8畳サイズの部屋を夫婦の寝室にしたいとき、どれぐらいのサイズのベッドを選び、どんなインテリアにすれば良いか迷ってしまいますよね。そこで、8畳部屋でシングル〜キングサイズまでベッドサイズをあわせたレイアウト図を使用しながら、どんなレイアウトが良いのか解説します。Praemioが実際に寝室をコーディネートした事例も紹介するので、イメージに近い寝室を探してみてください。夫婦の寝室レイアウトで8畳はどれぐらいの広さ?8畳の寝室は具体的にどれぐらいのサイズ感なのか把握しておくと、どれぐらいのサイズのベッドを置けたり、どんな向きで配置できるかも分かりやすくなります。8畳サイズの寝室の広さは12.96㎡が目安です。1畳の広さは江戸間・京間・団地間など様々な大きさがありますが、不動産業界が標準しているサイズは1畳1.62㎡です。1畳8畳 換算特徴不動産基準1.8×0.9m12.96㎡・一般的な1畳の基準サイズ団地間1.7×0.85m約11.56㎡・全国どの地域にもある江戸間1.76×0.878m約12.36㎡・関東を中心としたエリア中京間1.82×0.91m約13.25㎡・愛知や岐阜中心だが他県にもある京間1.91m×0.955m約14.59㎡・関西、四国、中国地方、九州など1畳1.62㎡は業界的な基準のため、実際のサイズ感は住む地域によって異なります。団地間と京間の8畳を比較すると、3.03㎡もの差があり約2畳弱も広さが違うため、自分の住む地域や基準にあわせた畳数を把握しておきましょう。夫婦の8畳寝室のベッドサイズはどれぐらい?ベッドはマットレスとベッドフレームのサイズがあり、部屋のレイアウトを考える際は、ベッドフレームの大きさで見なくてはいけません。ベッドフレームの大きさは、マットレス以上に種類が多いため、いったんマットレスサイズを軸にサイズ感をイメージすると良いです。日本のマットレスサイズはJIS規格をベースに各社が決めており、フランスベッドを例にすると長さ195cmに対して、横幅が85〜180cmのバリエーションがあります。マットレスの種類横幅長さセミシングル85cm195cmシングル97cm195cmセミダブル122cm195cmダブル140cm195cmワイドダブル154cm195cmクイーン170cm195cmキング180cm195cmフランスベッドの長さは195cmですが、他社は200cmやそれを超えるロングサイズのマットレスを販売しているメーカーもあります。数センチの差が寝室部屋の扉の開け締めに干渉してしまうケースもあるため、購入予定のマットレスがある場合はしっかりサイズ感を把握しましょう。夫婦用の8畳寝室でレイアウトするベッド以外の家具は?夫婦で使う寝室で使用するベッド以外の家具は、サイドテーブルや収納付きのヘッドボードが中心です。8畳の寝室だと、ベッドサイズ次第では、小さめのテーブルや椅子なども配置できます。サイドテーブル・ナイトテーブルベッドの真横に設置するサイドテーブル(ナイトテーブル)は、ベッド以外の家具の第一候補です。スマホや雑誌を置いたり機能的に便利なのはもちろん、テーブル上にランプを置いておしゃれなインテリアにもなります。サイドテーブルを置く場合は、ベッド横に置いたときの幅はもちろん、高さにも注目しましょう。サイドテーブルの高さは、マットレスの高さから+−5〜10cm程度が良いとされています。ヘッドボードヘッドボードはベッドの背面に垂直に設置する家具です。ヘッドボードを背もたれにしてソファのように使用できる他、就寝の際に枕やマットレスがズレてしまうのを固定する目的で使われます。サイドテーブルとセットになっているタイプや、背面部分が収納家具になっているタイプもあり、機能性を重視して選びたい人にもおすすめです。ヘッドボードは、カーテンやクロスとのカラーコーディネートはもちろん、部屋のサイズ感にぴったり合わせるとさらにおしゃれになります。インテリアコーディネート会社である弊社Praemioでは、同じ8畳部屋でも縦横幅はかなりの種類があるため、部屋のサイズにあわせた造作ヘッドボードも使用しています。小さめのデスクや椅子夫婦それぞれのベッドを置かず一緒に寝る場合、8畳サイズの寝室なら、ベッド以外にもそこそこのスペースが確保できます。