せない工夫」が重要です。たとえば、収納は扉付きにする、配線は隠す、ベッド周りに物を置きすぎないといった小さな積み重ねが、空間に“余白”を生みます。ホテルライクな寝室は、物を増やすのではなく、不要なものを減らすことから始まります。シンメトリー(左右対称)が生む安心感多くのホテルの寝室では、ベッドを中心に左右対称のレイアウトが採用されています。ベッドの両側にナイトテーブルを置いたり、アートを中央配置にしたりと、この「シンメトリー(左右対称)」が、空間に安定感を与えます。人は無意識に、整った配置を見ると安心感を覚えると言われています。そのため、ホテルライクな寝室では、できるだけ左右バランスを意識することが大切です。必ずしも完全な対称でなくても構いません。“視覚的にバランスが取れている”ことがポイントです。光の陰影でつくる“くつろぎの演出ホテルの寝室が心地よいのは、照明の使い方に理由があります。天井の照明だけを明るくつけるのではなく、間接照明やスタンドライトを組み合わせ、光に強弱をつけています。この“光の陰影”が、空間に奥行きと高級感を与えます。ベッドサイドのスタンドライト、足元を照らすフットライト、壁を照らす間接照明など複数の光源を使うことで、やわらかな雰囲気が生まれます。ホテルライクな寝室では、「明るさ」よりも「雰囲気」を重視することが重要です。光をコントロールすることで、自宅でも特別感のあるくつろぎ空間を演出できます。ホテルライクな寝室を作る6つの方法出典:ピンタレストホテルライクな寝室を作るためには、いくつかの“押さえるべきポイント”があります。なんとなく高級そうなアイテムを揃えるだけでは、理想の空間にはなりません。ここでは、プロが実際のコーディネートでも意識している6つの方法をご紹介します。複数の照明を設置するベッドフレームは空間の“主役”で選ぶヘッドボード側をフォーカルポイントにする床はラグ・カーペットで高級感を足すシンメトリーなレイアウトで整えるベッドファブリックは“重ねる”が基本ポイントを押さえながら実践することで、内装やレイアウトの細部まで洗練された、ワンランク上のホテルライクな寝室が完成します。1.複数の照明を配置する出典:ピンタレスホテルライクな寝室を作るために、複数の照明を配置して一室多灯の寝室にしましょう。寝室の照明で多く設置されているのは、シーリングライトやダウンライトです。フロアスタンドやテーブルスタンドを併用することで、柔らかく明るい光が加わりリラックスできる寝室にできます。シーリングライトは調光・調色機能付きのタイプがおすすめです。調色機能があることで、照明の光の色をテーブルスタンドと合わせて、きれいな光の空間を作れます。また、調光機能があれば、シーリングライトのみ明るすぎることのないように調節が可能です。フロアスタンドは部屋の壁際に配置して光を分散させるレイアウトがおすすめです。テーブルスタンドはナイトテーブルに設置することで、寝る前の時間を柔らかく暖かい光の元で過ごせます。ベッドでの短時間の読書や、夜中に目が覚めたときにすぐに手元を照らせるメリットがあります。フロアスタンドとテーブルスタンドの照明の色は、オレンジ色の光がおすすめです。リラックスするための寝室には、暖かみのある照明の色がピッタリ合います。2.ベッドフレームは空間の“主役”で選ぶホテルライクな寝室づくりで最も重要なのが、ベッド選びです。ベッドは寝室の中で最も面積が大きく、視線が集まる“主役”の存在だからです。デザインやサイズを妥協すると、空間全体の完成度が下がってしまいます。ベッドフレームのデザインベッドフレームとヘッドボードの色やデザインを、寝室のインテリアスタイルに合わせて統一感を出すことが大切です。例えば、モダンな寝室であればブラックのフレームで、ヘッドボードは直線的なデザインのものがおすすめです。