賃貸物件のアパートやマンションのインテリアを変えたいけど、部屋の雰囲気がダサくておしゃれにならないと悩む人は多いかもしれません。結論、ダサい賃貸物件でも工夫次第で十分におしゃれな空間にできます。インテリアを変える前に覚えておきたい注意点や原状回復などの基礎知識から、実際におしゃれにするアイデアを事例を交えながら解説します。賃貸だとダサい部屋になる理由は?賃貸住宅をダサいと感じてしまう理由は、従来の日本住宅は同じような間取りの似た物件が多い点が一因です。フローリングや壁のクロスも、白一色など単調なタイプが多く、ダサく感じてしまいます。間取りがどれも同じでダサい賃貸マンションやアパートの間取りを見てみると、一人暮らし用の1Kなどの物件は、特に似たような間取りが多いです。いわゆる「日本的なマンション」という雰囲気が多く、見慣れてしまっているため、ダサいと感じやすくなってしまいます。インテリアコーディネートで雰囲気は一変できますが、何も考えずに家具を選んだり配置してしまうと、統一感のない典型的なダサい部屋になってしまうため注意しましょう。フローリングが安っぽい賃貸住宅のフローリングは、メンテナンス性も踏まえてクッションフロアが敷かれているケースが多いです。クッションフロアはビニール素材をシート状にしたもので、安価に利用できる反面、どうしても安っぽくなってしまいます。フローリングは置くだけのフロアマットなどを敷くことで、雰囲気を一変できるので、インテリアにこだわりたい人は導入を検討しましょう。壁のクロスがダサいこれも日本風マンションに多く見られるタイプで、壁に貼られているクロスも無地で白色の物件が多いためダサく見えてしまいます。フローリングや壁のクロスは、部屋の専有面積をほとんどを占めているため、部屋に入った瞬間の印象を大きく左右してしまいます。ダサい壁をおしゃれにするには、剥がせるクロスなどを活用し、壁の一面だけアクセントクロスに張り替えるだけでも雰囲気を大きく変えられるためおすすめです。ダサい賃貸をおしゃれにする際のネック「現状回復」はどこまで?賃貸住宅で部屋のインテリアを変更する前に、現状回復についての知識も理解しておきましょう。原状回復が必要なケース、必要ではないケースは、自然なものか故意によるものかの違いです。原状回復が必要なケース・故意/過失/注意不足による消耗や毀損原状回復は不要なケース・経年劣化による消耗インテリアが原因で原状回復が必要になるのは、剥がせないクロスを使用して壁を変更したり、DIYなどで壁に穴を空けてしまうケースです。原状回復有無の事例は一般的な事例であり、物件によっては細かな傷なども詳しく指定されている場合があるため、契約前にしっかり確認しておきましょう。ダサい部屋をおしゃれにするために事前確認ポイント賃貸物件のインテリアを変更する前に、3つのポイントを決めておきましょう。どのタイプのインテリアにするかテーマを決めるインテリアで使う色を限定する厳選して家具を選ぶそれぞれのポイントについて、くわしく解説します。どのタイプのインテリアにするかテーマを決めるインテリアのテーマを決めずに家具を揃えると、チグハグな印象になってしまいます。ホテルっぽい部屋が良い、ナチュラルな雰囲気が落ち着く、モダンでかっこ良い部屋にしたい!など、大枠のインテリアテーマを決めてからお部屋をコーディネートしましょう。インスタグラムやWEB検索も参考に、イメージに近い部屋をリストアップしておいて、どのような配色にしていたり、どんな家具を選んでいるかをチェックするのもおすすめです。インテリアで使う色を限定するお部屋に配置する家具はもちろん、占有面積の多いカーテンやマットなど、使用する色を使いすぎないように注意しましょう。特に「家具の色」は何も考えず選んでしまうと、お部屋の印象がチグハグになってしまい、日本式でテンプレート的なマンションとの相乗効果でよりダサく見えてしまいます。使う色は少ないほど統一感が出やすく、3色ぐらいに収めるのが理想的です。例えば北欧風インテリアなら、アースカラーでシンプルベースにしながら、ラグやソファなどは様々な色を使って北欧っぽく見せる方法もあります。インテリアのタイプによっても、使う色数が変わる点も覚えておいてください。厳選して家具を選ぶ安っぽい家具を置くと、安っぽい雰囲気になりやすく、家具が部屋の雰囲気を決めてしまうケースも多いです。全てを良いもので揃えるのは難しくても、お部屋の主役になるソファやテーブルなどは、高品質で上質な家具を選ぶのがおすすめです。ただし、せっかくの良い家具も、ごちゃごちゃと家具を並べるようなレイアウトが原因でダサくなるケースもあります。本当に必要な家具か?