この場合、パソコンを置いて簡易的な書斎にしたり、ラウンドテーブルと椅子をあわせてホテルのような雰囲気にする方法もあります。8畳程度だと大きなテーブルや椅子は配置できないため、ハイカウンターやスツールなど、幅を取らないタイプがおすすめです。夫婦の8畳寝室で「ベッドサイズ別」レイアウト事例8畳サイズの寝室を夫婦で使用する際、ベッドの大きさ別に実際にどのようなレイアウトになるのか紹介します。8畳部屋に対して、配置したいベッドがどれぐらいのサイズ感なのかも確認しておきましょう。シングルベッド×297cm幅のシングルベッドを、8畳寝室に2つ並べたレイアウトです。シングルは標準的なベッドですが、左右にゴロゴロと転がるには、1回体を浮かせて姿勢を変える必要もあるサイズ感です。セミダブルベッド×2セミダブルベッドを2つ配置したレイアウトで、シングルより約20cm程度の横幅が広くゆったり寝やすい大きさです。子供ができたときは、マットレス同士つなげる連結パッドなどを活用して1つの大きなベッドにして、3人で川の字で寝ても十分な広さがあります。ダブルダブルベッドを1つだけ設置して、夫婦で一緒のベッドで寝るパターンです。8畳に対するベッドの占有面積は1/3程度しかないため、ベッド以外にも色々な家具を設置したい場合におすすめです。クイーンクイーンベッドを8畳サイズの部屋に設置すると、部屋の約半分をベッドが占める割合になります。他の家具やベッドを部屋の半々に分けて、バランスよく配置できるタイプです。キングキングベッドはホテルのスウィートルームなどで使用されるベッドで、1つだけでかなりの大きさがあります。そのため、まず部屋に搬入できるかどうか?を必ずチェックする必要があり、マンションなどではエレベーターに入るかどうかも確認しなくてはいけません。サイズ的にはシングルベッドを2つ連結させたサイズより小さいため、夫婦で幅が広いベッドを使いたいだけならキングベッドにこだわる必要はありません。シングルベッドを2つ連結で横幅を確保しつつ、マットレス同士は独立しているので、パートナーの寝返りの振動も伝わらず快適に睡眠できます。夫婦の8畳寝室でベッドと他の家具を組み合わせたレイアウト事例8畳の寝室で、ベッドと別の家具を組み合わせたレイアウト例を紹介します。シングルベッド2台とブックシェルフシングルベッドを2つ配置し、それぞれのベッドの横幅を広めに取りながら、壁際にブックシェルフを配置したレイアウトです。図面のような横長の部屋の場合、横並びでベッドや家具を配置するとスッキリと収まります。ブックシェルフは扉がつかず扉の開閉も不要なため、狭いスペースでも設置しやすいです。クイーンベッドと小さめの収納家具クイーンベッドの足元に「小さめの収納家具」を配置したレイアウトです。「小さめの収納家具」は、ベッドより少し高めのサイズで選ぶようにすると、テレビ台としても活用できます。家具をレイアウトする際、人が快適に行き来できる幅は60cmとされていますが、この配置の場合はベッドの上もまたげるため60cmより多少狭くても問題ありません。収納家具の開閉部分だけ、スペースを確保しましょう。クイーンベッドとハイテーブル&チェアクイーンベッドにハイテーブルとチェアをあわせて、ホテルのような寝室にコーディネートした例です。寝室がベランダ側にあるような配置の部屋におすすめで、8畳程度の広さであっても、違う用途の空間を作れます。キングベッドと高さのあるシェルフこちらも収納家具とベッドをあわせた例ですが、高さのあるシェルフとキングベットをあわせた例です。8畳部屋でキングベッドを置くと、かなりのスペースを占めますが、高さのあるシェルフを使い立体的な収納にすれば空いているスペースを無駄なく活用できます。また、脚が細く直線的な家具はモダンなインテリアにしたいときに相性が良いため、大人っぽくてスタイリッシュな雰囲気の寝室にしたいときにもおすすめです。8畳以外の部屋を寝室に使う場合のレイアウト例8畳以外の部屋を寝室にする場合の事例を解説します。子供が大きくなり、6〜7畳の子供部屋と大人部屋を入れ替える必要があるときや、逆に10畳などの大きな部屋を寝室にできるようになった際の参考にしてください。