賃貸のお部屋をもっとオシャレにしたいけれど、原状回復などの制約があるため無理だと諦めていませんか?たしかに賃貸物件の場合、できないことがあるのは事実。でも工夫次第でオシャレにインテリアコーディネートすることは十分可能なんです。この記事では、賃貸のお部屋をオシャレにインテリアコーディネートするコツを徹底解説します!〜関連記事〜家賃100万円以上|高級賃貸マンションの魅力や注意点を解説非日常でおしゃれ!賃貸セカンドハウスのインテリアコーディネート実例賃貸でも床に置くだけで設置できるフロアタイル&シートの選び方と事例紹介ダサい賃貸マンションやアパートをおしゃれにする方法は?実例も紹介賃貸のインテリアコーディネートとは?ルールと注意点賃貸でインテリアを楽しむ場合、一番に気をつけたいのが「原状回復」です。経年劣化や通常の生活においての傷や消耗については問題ありませんが、通常使用でない場合の損傷などはしっかりと修繕してから退去する必要があります。例えば、模様替えで敷いたフロアマットの粘着跡が床に残ってしまった、ウォールラックを取り付けた際の大きな穴が壁に残ってしまった...なんてことにならないように注意しましょう。原状回復の範囲や内容については、しっかりと契約書を確認してからインテリアを楽しみましょう。賃貸をおしゃれにコーディネートするための3ステップ賃貸物件でもおしゃれにインテリアをつくることは可能です。原状回復が義務である賃貸物件の場合、おしゃれなお部屋づくりはできないと思われがちですが、そんなことはありません。ルールを守った上でおしゃれで自分らしいお部屋づくりを叶えることは十分可能です。この記事では賃貸物件でおしゃれにインテリアをつくる3つのコツをくわしく解説します。①お部屋のテイストを決める賃貸でおしゃれにインテリアをつくるには、最初にお部屋のテイストを決めるのがポイントです。テイストが決まらないままお部屋づくりを始めてしまうと、統一感のないお部屋になってしまいます。ご自分の好みのテイストが複数あり、ひとつに決めてしまうのが難しい場合は、それらが似たテイストであればミックスさせることも可能です。(最近ではミックステイストも流行っています)ただし上手くミックスしないとおしゃれにまとまらないので、注意しましょう。インテリアのテイストにはさまざまな種類があり、漠然と「海外のコンドミニアムのようなイメージにしたい」とか「ホテルのような非日常的な空間にしたい」といったイメージをお持ちの方はそれがどのテイストになるのか分からないことも少なくありません。ここでは主なインテリアのテイストについて紹介します。ホテルライクホテルライクは、ホテルのような非日常感や高級感、清潔感がある上品なスタイルのこと。ムダなものや生活感のない洗練されたデザインのインテリアによってホテルのようにリラックスできるお部屋を演出します。具体的には間仕切りを使わず空間を広く使うことや寝室を広くとるなど、ホテルの一室を意識したレイアウトが特徴的です。〜関連記事〜【ホテルライクな寝室】心地よい特別な寝室を作る6つ方法を解説和モダン和モダンとは日本古来の和風デザインと現代的でスタイリッシュなデザインを融合させたスタイルのことです。具体的にいうとこれまでの和風のお部屋に見られないアイテムを取り入れます。例えば和風のお部屋なら洋風のインテリアを取り入れて、お部屋と家具のバランスを取るのもひとつの方法です。逆に洋風のお部屋に天然素材の木や竹を使ったアイテムを使ったり、お部屋の一部に畳を並べたスペースを作ったりしてお部屋づくりをするのも良いでしょう。北欧テイスト北欧テイストはスウェーデンやフィンランドなどの北欧に由来するインテリアスタイルのことで、ナチュラルな木製のテーブルや椅子、麻や木綿、羊毛などの自然素材のラグなどを使い自然で温かみのあるイメージに仕上げるのが特徴的です。またベーシックカラーで統一したお部屋にポップな色合いの小物をプラスするのも良いでしょう。これは日照時間の短い北欧地域ならではの、家で家の中を温かみのある色にまとめた、明るく居心地の良い空間づくりをイメージしています。〜関連記事〜【まずはココ!】北欧家具ブランド15選【王道の北欧インテリアスタイル】北欧インテリアに合うカーテン選びのコツ北欧系インテリアにコーディネートする方法は?