ダイニングチェアはセットで揃えるのが一般的。しかし、あえて異なるデザインやカラーを組み合わせて“バラバラ”にコーディネートするのも、一つの選択肢です。ダイニングチェアをバラバラに組み合わせると個性的かつおしゃれな空間を演出できますが、「まとまりがなくなるのでは?」「どうすれば失敗せずにおしゃれにできる?」と不安に感じる方も多いです。この記事では、ダイニングチェアをバラバラに選んでも失敗しない4つの方法を解説します。コーディネートのコツを押えれば、誰でも自分だけの理想的なダイニングを作れるようになります。ぜひ参考にして、個性を活かしたダイニングチェア選びに挑戦してみましょう。ダイニングチェアをあえてバラバラに選んで5つのメリットダイニングチェアをあえてバラバラに選ぶことで、統一されたセットにはない魅力が生まれます。実は、見た目の個性だけでなく使い勝手など普段の生活にもメリットが沢山あります。ここでは、ダイニングチェアをバラバラに選ぶ5つのメリットをご紹介します。最適なダイニングチェアを選べる他にない自分だけの空間を作れるダイニングチェア選びが楽しくなる追加購入や買い替えがしやすくなるダイニングで過ごす時間が楽しくなるそれぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。最適なダイニングチェアを選べるダイニングチェアをあえてバラバラに選ぶ最大のメリットは、家族一人ひとりにとって「最適な座り心地」を選べることです。統一されたセットだと、どうしても同じデザインやサイズのチェアに固定されがちですが、バラバラに選ぶことで、それぞれの好みや体型に合わせたチェアを選ぶことができます。例えば、長時間座ることが多い人には、背もたれがしっかりしているチェア、子供には座りやすい高さのチェアなど、用途やニーズに応じて最適な座り心地を選べます。他にない自分だけの空間を作れるダイニングチェアをバラバラに選ぶ2つ目のメリットは、オリジナリティあふれる空間を作れること。異なるチェアの組み合わせで、ダイニングが他にない個性的な空間に仕上がり、自分らしさを存分に表現できます。個性を表現することで、ゲストや家族にも「素敵な空間だね」と感じてもらえるダイニングになるでしょう。ダイニングチェア選びが楽しくなるダイニングチェアをバラバラに組み合わせるスタイルでは、色や形、素材の選択肢が広がり、選ぶ過程そのものが楽しさの一部に。好みのインテリアショップを巡りながら、自分の感性に合うチェアを一つずつ探すことができ、選んだアイテムがそのままダイニングに反映されるため、コーディネートに対する愛着も生まれます。個性豊かなチェアを集める楽しさは、統一されたセットでは味わえない醍醐味です。追加購入や買い替えがしやすくなるチェアをバラバラに選ぶことで、一脚ずつ追加購入や買い替えがしやすくなります。統一されたセットだと、ひとつ壊れた場合やインテリアを変えたい時に全てを買い替える必要が出てきますが、バラバラの場合はその心配が少なく、手軽に新しいデザインを取り入れられます。ダイニングで過ごす時間が楽しくなる弊社事例:オシャレなカフェ風インテリアで新しい生活異なるダイニングチェアの組み合わせは、視覚的な楽しさだけでなく、座り心地も違った感覚を味わえます。家族や友人と席を変えて座ってみたり、その日の気分に合わせて好きなチェアを選ぶことで、日常生活にさりげない変化を取り入れることができます。ちょっとしたコーヒーブレイクや家族との団らんも、異なるチェアが並ぶことで新鮮な気持ちで楽しめるでしょう。ダイニングチェアをバラバラに選ぶ3つのデメリット異なるダイニングチェアの組み合わせは、個性的でおしゃれな空間を作れる一方、いくつかのデメリットも存在します。ここでは、ダイニングチェアをバラバラに選ぶ3つのデメリットをご紹介します。コーディネートの難易度が高い家具選びに時間がかかる費用がかさむこともあるそれぞれのデメリットを詳しく見ていきましょう。コーディネートの難易度が高い異なるダイニングチェアを組み合わせておしゃれにコーディネートするには、色や形、素材、これらの要素をうまく調和させる必要があります。そのため、初心者には難易度が高く、センスが問われるスタイルです。ですが、色や形、素材をいくつかのルールでまとめるだけで、統一感を持たせながら個性を引き出すことができます。