「とにかくかっこいい部屋にしたい!」と、お部屋作りをするときに漠然と考えたことはありませんか? SNSや雑誌で見かけるような部屋は、とても魅力的で憧れますよね。 ただ、どうすればかっこいい部屋になるのか分からないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、かっこいい部屋の作り方やポイントをはじめ、おしゃれなコーディネート事例まで詳しくご紹介します。 具体的にどんな点に気をつければいいのかなどを解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。かっこいい部屋の3つの条件とは?弊社事例:タワーマンション最上階らしからぬヴィンテージインテリア一口に「かっこいい部屋」といっても、雰囲気やテイストなど様々なお部屋があります。けれど、実はそれぞれの部屋には共通する条件が備わっているんです。誰もが憧れるかっこいい部屋にはどんな共通点があるのでしょうか? さっそく順番に見ていきましょう。①インテリア全体にまとまりがあるお部屋全体を見たときにまとまりのない印象を受けてしまう場合、かっこいい部屋とは言えません。 ひとつひとつのインテリアがおしゃれというだけでなく、空間全体で調和がとれていることがとても重要です。お部屋のコンセプトを決めて、家具や照明、カーテンなどのテイストやデザイン、素材感のバランスを考えてコーディネートすることを意識しましょう。②カラーコーディネートに統一感があるお部屋の色使いも注目したいポイントで、かっこいい部屋はしっかりと統一感のあるカラーコーディネートがされています。クッションや小物なども単純に好きな色を選ぶのではなく色の調和を考えることで、とても統一感のあるお部屋に仕上げることができます。③小物使いにまでこだわっているインテリアを考えるとき、まずはソファやテーブル、ラグやカーテンといった大きなものに目がいくのではないでしょうか。 ただ、かっこいい部屋作りで必要なのは、インテリア小物や雑貨までこだわりを持って選ぶということ。ファッションでも「おしゃれな人は小物使いが上手」とよく言いますよね。 インテリアでも同じように、ちょっとした小物まで厳選して選ぶことで垢抜けた空間にすることができます。かっこいい部屋の作り方3ステップそれでは実際にお部屋を作るときは、一体なにから始めたらいいのでしょうか? ここからは、かっこいい部屋作りのための3ステップをご紹介します。ただ闇雲にコーディネートするのではなく、順序を押さえながら素敵なお部屋を完成させていきましょう。①作りたい部屋の方向性を決めるまず最初のステップは、お部屋の方向性を考えることです。 「かっこいい部屋を作りたい」といっても、インテリアの好みは人それぞれですよね。そこで重要なのは、どんなテイストのお部屋にするのかを明確に決めておくこと。参考に「かっこいい」と人気のある代表的なテイストは、こちらです。ヴィンテージモダン、ホテルライクインダストリアル西海岸それぞれどんなテイストなのかを簡単にご紹介するので、理想とするかっこいい部屋の完成系をしっかりと思い描いてみてください。ヴィンテージ弊社事例:シゴト帰りにお家に帰りたくなるように。まずは、ヴィンテージテイスト。 ヴィンテージは「年代もの」「古くて価値のある」という意味があり、その言葉通り、時を重ねたような味わいのある雰囲気が魅力のスタイルです。クラシカルなデザインのソファや木製家具を選んだり、錆びれたアイアンなどのアイテムを取り入れることで、ぐんとヴィンテージ感漂う空間に。インテリアの経年変化を楽しみたい方や、味わいのある雰囲気が好きな方に人気のスタイルです。モダン・ホテルライク弊社事例:非日常で贅沢なひとときを先ほどのヴィンテージテイストとは反対に「現代的」という意味を持つモダンテイスト。様々なスタイルがあるテイストですが、1950年代のアメリカンモダンやイタリアモダンなどが代表的です。モダンテイストは、直線的なデザインの家具を選び、ガラスや金属素材などの光沢のあるアイテムを取り入れることがポイント。 クールで都会的な大人の雰囲気が漂います。 高級感のあるホテルライクな雰囲気が好きな方におすすめなスタイルですよ。インダストリアル出典:DULTON無骨なインダストリアルも、かっこいい部屋の定番スタイルと言えるでしょう。