プロ目線で徹底解説カフェ風カフェ風テイストとは、「おしゃれなカフェに入ったようなお部屋」のことです。生活感を感じさせないのはホテルライクに似ていますが、カフェ風は洗練されていながら良い意味でカジュアルダウンされているのが特徴といえるでしょう。カフェ風のお部屋に仕上げるには、柔らかな自然光や照明、観葉植物、生活感を見せないための収納家具を使うのがおすすめです。また人の目線を誘導し、お部屋の印象を格上げするアイキャッチになるオブジェやアクセントウォールなどを利用するのも良いでしょう。〜関連記事〜カフェ風インテリアはダサい?!おしゃれにする6つのコツや実例を紹介②メイン色、サブ色を決める次にお部屋のメイン色とサブ色を決めましょう。その際、重要なのが配色の比率です。インテリアの配色の黄金比率は70:25:5とされていて、この比率に当てはめて配色を決めると、初心者さんでもバランスの良いお部屋づくりが可能になります。この黄金比率の内訳は次のとおりです。割合内容適した色ベースカラー70%壁や床、天井の部屋の大きな部分を占める賃貸の場合、白やベージュが多いメインカラー25%カーテンやソファなど面積の大きい家具の色主役としてお部屋の印象を決める色サブカラー(アソートカラー)5%部屋のテーマになる色お部屋の空間を引き立てる色〜関連記事〜インテリアは配色が決め手。カラーバランスや事例をプロが徹底解説③お部屋に合わせた家具の配置を工夫するインテリアの本を参考にレイアウトを決めようと思っても、お部屋の形によっては同じように家具を配置できないこともあります。お部屋に合わせた家具の配置を行うには、次のポイントを踏まえると失敗しません。動線をイメージしてみるお部屋を広く見せる配置を考える空間を上手く使う動線をイメージしてみるお部屋の中で一日自分がどう動くのかイメージしてみましょう。そうすることでどこに通路が必要か、どこに何を置けばムダがないのかが見えてきます。動線を第一に考え、迂回しなくても目的の場所にたどり着けるレイアウトが理想です。お部屋を広く見せる配置を考えるお部屋を広く見せるには、入った時に最初に目につく場所にお部屋のアクセントとなる物を置くのもひとつの方法です。これをフォーカルポイントといい、和室でいう床の間などがこれにあたります。ドアの対角線上にポスターや観葉植物を置いてフォーカルポイントをつくると、奥行きが出てお部屋が広く見せ、おしゃれな雰囲気になるのでおすすめです。空間を上手く使うお部屋のスペースが空いていると何か置きたくなってしまうものですが、あえて空間をつくることでメリハリが生まれます。またお部屋の出入口付近に背の高い本棚などの家具を配置し、奥に背の低い家具(ベッドやソファなど)を置くと空間に奥行きが生まれお部屋を広く見せることができます。原状回復できるおしゃれな賃貸インテリアのコツ原状回復が義務である賃貸物件でもインテリアを楽しむことは可能です。原状回復とはお部屋の退去時に入居時の状態に戻すことをいいます。(通常の生活の中でついた壁の汚れや床材の傷などは原状回復の対象になりません)ここでは原状回復できるインテリアのコツをくわしく解説します。賃貸向けのウォールシェルフなどを活用賃貸向けの原状回復可能なインテリアグッズを購入すれば、賃貸物件でも簡単なDIYでおしゃれなお部屋づくりが可能です。たとえばお部屋のアクセントにもなるウォールシェルフにはさまざまな種類があり、一部は賃貸物件でも問題なく設置することができます。ピンの穴程度なら大丈夫なのか、穴を開けること自体がNGなのかによって対応するアイテムを選びましょう。賃貸物件でDIYを行う場合、事前にどこまでが許容範囲か確認しておくと安心です。狭いお部屋を広く見せる工夫をする狭いお部屋でも広くおしゃれに見せるテクニックには、次のようなものがあります。収納付きの家具を利用する高さの低い家具を選ぶ大きな鏡を置く奥行きのある絵を飾る収納付きの家具は雑然としがちな狭いお部屋をスッキリと広く見せるのに効果的です。また背の低い家具は圧迫感を失くし、お部屋の上部に広い空間が生まれます。大きな鏡や奥行きのある絵は目の錯覚を利用したもので、どちらも狭いお部屋を広く見せる効果があります。