ダブルクッション例 出展:シモンズ ダブルクッションベッドフレームの下部は、床までの隙間がない収納タイプではなく、脚付きのダブルクッションタイプがおすすめです。ダブルクッションはデザインからファブリックの柔らかさが感じられ、機能面では体圧分散性や通気性に優れています。また、脚元に空間があるとスッキリした印象になるためです。空間ができることで掃除がしやすくなり通気性も確保できるため、寝室をきれいに保ちやすくなるメリットがあります。ベッドのサイズと理想の通路幅ホテルライクな印象をつくるには、ワンサイズ大きめのベッドを選ぶのがおすすめです。一人使用 → セミダブル(約120cm×195cm)以上二人使用 → クイーン(約152cm×195cm)以上サイズが大きいだけで、視覚的にもゆとりが生まれ、ラグジュアリー感が増します。ただし、動線の確保は必須です。人が一人通るために必要な通路幅は約60cm。ベッド周囲のスペースを事前に確認し、圧迫感のない配置を心がけましょう。3.ヘッドボード側をフォーカルポイントにするホテルライクな寝室にするために、ヘッドボード側の壁面にアクセントクロスを貼りましょう。クロスの色や柄を変えることで、インテリアスタイルを演出しやすくなるためです。寝室の壁全体を変えるのではなく、一面だけの変更の場合コストも抑えられます。例えば、モダンな寝室ならブラックやグレーを基調色としたクロスが向いています。高級感が出やすいように、照明の光が当たったときに光沢感が出るクロスが特におすすめです。また、壁面に絵画や写真、ファブリックパネルなどを飾ればさらにホテルライクなインテリアになります。絵画などが飾られていると華やかさや彩りが追加され、高級感を高められるからです。アクセントクロスだけでは物足りなさを感じている方には、絵画などの壁面装飾がおすすめです。▶︎あわせて読みたい!寝室のアクセントクロスで理想の空間に!失敗しない色選びのコツと実例5選4.床はラグ・カーペットで高級感を足すホテルライクな寝室にするために、床にカーペットを敷いたり部分的にラグを敷いたりしましょう。カーペットの柔らかい印象から、リラックスしやすい雰囲気が作れるためです。また、カーペット生地の色や光沢感の有無から、インテリアスタイルに合わせて高級感を出せるためホテルライクな寝室が作りやすくなります。また、カーペットを敷くことにより機能面から以下のメリットがあります。快適性カーペットは柔らかく、足触りがよいため、寝室での快適な居心地を感じられます。安全性カーペットは滑りにくく、転倒事故を防止できます。また、転倒してもクッション性があるため、怪我のリスクを減らせます。防音効果カーペットは音を吸収するため、足音や物音を軽減できます。このため、静かでリラックスした環境を作れます。断熱効果カーペットは空気層を作り、室温を保つ効果があります。このため、寝室の温度を一定に保ち冷暖房の効率を上げられます。5.シンメトリーなレイアウトで整えるホテルライクな寝室を作るために、寝室内をシンメトリーなレイアウトにしましょう。きれいな左右対称が作られている寝室は美しさと落ち着きが感じられ、リラックスしやすい空間になります。寝室に設置するベッドが1台の場合、ベッドを中心にして左右対称に照明などを配置しましょう。ベッド横にナイトテーブルやテーブルスタンドを設置する際は、片側だけでなく両側に同じものを設置するときれいに見えます。ベッドが2台あるときは、ベッドの間にナイトテーブルを設置して、そのナイトテーブルを中心にシンメトリーにレイアウトするのがおすすめです。6.ベッドファブリックは“重ねる”が基本ホテルライクな寝室にするためには、ファブリックにこだわることが重要です。ホテルのベッドは決してシンプルに1枚だけで構成されていません。例えば、大きさが違う複数の枕やクッションがレイアウトされています。これは、リラックスしやすく柔らかい雰囲気の空間を演出するためのものです。清潔感と落ち着きを出すために、ベースはニュートラルカラーが基本です。