を考えながら、お部屋の余白も意識して家具をおしゃれに配置してみてください。ダサい賃貸をおしゃれにするには照明から賃貸住宅をダサく見せない具体的な方法として、取り掛かりやすく、手軽に雰囲気を変えられる照明を見直すことから始めましょう。シーリングライトを使わない日本住宅の照明は機能性を重視する傾向が強く、部屋全体を明るくするシーリングライトがよく使われます。シーリングライトの灯りは、海外住宅と比べてかなり明るく、部屋の陰影もつけられないためお部屋をダサくしてしまう要因です。次に紹介する多灯照明を導入しやすくするためにも、まずはシーリングライトをあえて使用しないのがおすすめです。多灯照明を活用する弊社事例:モテる部屋多灯照明はシーリングライトのような1つの灯りでギラギラと部屋を照らすのではなく、お部屋の色々な箇所に柔らかで落ち着く照明を取り入れる方法です。夜間時間が長く、部屋の快適性を重視する北欧地方の住宅でよく見られる方法で、機能性はもちろん居心地の良さを追求した照明です。ソファの横のスタンドライト、ダイニングテーブル上のペンダントライトなど、生活空間で自分がよくいる場所を中心にお気に入りの照明を配置していきましょう。ダサい賃貸を劇的におしゃれにするには壁を見直す賃貸住宅を劇的におしゃれに見せる方法として、ぜひ取り入れたい方法が壁を見直す方法です。壁に手を付けると、原状回復がネックとなりそうですが、賃貸向けのクロスなども販売されており部屋を傷つけなくても変更できます。アクセントクロスで「はがせる壁紙」を活用出典:waltik原状回復できる「剥がせる壁紙」は色々な種類が販売されており、色や質感を変更するシンプルなものから、木目調や石目調にして雰囲気を一新できるクロスもあります。裏面のシールを剥がすだけで簡単に貼り付け可能で、アクセントクロスとして壁の一面だけ変更してみる方法もおすすめです。自分で壁紙をうまく貼れるか心配な方は、まずはトイレなど小さなスペースで「壁の一部だけ」など簡単な部分だけ試してみる方法もあります。インテリアコーディネート会社である弊社Praemioでは、家具の配置だけではなく、賃貸向けにクロスの張替えもできますのでご相談ください。アートをうまく活用する弊社事例:非日常で贅沢なひとときを剥がせる壁紙とあわせておすすめしたい方法は、部屋の雰囲気にあわせたアートを飾る方法です。モダンな雰囲気なら写真のようにシンプルなアートを、北欧風ならボタニカルデザインでカラフルなアートなどもよくあいます。ダサい賃貸部屋に入った瞬間の印象が変わる床も見直す賃貸マンションの壁とあわせて見直したいのがフローリングで、部屋の占有面積が広いため、床を見直すとお部屋のイメージも一変できます。床を見直す方法は、置くだけのフロアシートを活用する方法や、カーペットやラグを敷く方法もあります。置くだけのフロアシートを利用する出典:MAIHAUSフロアシートは、タイル状の素材を床に並べる手軽なリフォーム素材です。通常は接着剤で固定されるため賃貸物件には使用できませんが、裏面に滑り止めがついた置くだけで設置できるフロアシートも販売されています。タイル状になっていて取り回しがしやすく、カッターなどでカットして簡単にサイズ調整もできます。一人暮らしの賃貸物件では、ビニール素材で安価なクッションフロアになっていることが多いため、床の質感を変えるだけで雰囲気を大幅に変更できるためおすすめです。ラグやカーペットを利用するフロアシートとは違って、もっと手軽に床のイメージを変えたい場合は、ラグやカーペットを利用する方法がおすすめです。床のイメージを変えたいときのラグは、シンプルなタイプよりも、ある程度デザイン性があるタイプを選びましょう。アンティーク調など見た目で分かりやすいデザインはもちろん、凹凸のあるタイプのような、素材感の違いでラグを選ぶ方法もあります。ダサい賃貸にならない!こだわるべきおしゃれ家具ダサい部屋にしないため、部屋の主要な家具は特にこだわって選ぶべきです。賃貸一人暮らしでよく使う、ソファ・テーブル・ベッドを選ぶポイントを解説します。主役となるソファどのようなタイプのインテリアでも、部屋のメインの家具になるのがソファです。1点だけ上質なソファを置いているだけで、お部屋のイメージはかなりグレードアップします。デザイン性の高いソファなら、写真のように、狭い部屋に大胆に設置してしまってもおしゃれに見せられます。多灯照明を利用して陰影をつけていたり、部屋で使用している色合いをベージュ系やブラウン系など絞っている点にも注目してみてください。〜上記で紹介した弊社事例はコチラ〜・たまには家に帰らない日も生活空間を分けれるラウンドテーブル天板が円形タイプのラウンドテーブルは、一人暮らしの賃貸物件にもちょうど良いサイズ感でおすすめです。