おしゃれな丸テーブル。ぜひ自分の部屋に取り入れてみたい!と憧れている方も多いのではないでしょうか。丸いダイニングテーブルはインテリアコーディネート会社である弊社Praemioでも、お客様におすすめすることの多いアイテムです。ただ、憧れて購入したものの、結局使いにくくて後悔してしまったという声も...。そこで今回の記事では、丸テーブルを購入して後悔する理由やメリット・デメリット、そして後悔しないためのポイントを解説します。弊社で担当したインテリア実例もご紹介するので、ぜひダイニングテーブルを選ぶ際の参考にしてみてください。関連記事ダイニングテーブル、大きすぎて後悔?選び方と失敗を防ぐポイント高級ダイニングテーブルで定番人気のブランドを15個ご紹介!丸テーブルは使いにくい?後悔する4つの理由弊社実例:優雅なティータイム長方形のダイニングテーブルではなく、円形の丸テーブルを選んだ人の中で「後悔している」という人は、具体的にどのようなことが要因なのでしょうか?意外とスペースをとるたとえば、4人掛けのダイニングテーブルの長方形タイプは幅120cm×奥行き80cmほど。丸テーブルに置き換えると、直径が120cmになるので、長方形よりもスペースが必要になりますよね。また、長方形であれば椅子を2辺に設置しますが、丸テーブルの場合はテーブルをぐるりと囲んで設置します。そのため、四方に椅子を出し入れするスペースも必要に。この点を考慮していないと「思ったよりも大きくて部屋が窮屈...!」なんてことになりかねません。部屋に配置しにくい四角形のダイニングテーブルであれば、人が座らない辺を壁付けにして配置することができます。しかし、丸テーブルは壁付けにしたりキッチンにぴったりと横付けするといったレイアウトができません。部屋のスペースを最大限有効に使いたいという人にとっては、後悔するポイントになってしまいます。思ったよりも天板が狭い丸テーブルの用途を想定せずに購入して、意外と天板が狭くて使いにくいと感じる人も多いようです。四角形のように角がない分、天板の使用できる範囲が狭くなるため、家族で食卓にたくさん料理を置きたいという場合は不向きかもしれません。なんだか落ち着かない丸いダイニングテーブルが使いにくいと感じる人の中には「なんだか落ち着かない」と後悔する人も。円形の丸テーブルはぐるりと円を囲むように座るので、座っている人の目線が自然と中心に集まり、交わるようになっています。そのため、人との距離が近く感じられて、親しい間柄でないと少しそわそわしてしまうということが起こるんです。丸いダイニングテーブルのメリット弊社実例:クラッシックが聞こえるような柔らかな雰囲気を演出してくれる丸テーブル。冒頭でもお話しましたが、弊社Praemioでもおすすめすることの多い魅力たっぷりのインテリアアイテムです。ここからは、丸いダイニングテーブルを選ぶメリットを解説します。丸テーブルのメリットは主に下記の4点です。フレキシブルに座れるコミュニケーションがとりやすい 小さなお子様も安心部屋が柔らかな印象になるそれではさっそく見ていきましょう。フレキシブルに座ることができる長方形のダイニングテーブルの場合、座る場所は4辺に限定されます。丸テーブルの場合は、座る場所を選ばないので、人数が増えたときにも椅子をぎゅっと詰めて座ることができます。コミュニケーションがとりやすい 座っている人の目線が自然と交わるのも魅力のひとつ。親しくない人だと「なんだか落ち着かない」と感じるかもしれませんが、「家族や友人と賑やかに食卓を囲みたい」というご家庭にはとてもおすすめです。小さなお子様も安心四角形のテーブルと違って、丸テーブルは角がないのが大きな特徴。ダイニングでお子様が元気に走り回って、ごつん!と頭をぶつけてしまったときにも丸テーブルの方が安心です。部屋が柔らかな印象になる丸テーブルは、インテリアのアクセントとしても。テレビや家電、収納棚など、お部屋には四角いアイテムがたくさんありますよね。