〜関連記事〜狭い部屋を広く見せるには?5つのポイントを意識するだけで変わります!壁はアクセントクロスでおしゃれに彩る賃貸物件でも壁の色を変えることができます。最近では剥がせる壁紙(アクセントクロス)が販売されているため、賃貸物件でも簡単にお部屋の雰囲気を変えられます。色を変えるだけでなくレンガ調にしたり木目調にしたりすることができるので、自分好みのテイストに合った壁紙を選べばお部屋の印象がぐっとおしゃれになるでしょう。〜関連記事〜アクセントクロスの4つの失敗例から学ぶ!リビングの成功例も紹介寝室のアクセントクロスでおしゃれな空間に!場所や種類について解説します。照明で落ち着いた雰囲気を演出する照明器具によってお部屋を落ち着きのある雰囲気にすることが可能です。たとえば調光機能つきの間接照明を使えば、お部屋を好みの明るさに変えられますし、壁に照明が当たるようにすればお部屋をやわらかい明るさにしてくれます。また釘打ち不要で取り付け可能なダクトレールを使えば、好みのペンダントライトやスポットライトに変更することも可能です。床はフロアタイルで高級感アップ床の雰囲気を変えたい時には、賃貸物件でも使える床材を使いましょう。フロアタイルのように、はめ込んで今ある床の上に置いていくだけの床材ならいつでも簡単にお部屋のイメージを変えられますし、原状回復も簡単です。たとえば上の画像は、賃貸マンションの一室。当初はごく一般的なフローリングでしたが、石目調のフロアタイルを敷いて、まるでホテルのような高級感のある雰囲気に。床を変えるだけで随分とイメージが変わりましたね。こちらのお部屋も、ウォールナット風柄のフローリングを大理石風のフロアタイルに変更。大理石調やモルタルなどを選べば、賃貸でも高級感がアップします。フロアタイルの裏にはすべり止めが付いているため、安全性にも問題がありません。色味も色々揃っているので自分の好みに合った床材を選ぶことができます。それでも「すこし大変そうだな」と感じる方は、ラグを敷いて印象を変える方法もおすすめです。〜上記で紹介した弊社実例はこちら〜ホテルのような落ち着きのある大人のモダン日常にくつろぎの時間を〜関連記事〜賃貸でも床に置くだけで設置できるフロアタイル&シートの選び方と事例紹介家具の色味は揃えて統一感を出す家具の色味を統一すれば、自分のお部屋の世界観を出すことができます。たとえば、ダークブラウンの木製テーブルを置くのであれば、チェアやソファの木部もダークブラウンのものを。ライトブラウンの木製テーブルを選ぶのであれば、ほかの家具も揃えたほうが統一感が生まれて、まとまりのある印象になります。バラバラな色味でもおしゃれにすることはできますが、統一するよりもコーディネートの難易度が上がるので、家具の色味は揃えるのがおすすめです。おしゃれな賃貸インテリアコーディネート事例弊社実例:とにかく黒にこだわりたい!BlackInteriorここでは賃貸物件でもおしゃれなお部屋づくりを叶えた事例をいくつか紹介します。ぜひ参考になさって下さい。一人暮らし男性の1LDKモダンインテリア弊社実例:すっきりと無駄のない、だけどオシャレなお部屋こちらのお部屋はモダンテイストでコーディネートされたものです。お部屋の奥にあるソファやカーテンが他の家具より濃い色であるため、お部屋に入った人の視線を奥に誘導してくれます。それによりお部屋に奥行きが感じられ、お部屋を広く見せることができるのです。弊社実例:すっきりと無駄のない、だけどオシャレなお部屋また床に置かれたラグが全体をうまくまとめ、モダンテイストに仕上げてくれています。柔らかい色味でまとめた1LDKのインテリアコーディネート弊社実例:やわらかく、優しいインテリアこちらのお部屋は大きめのソファがお部屋の真ん中に置かれています。それでも圧迫感がないのはソファの形状が丸みを帯びており、色味がやさしいためです。弊社実例:やわらかく、優しいインテリアまた照明のやわらかい光が空間をやわらかく立体的にしている他、お部屋の真ん中に置かれた人造石のテーブルもお部屋の雰囲気をやわらかく演出しています。賃貸1LDKを、都内で働く大人のセカンドハウスに弊社実例:都内で働く紳士のセカンドハウスこちらの事例では温かみのあるホテルテイストをコンセプトにお部屋をコーディネートしています。