コンクリート打ち放しの壁や古いアイアン、レザー、工業的なデザインの照明など、無機質な工場や倉庫を連想させるようなインテリアが特徴。同じく古びた印象を持つヴィンテージテイストよりも、荒削りで男っぽい雰囲気が魅力のスタイルです。西海岸出典:RonHerman西海岸スタイルは「カリフォルニアスタイル」とも呼ばれ、アメリカのカリフォルニア州にあるロサンゼルスやサンフランシスコ、サンディエゴのビーチをイメージしたスタイルのことです。ブルーやグリーンといった色使い、クラフト感のあるインテリアなど、海を連想させる爽やかなコーディネートが魅力。 カジュアルで気の抜けたスタイルは、リラックス感のあるお部屋作りに最適です。②テイストに合わせた家具選び弊社事例:タワーマンション最上階らしからぬヴィンテージインテリアお部屋の方向性が決まったら、それに合わせた家具を選んでいきましょう。「ヴィンテージテイスト」を目指しているのに、ソファに西海岸テイストのデザインのものを選んでしまうと印象が大きく変わってしまいます。異なったテイストの家具を組み合わせる「ミックススタイル」というコーディネート方法もありますが、おしゃれな反面、難易度も非常に高いもの。 理想のテイストに合ったデザイン・素材感の家具を揃えることで、失敗することなく簡単に統一感のあるお部屋を作ることができるんです。③テイストに合わせた小物をプラス弊社事例:タワーマンション最上階らしからぬヴィンテージインテリアソファやテーブル、キャビネットなどの大きな家具を揃えたら、カーテンやラグ、照明、観葉植物、アートなどのアイテムを合わせていきましょう。 空間の大きな面積を占めるカーテンやラグなどはもちろん重要ですが「小物使い」にまでこだわるのが、かっこいい部屋の条件です。例えば「インダストリアルな雰囲気にしたいから工業系ランプがいいかな」「ヴィンテージテイストが好きだからレトロなデザインのアートを飾ろう」といったように、インテリア雑貨を購入する際にひとつずつ厳選していくこと。 そうすると、細部までこだわりのあるかっこいい部屋に仕上げることができますよ。3ステップで紹介した事例はこちらシゴト帰りにお家に帰りたくなるように。非日常で贅沢なひとときをタワーマンション最上階らしからぬヴィンテージインテリアかっこいい部屋作りの5つのポイント基本の3ステップに続いて、さらに抑えておきたい5つのポイントをご紹介します。誰でも取り入れることができる簡単なポイントなので、かっこいい部屋作りの参考にしてください。①部屋全体の統一感を意識する弊社事例:渋かっこいいモダン ここにありひとつひとつの家具やインテリア雑貨がおしゃれでも、部屋全体でまとまりがないとかっこいい部屋とは言えません。リビング、ダイニング、キッチン...と、それぞれの空間をおしゃれにするだけでなく、一度遠くから部屋全体を俯瞰してみましょう。家具の配置のバランスは良いか? 雑貨の色やデザインの調和は取れているか? と確認しながらコーディネートすることで、統一感のある空間が生まれます。②テーマカラーを決め弊社事例:「ラグジュアリーでカッコ良い」に振り切った寝室カラーコーディネートには「ベースカラー(基調色):65%」「アソートカラー(配合色):25%」「アクセントカラー(強調色):10%」という基本があることをご存知でしょうか?色を取り入れすぎるとどうしてもゴチャついた印象になり、なんだか落ち着かないお部屋になってしまいます。見た目のおしゃれさだけでなく、快適に過ごすためにもテーマカラーを決めて、それに合わせたカラーコーディネートを心がけましょう。③抜け感を意識す弊社事例:シンプルで、洗練された暮らしを物がぎっしりと詰まっているようなお部屋は、どうしても窮屈な印象を受けてしまいますよね。 かっこいい部屋にするためには「抜け感」がとても大切です。例えば、ソファ前にラグを敷いたのなら、ダイニング下には敷かずにコーディネートしましょう。 空間に抜け感が生まれ、開放感のある雰囲気に。 圧迫感のないガラス素材を上手に取り入れるのもおすすめです。また「お気に入りの雑貨を飾りたい」という場合は、あちこちに飾らず一箇所にまとめましょう。 物を置かない箇所を残しておくことで、スッキリとメリハリのあるディスプレイになります。④観葉植物でグリーンを取り入れる弊社事例:窓から見える夕日を眺めながら観葉植物は空間をぐっとセンスよく彩ってくれる万能アイテムです。 