そこで丸いダイニングテーブルを選ぶと、空間に曲線がプラスされて柔らかな雰囲気になるんです。丸いダイニングテーブルのデメリット弊社実例:非日常で贅沢なひとときを丸テーブルはおしゃれな反面、後悔している人も多いインテリアです。丸テーブルを購入して後悔しないように、メリットのほかにデメリットも押さえておきましょう。デメリットは主に下記の4つです。レイアウトに制限がある一人当たりのスペースが狭くなる手元のスペースが狭くなる真ん中に手が届きにくいレイアウトに制限がある後悔の理由でも挙げましたが、丸テーブルは壁付けできません。四方に椅子を出し入れするスペースを要するため、長方形よりも広い空間を確保する必要があります。長方形のダイニングテーブルよりもレイアウトに制限があると言えるでしょう。一人当たりのスペースが確保しにくいたとえば食事をする際、一人当たりに必要なスペースは「幅60×奥行き40cm」。つまり、長方形のダイニングテーブルに4人で座るのであれば「幅120cm×奥行き80cm」ほどのサイズ感が適しています。このように、長方形であれば一人当たりのスペースを明確に確保することができますが、丸テーブルの場合は直径120cmを選んだとしても、隣の人とスペースが重なることに。料理や食器を置くときに配慮が必要になります。手元のスペースが狭くなる四角形のテーブルと比べて丸テーブルは角がない分、手元のスペースが狭くなるというデメリットがあります。たとえばPCやノートを置いて作業をする場合、四角形であれば2つ並べて置いても余裕がありますが、円形の場合は置くスペースがだいぶコンパクトになってしまいます。真ん中に手が届きにくい丸いダイニングテーブルは大きくなればなるほど、座っている位置から真ん中までの距離は広くなっていきます。長方形のテーブルは奥行きは大きく変わらず横幅が広がるので、サイズが大きくても真ん中に手を伸ばしやすい構造になっています。実際に丸テーブルを使用している人のブログでは「お鍋をするときに不便」という声も挙がっています。丸いダイニングテーブルがおすすめな場合弊社実例:非日常で贅沢なひとときを「使いにくい」と言われることのある丸テーブルですが、暮らしや好みによっては、ぜひ取り入れてほしいインテリアです。どんな人におすすめなのか順番に見ていきましょう。部屋に十分なスペースがある設置場所にゆとりが必要なので、部屋に十分なスペースがあるという人は、丸テーブルを取り入れても大丈夫です。ダイニングスペースの真ん中にレイアウトすると、広々としたお部屋のアクセントとして活躍します。1〜2人暮らし先ほどのパターンと反対に、1〜2人暮らしのコンパクトな部屋にも丸テーブルはおすすめです。家族向けの大きなサイズで椅子をたくさん置く場合には場所をとりますが、直径60〜70cmほどのものであれば省スペースで収まります。椅子が1〜2脚であれば、四方に出し入れのスペースを設ける必要もありませんね。小さなお子様がいる先ほどもお伝えしましたが、丸テーブルには角がありません。長方形のテーブルと違って、小さなお子様が頭や顔をぶつけてケガをするといったリスクが少ないデザインです。親戚や友人で集まることがある親しい人たちと食卓を囲むことが多いというご家庭にも、丸テーブルはおすすめです。多少の人数の増減にも対応しており、みんなの顔を見合わせながら楽しくコミュニケーションをとるにはもってこいのインテリアです。部屋をリラックスした雰囲気にしたい角のない円形は、緊張感を和らげる効果が期待できます。そのため、「お部屋でゆったりとくつろぎたい」「インテリアを柔らかな印象にしたい」という人に、丸テーブルはぴったりなんです。丸いダイニングテーブルが向いていない場合弊社実例:日常にくつろぎの時間をおしゃれな丸テーブルですが、取り入れると後悔するケースも。失敗しないために、どんな場合には丸テーブルが向いていないのか確認していきましょう。ダイニングのスペースに余裕がない何度かお伝えしていますが、4人掛け以上の丸テーブルを設置する場合、椅子の出し入れも含めて十分なスペースが必要になります。