狭い部屋で生活空間を区切りたい場合にも便利で、テーブル上にペンダントライトを設置するだけで「一つの空間」として認識できるため、仕切りを入れることなく空間を分けられます。白色ベースの壁に、一面だけアクセントクロスを貼って色を変更している部分は、賃貸マンションやアパートでも導入しやすい方法です。〜上記で紹介した弊社事例はコチラ〜・優雅なティータイム1Kなら生活の中心になるベッド1Kなどより狭い間取りの賃貸物件の場合は、あえてソファなどは配置せず、ベッドを主役にしたインテリアもおすすめです。インテリアは多灯照明や間接照明を活用して、リラックスできる落ち着いた空間にしています。部屋全体は黒色でシンプルですが、質感の違う素材や小物を配置して、単調にならないように工夫しています。1K賃貸でベッドを配置すると部屋の大部分をベッドが占めるため、インテリアの印象を決める重要な家具になります。他の家具よりも、より一層こだわったベッドを選びましょう。〜上記で紹介した弊社事例はコチラ〜・「ラグジュアリーでカッコ良い」に振り切った寝室賃貸で活用できる実際のコーディネート実例4選賃貸住宅を中心に、Praemioがコーディネートした事例を紹介します。実際にどのようなインテリアにしたのか、参考にしてみてください。北欧テイストの落ち着いたインテリア子ども部屋のコーディネートをしたケースですが、大学生の一人暮らしなど、狭い部屋の賃貸物件でも導入しやすい事例です。カジュアルさとスタイリッシュさをミックスした、落ち着いた雰囲気の部屋になっています。テーブルとヘッドボードが同じタイプの木目をしているため、全体的に統一感もあるお部屋です。壁にはアクセントクロスを貼っており、単調な白色の壁から一気におしゃれな雰囲気になりました。壁に絵を飾りたい場合、賃貸では「画鋲程度の小さな穴は現状回復には含まれない」とされる一方、小さな穴も禁止されている物件もあります。その場合は、剥がせる壁紙の上から粘着シートだけで固定するフックなどを活用する方法がおすすめです。〜上記で紹介した弊社事例はコチラ〜・こどもが夢見る KIDS ROOMモダン&フェミニンな空間一人暮らしの女性におすすめのコーディネート事例で、落ち着いた雰囲気ながらフェミニンな雰囲気もあるインテリアです。部屋で使用する色を、白・グレー・ベージュなどの柔らかい色合いでまとめつつ、ポイントでゴールドも使用して上質な高級感も加えています。全体の雰囲気は柔らかさのある空間ですが、ゴールドやベルベットなどの光沢感のあるアイテムが入ることで、大人な女性らしい上質な空間にできます。もともとは、ダークウッドのフローリングだったのですが、大理石柄のフロアタイルを敷いてベースの雰囲気が一新されている点にも注目してください。〜上記で紹介した弊社事例はコチラ〜・自分だけの可愛いをつめこんでヴィンテージモダンなインテリアモダンな部屋にしたいときの、おすすめコーディネート事例です。全体的な色味をブラック・ブラウン・グレーなどのカラーで統一し、直線的なテーブルや棚を配置することでモダンな雰囲気にしています。観葉植物の背面に間接照明を配置しつつ、多灯照明も利用しています。家具のレイアウトは、部屋を囲むようなソファを中心にしているため、友人同士で喋りやすい「隠れ家」のような部屋にしたいときにおすすめです。〜上記で紹介した弊社事例はコチラ〜・和室がここまで生まれ変わりましたホテルライクなおしゃれ空間1Kで6畳程度の狭い部屋を、おしゃれなビジネスホテルのようにしたコーディネート事例です。色々な家具を配置するのは難しいため、ベッドを中心にラウンジチェアやサイドテーブルなどを配置し、ホテルっぽさを意識しています。お部屋で使用しているカラーは黒色がベースですが、アートや小物類で適度にゴールドを入れることで、ギラつかない落ち着いた高級感を出せます。ホテルっぽい部屋にするためには、生活感のあるものをできるだけ隠してしまって、モノを配置しすぎないのがポイントです。〜上記で紹介した弊社事例はコチラ〜・たまーに泊まる贅沢まとめダサい賃貸物件のお部屋をおしゃれに見せるために、事前に注意しておきたいポイントや、具体的な方法を紹介しました。弊社Praemioのようなインテリアコーディネート会社は、マイホームや商業施設のインテリアだけ行っているように思われている方が多いかもしれません。ですが実際は、賃貸マンションやアパートのインテリアを依頼されるケースもかなり多いです。Praemioでは、賃貸で原状回復できる壁や床の施工もあわせ「ワンストップ」でインテリアコーディネートできますので、お気軽にご相談ください。