グリーンを取り入れるだけで、リラックス感が増してゆったりとくつろげるカフェのような雰囲気になります。おすすめの場所は、リビングであればよく目にするソファ横やテレビボードの横。 広い部屋には、大きな観葉植物をシンボルツリーとして飾るのも素敵ですね。 お子様がいらっしゃるご家庭などで鉢物が置けない場合でも、気軽に置けるエアプランツやフェイクグリーンを飾ってみましょう。⑤照明で雰囲気をつくる弊社事例:渋かっこいいモダン ここにあり住まいを考えるにあたって「照明計画」という言葉があるほど、実は照明の存在は重要です。 かっこいい部屋は必ずと言っていいほど、照明のチョイスや配置に重きを置いていて、上手に雰囲気をつくっています。部屋の明るさを確保するメインの照明だけでなく、積極的に「間接照明」を取り入れてみましょう。 ムードのあるホテルラウンジや小洒落たBARのような空間を演出することができます。5つのポイントで紹介した事例はこちら渋かっこいいモダン ここにあり「ラグジュアリーでカッコ良い」に振り切った寝室シンプルで、洗練された暮らしを窓から見える夕日を眺めながら渋かっこいいモダン ここにありかっこいい部屋を作るおすすめの配色ポイントで「テーマカラーを決める」とお話しましたが、どんなカラーにすれば良いかわからないという方もいらっしゃるかもしれません。そんなときは、誰でも簡単にコーディネートできる鉄板カラーでコーディネートしてみましょう。モノトーンでスタイリッシュ弊社事例:シンプルスタイリッシュで洗練された空間に黒や白、グレーといった無彩色をテーマカラーにしたモノトーンコーディネート。 格式が高く感じられるかもしれませんが、実はどんな色にも合うので自信がないという方にとてもおすすめなんです。彩度がないためゴチャついた印象を受けず、洗練された雰囲気に。 スタイリッシュでかっこいいお部屋を演出することができます。アースカラーでカジュアルに弊社事例:憧れの大人な男性ヴィンテージ地球にある自然をイメージした、ブラウンやベージュなどのアースカラーもおすすめです。こちらも無彩色同様、どんな色にも合わせやすい鉄板カラー。 モノトーンコーディネートと違って色のコントラストが少ないため、ゆったりとカジュアルな印象のお部屋を演出してくれます。「ナチュラルすぎるかも」と感じたら、ブラックを足してあげると空間が引き締まってメリハリのあるコーディネートに仕上がりますよ。おすすめの配色で紹介した事例はこちらシンプルスタイリッシュで洗練された空間に憧れの大人な男性ヴィンテージかっこいい部屋を作るおすすめのディスプレイ弊社事例:シゴト帰りにお家に帰りたくなるように。お気に入りの雑貨を飾る「見せ場」は、かっこいい部屋には欠かせないもの。 インテリアを楽しむ醍醐味のひとつでもありますよね。ただ、実際に飾るとなるとどんな風にディスプレイしていいか迷ってしまう...なんてことも。弊社事例:タワーマンション最上階らしからぬヴィンテージインテリアそんな時は、かっこいい部屋のポイントである「植物」と「照明」をお気に入りの雑貨やアートと組み合わせて飾ってみましょう。 単体で飾るよりもお気に入りの雑貨が引き立ち、パッと目を引く見せ場になってくれます。おすすめのディスプレイで紹介した事例はこちらシゴト帰りにお家に帰りたくなるように。タワーマンション最上階らしからぬヴィンテージインテリアかっこいい部屋のインテリアコーディネート事例を紹介最後に、実際に弊社が担当したお客様宅のコーディネート事例をご紹介します。 ご自身のお好みと照らし合わせながらご覧いただければ幸いです。都内で働く紳士のセカンドハウス弊社事例:都内で働く紳士のセカンドハウスまずは、セカンドハウスとして使っていらっしゃる1LDKの賃貸マンション。 「ホテルのように落ち着いたモダンな空間」「温かみも残してリラックス感を出せるように」というご要望のもとコーディネートしました。全体的にグレー系やダークブラウンなど、落ち着いた色味で揃えています。弊社事例:都内で働く紳士のセカンドハウスソファだけでなくパーソナルチェアを置くことで、ゆったり感をプラス。 大人の落ち着いた印象にするために素材もこだわり、マットな質感のレザーを選びました。弊社事例:都内で働く紳士のセカンドハウスまた、テレビボード裏には間接照明を。 天井照明やスタンドライトも柔らかな光が広がるタイプにすることで、上質なホテルラウンジのような空間を演出しています。