設置場所に余裕がないという場合、ダイニングテーブルは長方形を選んだほうが良いと言えるでしょう。部屋のスペースを有効に使いたい丸テーブルは、四角いテーブルのように壁付けのレイアウトができません。壁付けにして部屋のスペースを最大限に活かしたいという場合は、四角いタイプのものを選びましょう。仕事用や勉強机としても使いたい食事以外でもダイニングテーブルをよく使うという場合にも、丸テーブルはあまり向いていません。PC作業をしたり書き物をしたりする場面では、手帳やノート、教材など手元に様々なものを置いておくほうがスムーズですよね。丸テーブルは、四角いテーブルに比べて手元のスペースが狭くなってしまうので、不便を感じるかもしれません。丸いダイニングテーブルで後悔しない!選び方5つのポイント弊社実例:しっぽりと過ごしたい夜に丸いダイニングテーブルを買ったものの後悔...なんてことにならないために、ここからは購入前の選び方について詳しく解説していきます。主なポイントは下記の5つです。人数に合ったサイズを選ぶ必要なスペースを確認する設置場所と動線を確認するテーブルの脚の位置を確認する伸長式や楕円形テーブルも視野に入れるでは順番に見ていきましょう。人数に合ったサイズを選ぶどんな形のテーブルでも言えることですが、人数に合わせてサイズを選びましょう。特に丸テーブルは、解説したように一人一人のスペースを確保しにくいというデメリットがあります。食事の際に必要な一人当たりのスペースは「幅60×奥行き40cm」。面積にすると「2,400cm2」です。たとえば、直径120cmの丸テーブルの面積(半径60cm×60cm×3.14)は「11,304cm2」なので、1人分2,400cm2で割ると「4.71」。つまり、4人で余裕を持って座れるサイズ感になります。【丸テーブルのサイズと最適人数】丸テーブルのサイズ総面積最適人数直径70cm 3,846.5cm21人直径80cm 5,024cm22人直径90cm 6,358.5cm22〜3人直径110cm 9,498.5cm23〜4人直径120cm11,304cm24〜5人必要なスペースを確認する必ず確認しておきたいのが、ダイニングテーブルを設置するときに必要なスペースです。たとえば直径120cmの丸テーブルの場合、椅子の出し入れのための約60cmを確保して「120cm+60cm=180cm」。直径180cmの空間が必要になります。生活動線を確認するダイニングテーブルを設置する際に注意したいのが生活動線です。大人一人が通るために必要なサイズは「幅60cm」ほど、椅子の後ろを通るには100cm以上必要です。キッチンから物を運ぶときに通り道の邪魔にならないか?椅子に人が座った状態で後ろを通るスペースは確保できているか?といった、生活にストレスが生じないかの確認を十分にしておきましょう。テーブルの脚の位置を確認する弊社実例:優雅なティータイムダイニングテーブルを購入する際に、案外見落としがちなのがテーブルの脚の位置。脚が外側に付いているタイプのものは、座ったときに人の足に干渉しやすいため、座る人数や位置に制限が生じます。反対に、テーブルの脚が内側寄りや中央に付いているタイプのものは、人の足に干渉しにくいのが魅力。人数の増減に対応しやすく、立ったり座ったりという動作もスムーズです。ただ、中央脚のテーブルは、天板の片側に体重をかけると倒れやすいので気をつけておきましょう。伸長式や楕円形テーブルも視野に入れる丸テーブルは、大きくなればなるほど真ん中に手が届きにくくなるというデメリットがあります。そのため、大家族や大人数で使用する機会が多いという場合は、楕円形タイプを視野に入れるのもおすすめです。角のない柔らかなデザインでありながら、丸テーブルよりも奥行きが浅く使いやすいのが特徴。また、伸長式タイプのものを選べば、来客のときだけ大きく広げて使用することもできて便利です。