光沢感のある素材を選ぶと、より上質な印象になります。また、ベッドの足元にかける“ベッドスロー”は、ホテルらしさを象徴するアイテム。寝室のインテリアに合う有彩色でアクセントカラーとして使用され、非日常の空間を演出し高級感を出しています。ファブリックを「重ねる」ことで奥行きが生まれ、ぐっと洗練された印象に仕上がります。スタイル別|ホテルライクな寝室インテリア実例弊社実例:高級タワーマンション30階でラグジュアリーなインテリアに囲まれながらホテルライクな寝室の特徴がわかれば、好みのインテリアスタイルを決めて寝室を作りやすくなります。ここでは、弊社Praemioのインテリアコーディネート実例も交えながら、インテリアスタイル別にご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。シンプルモダンラグジュアリーリゾートアジアン シンプルモダンなホテルライク寝室弊社実例:しごできルームモダンな寝室は、シンプルでスタイリッシュさが感じられる空間です。寝室の色彩は、ベッドリネンも含めホワイト、グレー、ブラック色のモノトーンの割合を多くするとモダンな空間が作りやすいです。好みにもよりますが、ブラック色が多すぎると暗くなりすぎる可能性があるため注意しましょう。弊社実例:たまーに泊まる贅沢ベッドフレームやヘッドボードのデザインは、直線的でシンプルなものが向いています。色彩については、ブラックやダークブラウンなど、濃いめの色がおすすめです。ただ、ダークトーンやモノトーンのみで構成すると無機質で重たい印象になりがちなので、フロアライトや間接照明を組み合わせて、あたたかな雰囲気を演出することがポイントです。ラグジュアリーなホテルライク寝室弊社実例ラグジュアリーな寝室は、豪華さや華やかさが感じられる空間です。寝室の色彩については、ホワイトや明るめのグレーなどをベースに、ゴールドやシルバーといったメタリックカラーをアクセントカラーで使用するとラグジュアリーな雰囲気を作りやすいです。弊社実例:高級タワーマンション30階でラグジュアリーなインテリアに囲まれながらヘッドボードは重厚感や装飾性があるものを選びましょう。高級感とボリューム感が出るレザー張りなどもおすすめです。照明はシャンデリアなどの光沢感のあるものを選ぶと、ぐっとラグジュアリーな印象に。リゾートなホテルライク寝室弊社実例リゾートホテルのような寝室は、広々としていて開放感が感じられる空間です。大きな窓から外への広がりを感じられることも重要です。寝室の色彩については、ホワイトやベージュ、アイボリーなどの明るい色をベースにすることがおすすめです。アクセントカラーには、明るいブルーやグリーンなどのリゾート空間にある大自然をイメージしやすい色を使いましょう。弊社実例:グリーンに囲まれた、こだわりのリラックス空間オーク材の明るい色味やウォルナットの落ち着いた色味の木製ベッドフレームや家具は、空間に暖かみを生みます。また、リゾートホテルには観葉植物が設置されていることもあり、オブジェやアクセントカラーとして使用されています。アジアンスタイルなホテルライク寝室出展:ピンタレストアジアンスタイルは自然素材を使用し、暖かさがある中に涼しさを感じられる空間です。寝室のベースカラーはベージュやアイボリー、ブラウンなどの落ち着いた色味がおすすめです。アクセントカラーは、ベッドスローに赤やオレンジ色など暖色系を使用しましょう。上品な暖かみのある空間にできます。出典:ピンタレスト家具の素材は、ラタンやウォーターヒヤシンスが使用されています。自然素材が生み出す独特な雰囲気が疲れた体を癒してくれます。 ホテルライクな寝室で失敗しないための注意点弊社実例:予定のない日が、待ち遠しくなる。ホテルライクな寝室を作る際の注意点は以下の2点です。物を少なくするインテリアスタイルを崩さないようにするポイントに注意しながら寝室を作ることで「イメージと違った」などの失敗を減らせます。