6畳を夫婦の寝室にするレイアウト例6畳を夫婦の寝室にする場合、ダブルベッド1台でも部屋の半分を占めるサイズ感です。シングルベッドを2台入れる場合は、ベッドテーブルを1つおくだけで横幅ギリギリになるため、基本的に「ベッドだけおく部屋」とイメージしておく方が良いです。7畳を夫婦の寝室にするレイアウト例7畳サイズになると、少しだけ別の家具を置くゆとりもありますブックシェルフなどを1つだけ置く配置か、小さめのラウンドテーブルを配置するレイアウトがおすすめです。10畳を夫婦の寝室にするレイアウト例10畳の部屋を夫婦の寝室にする場合、どのベッドサイズを配置しても十分すぎるほどスペースがあります。逆にベッドだけ置いても、隙間の気になる空間になる可能性もあるため、他の家具との組み合わせを考えて配置するのがおすすめです。仮にキングベッドを置いても、まだゆとりがあるため、図面のようにソファとテレビ台を配置して夫婦専用のリビングスペースにする方法もあります。寝室のコーディネート事例寝室にどのようにベッドや家具をレイアウトしたのか、実際のコーディネート実例を紹介します。ホテルライクな寝室寝室全体的に同じトーンの色合いで統一して、ホテルライクな寝室にした事例です。落ち着いた色味で、ゆっくり睡眠できる空間にこだわりました。色味を統一しつつも、ツヤ感のあるクッションカバーの素材を使用し、単調な印象にならないないように工夫しています。〜上記で紹介した弊社事例はコチラ〜・ナチュラルだけど、ホテルライク寝室もラグジュアリーな雰囲気にこちらはシャンデリアなども使用し、ゴージャスな雰囲気にした寝室です。ヘッドボードはサイズや素材も含めたフルオーダーメイドで、アクセントクロスのトーンと同じにしつつ、やや明るめのグレーを使用してメリハリをつけています。ナイトテーブルのポジションにあわせて、新しくコンセントも追加しています。離れた位置にあるコンセントにコードを引っ張り、コードが見えてしまうと、一気に現実感のある空間になってしまいます。コードを見えないようにしっかり隠すなど、細部にまでこだわるとインテリアがワンランクグレードアップします。〜上記で紹介した弊社事例はコチラ〜・ラグジュアリーなインテリアに囲まれながら色味を抑えた落ち着いた寝室使用する色味を抑えて、落ち着いた雰囲気の寝室にした例です。クッションカバーやベッドスローは、カーテンと同じ生地で作成しているオリジナルです。生地も色味もまったく同じため、かなり全体的に統一感がでます。ナイトテーブルにはイタリアを代表する有名ブランドのひとつKartell(カルテル)の「STONE」と呼ばれるスツールを使用しています。砂時計のようなフォルムで、キラキラ輝く幾何学模様が特徴的で、スツールでもナイトテーブルでも使用できるおしゃれな家具です。〜上記で紹介した弊社事例はコチラ〜・ラグジュアリーとカッコイイが混ざると間接照明や多灯照明を活用おしゃれなビジネスホテルのような、スタイリッシュでモダンな雰囲気の寝室です。間接照明や多灯照明でランプを配置し、陰影のある大人っぽい寝室にコーディネートしています。クッションやベッドカバーはカーテンの色合いに統一し、カーテン部分は黒色のレースカーテンを使用することで、非日常的な空間になるよう工夫しています。〜上記で紹介した弊社事例はコチラ〜・たまーに泊まる贅沢8畳でセミダブルサイズのベッドを2台使用こちらは8畳サイズの寝室に、セミダブルサイズのマットレスを2つ並べて配置した例です。完全に寝転がったまま見られる角度に調整し、壁付けテレビも設置しています。造作のヘッドボードは部屋のサイズにあわせて調整し、横長のカウンターテーブルのように自由にモノを置きやすいデザインにしました。マットレスはセミダブルサイズですが、ベッドフレームはクイーンベッドサイズにしており、あえて木目が見えるように調整しています。まとめ8畳の部屋を夫婦で使用する寝室にするための、おすすめレイアウトについて紹介しました。お部屋のインテリアコーディネートの中心は、どうしてもリビングまわりが中心になりますが、寝室など普段使いの場所もこだわることで家全体の雰囲気が良くなります。ベッドサイズと8畳部屋のサイズ感や、他に配置する家具とのバランスも考えながら、おしゃれな寝室を目指しましょう。