丸いダイニングテーブルのインテリア実例それでは最後に、弊社が実際に丸いダイニングテーブルを取り入れて、インテリアコーディネートを担当したお客様宅をご紹介します。間取りやテイストも様々な実例をご紹介するので、ご自身のお部屋やお好みと照らし合わせてご覧ください。オーダーメイドの目を惹くデザインアースカラーで統一したリビングダイニング。ブラックをアクセントとして効かせて、ナチュラルながらもスタイリッシュな印象に仕上げました。ダイニングテーブルは、キッチンカウンター前のスペースに。動線を邪魔しないようにダイニングチェアを直角に配置しています。実はこちらの丸テーブルはオーダーメイド。モールテックスという素材の天板に、木製の脚を組み合わせてパッと目を惹くデザインに仕上がっています。また、ダイニングチェアはバラバラのデザインを選んでこなれた雰囲気に。中央に脚があるタイプですが、台形で重心がしっかりとしているので、倒れてしまうといった心配が少ないですね。あまり広くない場所でも、椅子を置く位置を選ばずレイアウトすることができます。〜上記で紹介した弊社事例はコチラ〜日常にくつろぎの時間を木製の丸テーブルで温もりのある空間にダークブラウンの家具で統一した落ち着いた空間。キッチン横に配置した天然木の丸テーブルは、お部屋をほっと温もりのある雰囲気に演出してくれます。丸テーブルに合わせて、ダイニングチェアの背もたれも丸みを帯びたデザインに。ダイニングテーブルの曲線に沿うように設置できるので、収納したときにも圧迫感を感じにくくなるのでおすすめです。〜上記で紹介した弊社事例はコチラ〜新しい生活の始まりと共に重厚感のある大人のインテリアこちらのリビングダイニングも、ダークブラウンやベージュなどの暖色系でまとめた落ち着きのある雰囲気。ダイニングテーブルも深い色合いを選んでいます。リビングとダイニングの距離が近い場合、椅子を引いたときにラグに干渉しないかの確認もしておきましょう。特徴的なデザインの丸テーブル。重厚感があるので、ダイニングチェアには色味やデザインの軽やかなものを合わせて、重くなりすぎないようにバランスをとっています。〜上記で紹介した弊社事例はコチラ〜しっぽりと過ごしたい夜にモノトーンでモダンにまとめて続いては、モノトーンカラーで統一したモダンでスタイリッシュなお部屋。ダイニングテーブルも大理石調の素材とブラックカラーを合わせた、メリハリの効いたデザインを選びました。隣り合ったリビングのサイドテーブルも円形タイプを選ぶことで、まとまりのある空間に。モノトーンでスタイリッシュなお部屋は、すこし冷たい印象になりがちですが、丸いダイニングテーブルにすることでリラックス感のある雰囲気をプラスしています。〜上記で紹介した弊社事例はコチラ〜非日常で贅沢なひとときを大理石柄×ゴールドで高級感を演出最後にご紹介するお部屋は、ホワイトとゴールドでまとめたリビングダイニング。ダイニングテーブルやダイニングチェアをはじめ、ソファ前のサイドテーブルもゴールドを取り入れたデザインです。ダイニングテーブル上のペンダントライトも、ゴールドで統一。大理石調の天板で、より高級感のある雰囲気に仕上がっています。石や金属といった素材を使う場合、丸テーブルやファブリックチェアを用いると、柔らかな印象をプラスすることができますよ。〜上記で紹介した弊社事例はコチラ〜優雅なティータイム暮らしや好みに合った丸テーブルでインテリアを楽しもう今回の記事では、丸テーブルの特徴や選び方、インテリア実例まで幅広くご紹介しました。いかがでしたでしょうか?しっかりとポイントを押さえて取り入れると、丸テーブルはインテリアのアクセントとして活躍してくれます。「丸テーブルは使いにくいかもしれない」「後悔しそうで躊躇している」という方は、ぜひ今回の記事を参考にダイニングテーブルを選んでみてください。〜関連記事〜ダイニングテーブル、大きすぎて後悔?選び方と失敗を防ぐポイント高級ダイニングテーブルで定番人気のブランドを15個ご紹介!