そのため、お部屋の中で使っている色はチャコールグレーやダークブラウンといった落ち着いた色合いです。弊社実例:都内で働く紳士のセカンドハウスこのお部屋の照明は間接照明のような役割を持った天井照明で、スタンド照明と合わせてお部屋をやわらかい明るさにまとめることでリラックスできる空間づくりを叶えています。賃貸でもインテリアコーディネーターに依頼するのがおすすめな3つの理由おしゃれなお部屋づくりを叶えるには、賃貸物件に住んでいてもインテリアコーディネーターに依頼するのがおすすめです。ここではその理由をくわしく解説します。①条件に合わせた提案をしてもらえるインテリアコーディネーターにお部屋づくりを依頼すれば、自分の条件に合わせた提案をしてもらえます。お部屋に住むのはあなたですから、さまざまな譲れない条件があるでしょう。インテリアコーディネーターにお部屋づくりを依頼すれば、その条件に合わせたお部屋づくりが可能です。②家具選びから搬入まで丸投げできるお部屋づくりは思った以上に大変なものです。最初は100%自分の好みにまとめるつもりであっても、始めてみると大変で妥協する場面が増えてしまうケースも少なくありません。またタワーマンションの賃貸は家具の搬入が難しく、搬入を踏まえた家具選びが必要です。その点Praemioに依頼すれば家具選びから丸投げできるため、妥協せず自分好みのお部屋づくりができます。家具選びの際の選択肢も一般の人と比べて数倍ありますから、より条件に合ったアイテムが見つかる可能性が高いです。ぜひPraemioにお任せください。③個人でも無理のない予算で依頼できるインテリアコーディネーターにお部屋づくりを依頼した場合、予算に応じた無理のないレイアウトが可能です。インテリアコーディネーターはプロですから、限られた予算内であなたの希望に叶うアイテムを揃えてくれるでしょう。とくに新生活が始まる引っ越しやリフォームの機会にインテリアコーディネーターに依頼するケースが増えています。賃貸のインテリアコーディネートに関してよくある質問賃貸のインテリアに関してよくある質問をまとめました。Q:現在持っている家具を利用してコーディネートすることは可能ですか?A:もちろん可能です。他にも購入予定の家具を含めてコーディネートすることもできるので一度ご相談ください。Q:要望を上手く伝えられる自信がありませんが大丈夫ですか?A:大丈夫です。雑誌などでイメージに合うものがあればお知らせ頂ければ、それを元に提案させて頂くこともできます。お気軽にご相談ください。Q:賃貸物件でもコーディネートは可能ですか?A:もちろん可能です。事前に賃貸物件である旨お知らせ頂ければ、可能な範囲でコーディネートのご提案をさせて頂きます。Q:アパートのお部屋をおしゃれにすることは可能?アパートのお部屋をおしゃれにすることももちろん可能です。古いアパートであってもおしゃれなお部屋づくりは不可能ではありません。たとえばあえて古さを生かしてアンティーク調の家具を合わせれば、雰囲気のあるおしゃれなお部屋になるでしょう。Q:賃貸でやってはいけないインテリアとは?賃貸でやってはいけないインテリアとして壁に穴を開けたり、壁を壊したり、逆にドアを作って新しい部屋を増やす行為が挙げられます。他にも家具付きの物件でイメージに合わないからと家具を捨ててしまう行為もNGです。また原状回復できない方法で壁の色を変えるのも、やってはいけない行為になります。賃貸物件で自分好みのお部屋づくりを叶える場合には、ルールを守った上で行いましょう。まとめ|賃貸でもインテリアコーディネートを楽しもう賃貸物件では原状回復の義務やさまざまな制約がありますが、それらのルールを守りながらイメージどおりのおしゃれなお部屋をつくることは可能です。最近では原状回復を見越したDIY商品も増えていますから、それらを上手に利用すれば友人を招待したくなるお気に入りのお部屋がつくれるでしょう。ただ原状回復に失敗すると高額な退去費用を請求される恐れがあるため、注意が必要です。また自分のセンスに今ひとつ自信がないという方や、お部屋づくりを始めたけれど挫折してしまったという方はインテリアコーディネーターの手を借りてみてはいかがでしょうか。きっと人に自慢したくなるお部屋が手に入りますよーっ!