記事内で紹介する「統一感を出す4つの方法」を参考にすれば、センスに自信がない方も、自然とバランスの取れた空間が作れるので、ぜひ参考にしてください。家具選びに時間がかかるダイニングチェアをあえてバラバラに組み合わせるには、統一感を意識しながら異なるチェアを見つける必要があるため、家具選びに時間がかかりがちです。必ずしも、同じショップで全て揃うわけではないため、理想の組み合わせに出会うまで複数の店舗を巡る必要があるかもしれません。これは逆に“理想のダイニング空間づくり”を楽しむ過程として捉えると良いでしょう。いろいろなショップを巡り、異なるデザインやスタイルを探すことで、自分の好きなテイストが明確になり、空間全体の雰囲気をもっと大切にしたコーディネートができるようになります。探す時間もインテリアへの愛着を深める一部と考えてみてください。費用がかさむこともバラバラのチェアを単品で購入すると、セット購入に比べて費用が高くなることがあります。しかし、ダイニングチェアは長く愛用できる家具のひとつ。こだわりのあるデザインや自分のスタイルに合ったチェアを選ぶことで、愛着を持って長期間使い続けられ、時間が経つほどに味わいが増していきます。さらに、予算に合わせて少しずつ買い揃えていく方法もあるため、一度に大きな出費をかけなくても、少しずつ理想のダイニングを形にしていけます。ダイニングチェアはバラバラでもおしゃれになる!統一感を出す4つの方法ダイニングチェアがバラバラだと、個性的でおしゃれな空間を演出できる一方で、統一感を出すのが難しく、失敗しやすいコーディネートでもあります。ここでは、色やデザイン、素材、テイストの4つの要素に注目し、統一感を出す方法を難易度順に紹介します。①色を統一する②デザインを統一する③素材・質感を統一する④空間のテイストと統一するさっそくチェックして、ダイニングチェアのコーディネートに挑戦してみましょう。①ダイニングチェアの色を統一するダイニングチェアをバラバラに揃えつつ統一感を出すには、色を揃えるのがおすすめです。同じ色で形を変えたり、座面や背面の素材や形に変化をつけることで、個性を出しながらもおしゃれなまとまりが生まれます。色の統一により全体がまとまるため、異なるデザインを取り入れてもチグハグな印象にならず、統一感と個性が両立するスタイルが完成します。②ダイニングチェアの形を統一するチェアの形を揃えつつ、1〜2脚だけ色の変化をプラスすることで、バランスの取れたおしゃれな空間が生まれます。チェアの色は空間全体と調和するものを選ぶと落ち着いた印象に仕上がりますが、あえてアクセントとなるような色を選ぶと、個性が引き立つ空間に仕上がります。形で統一感を持たせつつ、色に変化を加えることで、まとまりながらも視覚的な楽しさをプラスできます。③ダイニングチェアの素材・質感を統一する素材や質感を揃えることで、異なるデザインのチェアでも自然な統一感が生まれます。写真のように、素材を木材で統一して、形を変えることでまとまりを演出しつつ、個性を引き出すことができます。同じ素材なら、異なる形でもバランスの取れたおしゃれな空間に。④空間のテイストと統一するテイストを統一する方法は難易度が高いですが、色やデザインが異なるチェアでも、空間全体を意識してコーディネートすることで、洗練されたダイニングに仕上げることができます。ダイニングというひとつの空間にとらわれず、照明やキッチンボードなど近くの家具とテイストを合わせることで、部屋全体に調和が生まれ、コーディネートをより楽しむことができます。ここまでは、異なるデザインのダイニングチェアをおしゃれにコーディネートするための4つの方法をご紹介しましたが、理想のダイニング空間を作り上げるためには、失敗例を知っておくことも重要です。よくある失敗をあらかじめ理解しておくことで、より確実に自分の理想に近づけることができます。特に、以下の2つは多くの人が陥りがちなポイントです。共通点がなく全体がチグハグな印象にテーブルとの高さが合わず使いくくなる失敗例を意識し、事前に対策することで、理想的なダイニングチェアのコーディネートが実現できます。共通点がなく全体がチグハグな印象にダイニングチェアをバラバラに組み合わせる際、共通点がまったくないと部屋全体がまとまりに欠け、チグハグな印象を与えてしまいます。異なるデザインのチェアを並べても、「色」「形」「素材」「テイスト」どれかに共通点を持たせることで統一感が生まれ、空間がすっきりと見えるようになります。