1.物を減らさないと“生活感”は消えないホテルライクな寝室を作る上で、物が多くならないように注意しましょう。断捨離などで物を少なくすることが大切です。物が多いと散らかりやすくなり、ホテルライクな寝室をきれいな状態で保つことが難しくなります。また、物が多いと収納スペースや収納家具が必要になり、寝室がイメージしていたよりも狭くなる可能性が高いです。ホテルライクな寝室で、狭さや圧迫感を感じる状態ではリラックスしてくつろげません。心地いい寝室にするために、寝室の物はできるだけ減らしましょう。2.インテリアスタイルを混ぜすぎない弊社実例:「ラグジュアリーでカッコ良い」に振り切った寝室ホテルライクな寝室を作るために、インテリアスタイルを崩さないように注意しましょう。考えずに欲しいものだけをそろえてしまうと、シンプルモダンな寝室を作りたかったはずなのに、ラグジュアリーなカーテンを設置してしまい「イメージと違った」と後悔してしまうかもしれません。情報収集を行う際は欲しい家具などの候補を選び、一度情報を整理することで、インテリアスタイルを決めやすくなります。インテリアスタイルが決まれば統一感のある、ホテルライクな寝室が作れます。3.照明を一灯だけにしない弊社実例:予定のない日が、待ち遠しくなる。よくある質問|ホテルライクな寝室Q&A弊社実例:ナチュラルだけど、ホテルライクホテルライクな寝室づくりについて、実際によくいただくご質問をまとめました。「広さが足りないのでは?」「賃貸だから無理かも…」と不安に思われる方も多いですが、ポイントを押さえれば実現可能です。ここでは、特にご相談の多い3つの質問にお答えします。Q.6畳の寝室でもホテルライクにできますか?A.はい、6畳でも十分に可能です。大切なのは広さよりも“整い方”。ベッドサイズを部屋に合わせ、通路幅を確保し、家具を増やしすぎないことがポイントです。照明とファブリックにこだわれば、コンパクトな空間でも上質なホテルのような雰囲気をつくれます。Q.賃貸でもホテルライクな寝室は作れますか?A.賃貸でも問題ありません。壁を変えられなくても、間接照明やベッドリネン、ラグの取り入れ方次第で印象は大きく変わります。特に照明を一灯増やすだけでも、生活感はぐっと抑えられます。原状回復可能なアイテムを選べば、安心して演出できます。Q.一番コスパよくホテル感を出す方法は?A.もっとも手軽なのは、ベッドまわりの見直しです。シーツやカバーを落ち着いた色に統一し、枕やクッションを重ねるだけで空間に立体感が生まれます。さらに間接照明を加えれば、低コストでも一気にホテルらしい雰囲気に近づきます。まとめ|ホテルライクな寝室は“毎日泊まれる贅沢”弊社実例本記事では、ホテルライクな寝室を作る方法を5つ解説しました。複数の照明を設置するベッドフレームは空間の“主役”で選ぶヘッドボード側をフォーカルポイントにする床はラグ・カーペットで高級感を足すシンメトリーなレイアウトで整えるベッドファブリックは“重ねる”が基本上記の方法を実践することで、自宅でも“非日常の心地よさ”を手に入れられます。寝室に統一感や高級感を出すためには、ファブリックにこだわりインテリアスタイルを決めることが重要です。一日の終わりに、自分だけの上質な空間でゆったりと過ごす時間。ホテルライクな寝室は、遠くのホテルに泊まらなくても叶う贅沢な空間です。ぜひ今日から、できるところから取り入れてみてください。関連記事【インテリアコーディネートの依頼・相談】事例・費用相場・流れ・サービス内容について解説します寝室のアクセントクロスで理想の空間に!失敗しない色選びのコツと実例5選夫婦の8畳寝室のレイアウト事例をインテリアコーディーネート会社が解説落ち着く寝室の作り方|快眠とリラックスを叶えるインテリア術寝室のカーテンの色で安眠効果アップ!プロが教える色の選び方とおすすめ機能