上質でリラックス感のある空間弊社事例:量よりも、質派です。こちらのリビングダイニングは「量より質」を重視したコーディネートです。色味もダークブラウンやグレーなどでシンプルにまとめながらも、ウォールナット無垢材のダイニングを選んで上質な雰囲気に。弊社事例:量よりも、質派です。ダイニングに合わせて、ソファやローテーブルにも天然木を使用したものを。ソファ前のラグにもこだわっており、光沢のある糸で織り上げた素材を選びました。 抽象的なアートのようなデザインは、さり気なくお部屋を彩ってくれます。弊社事例:量よりも、質派です。テレビボードは置かず、ウィンドウトリートメントは透け感のあるブラインドでスッキリとシンプルに。 物をたくさん詰め込むのではなく、こういった「抜け感」をつくることで上質でかっこいい部屋に仕上がっていますね。落ち着きのあるモダンなお部屋弊社事例:ダークな床の色に合わせて、かっこよく。男性一人暮らしのこちらのお部屋は、ダークな床の色に合わせてモダンな空間に。カラーはブラックとグレーで統一し、高級感のあるデザインの照明や大きな観葉植物をアクセントとしてあしらいました。弊社事例:ダークな床の色に合わせて、かっこよく。ダイニング上の照明には、ガラスのペンダントライトを。 ガラス素材のインテリアは、重厚感を和らげて抜け感を生み出してくれる万能アイテムです。弊社事例:ダークな床の色に合わせて、かっこよく。ダイニング奥のキャビネットには、間接照明やアートをディスプレイ。 お部屋の奥に「見せ場」を作ると、空間を広く感じられる効果があるのでおすすめです。ディスプレイを楽しむヴィンテージインテリア弊社事例:タワーマンション最上階らしからぬヴィンテージインテリアタワーマンションで、ヴィンテージテイストを取り入れた事例です。 もともとはモダンテイストの内装でしたが、素材感のある大きめのラグを敷くことで一気に味わいのある雰囲気に変わりました。クラシカルなデザインのソファに加えて、ゆったりとしたパーソナルチェアも置いてリラックス感をアップ。弊社事例:タワーマンション最上階らしからぬヴィンテージインテリア部屋の奥の壁面は、ヴィンテージテイストと相性の良い木目調のアクセントクロスにし、レトロなアートや時計を飾ることで「見せ場」を作っています。弊社事例:タワーマンション最上階らしからぬヴィンテージインテリアパッと目を引くヘリンボーン柄のダイニングテーブル。 チェアもヴィンテージ調のデザインで揃え、お部屋全体で統一感のある雰囲気に。さらにこちらにも観葉植物やアートをたくさん飾りました。 整頓しすぎずあえてゴチャッと飾ると、気の抜けたかっこいい部屋に仕上げることができるんです。 シンプルで無駄のない、スタイリッシュな空間弊社事例:しごできルーム最後にご紹介するのは、こちらのお部屋。 モノトーンで統一して、シンプルで無駄のない印象に仕上げました。黒色を多めに用いていますが、抜け感のあるデザインのチェアやスタイリッシュな家具を選ぶことで重たいイメージにならないように気をつけています。弊社事例:しごできルームまた、リビングテーブルには大理石の天板のものをチョイス。 シンプルながらも、素材感にこだわることで高級感のあるお部屋になります。弊社事例:しごできルームLDKと隣接している寝室も、モノトーンで合わせて統一感を出しました。 ベッドには枕だけでなくクッションを置くことでメリハリのある印象に。ナイトテーブルの上には、ファブリックシェードの照明を置きました。 柔らかな灯りは、眠る前のひとときに最適ですね。紹介した事例はこちら都内で働く紳士のセカンドハウス量よりも、質派です。ダークな床の色に合わせて、かっこよく。タワーマンション最上階らしからぬヴィンテージインテリアしごできルームかっこいい部屋作りのポイントを抑えて、理想のお部屋に。今回は「かっこいい部屋」を作るための基本のステップやポイントをご紹介しました。かっこいい部屋作りのポイントは下記の5つ。部屋全体の統一感を意識するテーマカラーを決める抜け感を意識する観葉植物でグリーンを取り入れる照明で雰囲気をつくるインテリアのテイストの好みは人それぞれですが、これらのポイントを抑えることで、誰でも簡単にかっこいい部屋を作ることができます。弊社のコーディネート事例も参考に、ぜひ理想の部屋作りを楽しんでくださいね。