テーブルとの高さが合わず使いくくなるダイニングチェアの高さがテーブルと合わないと、食事がしにくくなり、使い心地を悪く感じることがあります。特に、異なる高さのチェアを組み合わせる場合は、テーブルとのバランスを意識することが重要です。チェアの座面高は、テーブルの高さから30cm前後を目安に選ぶと快適な座り心地になります。ダイニングチェアをバラバラに組み合わせたおしゃれなコーディネート実例ここからは、実際にダイニングチェアをバラバラに組み合わせておしゃれにコーディネートした実例をご紹介します。異なるデザインのチェアを組み合わせる際に参考になる具体的なアイデアや、統一感を持たせるための工夫ポイントが満載です。黒いライトとチェアの脚でアクセントを効かせたコーディネートこのコーディネートでは、黒のアクセントと温かみのある素材を活かして、まとまりのあるおしゃれな空間を演出しています。コーディネートでは以下の2つのポイントを押さえています。黒のチェア脚とライトをリンクさせ統一感を持たせるナチュラルな木製のテーブルとチェアで、温かみを演出黒いペンダントライトとチェアの脚をリンクさせ、異なるデザインの要素に統一感をもたせています。黒がアクセントとなり、シンプルな空間が引き締まり、視覚的なバランスを保っています。また、ナチュラルな木製のテーブルとチェアが温かみを演出し、全体に柔らかな印象をプラス。異素材の組み合わせながらも、色と質感の工夫によってまとまりのあるおしゃれなダイニング空間が完成しています。〜上記で紹介した弊社事例はコチラ〜・日常にくつろぎの時間を木目とチェアの組み合わせで楽しむナチュラルダイニングこのコーディネートでは、ナチュラルな木目を基調とした落ち着いたカラーでまとめつつ、形の異なるチェアをうまく組み合わせています。コーディネートのポイントは2つです。木目を基調とし、落ち着いたカラーでまとめる形に違いを持たせ、視覚的なアクセントをプラスダイニングテーブルに合わせてチェアもナチュラルな木目を基調にしています。カラーと素材を統一しつつも、異なる形にすることで、バランスの中に遊び心をプラス。形状の違いがアクセントとなり、シンプルな中にも個性が際立ち、空間全体にリズムが生まれます。〜上記で紹介した弊社事例はコチラ〜・これこそ、海街LIFE。色数を抑えた落ち着きのあるダイニングこのコーディネートでは、全体的に色数を抑えブラウンやベージュ系のテイストで揃えつつ「形」「素材」に変化を与えておしゃれにコーディネートしています。ポイントは以下の2つです。色数を抑え、落ち着いたトーンでまとめる異なるデザインで個性をプラス色数が限られているため、異なるデザインのチェアが混在していてもバラバラな印象になりません。シンプルでありながらも個性的なデザインのチェアが配置され、落ち着きの中にも動きを感じられる洗練されたダイニング空間に。〜上記で紹介した弊社事例はコチラ〜・グリーンのアクセントが効いている都会的×カジュアル木目とブラックのフレームで統一!おしゃれなカフェスタイルこのコーディネートでは、木目とブラックのフレームを基調にしつつ、座面の色や形に変化を与えてカフェスタイルのおしゃれな雰囲気を演出しています。ポイントは以下の2つです。木目とブラックフレームで統一感を出すチェアのデザインに変化をつけて動きをプラスチェアは形状を2種類に分け、異なるデザインを組み合わせることで視覚的な楽しさをプラス。素材と色味をバラつかせつつ、木目とブラックのフレームで統一することで、まとまりが感じられる空間に仕上がります。〜上記で紹介した弊社事例はコチラ〜・オシャレなカフェ風インテリアで新しい生活ポイントを押さえれば失敗しない!自分だけのダイニングを作ろう弊社事例:日常にくつろぎの時間をダイニングチェアを不揃いでコーディネートするのは一見難しそうですが、統一するポイントやその方法を理解すれば、誰でも自分だけの個性的でおしゃれなダイニングを作り上げることができます。今回ご紹介した、①色を統一する②デザインを統一する③素材・質感を統一する④空間のテイストと統一する上記の方法を使えば、バラバラなチェアも失敗せずにまとまりのある素敵なコーディネートに仕上げられます。チェアをバラバラに組み合わせるのは、自分の好みやこだわりを自由に表現できるスタイルです。この記事を参考に、少し冒険してみて、自分だけのダイニング空間を作り上げてください。