寝室は人生の約3分の1を過ごす大切な空間です。だからこそ本当に気持ち良く過ごせる空間にしたいですよね・・そんな寝室の居心地を左右するのが「アクセントクロス」です。寝室の壁の一面のみアクセントとなるような色や柄のクロスにすることで、お部屋のフォーカルポイント*ができたり、空間のおしゃれ度が増したり、自分らしさが感じられるお部屋になったりと、空間の印象を大きく変えることができます。*フォーカルポイント ‥お部屋の焦点となる場所、目を引くポイントただ、賃貸物件や建売住宅のクロスは、無地の白色が多く使われている物件がほとんどです。しかし、クロスは様々な色や柄物などがあり、国内メーカー・海外メーカー品を含めるとたくさんの種類が存在します。新築やリフォームをする時は、自分好みのクロスを選んで空間へ取り入れたいですよね。今回は寝室のアクセントクロスのおすすめの場所や種類ごとの取り入れ方のポイントをご紹介します。 関連記事【インテリアコーディネートの依頼・相談】事例・費用相場・流れ・サービス内容について解説しますアクセントクロスの4つの失敗例から学ぶ!リビングの成功例も紹介ダサい賃貸マンションやアパートをおしゃれにする方法は?実例も紹介新築の内装はカラーコーディネートで決まる!!進め方を解説します。新築のインテリアはどう決める?コーディネーターに依頼するメリットと実例を紹介高級タワーマンションのインテリア・内装実例!眺めを活かすポイントやレイアウトをご紹介寝室をアクセントクロスで彩るメリット寝室は、1日の疲れを癒し、心と体をリセットするための大切な空間です。そんな寝室の印象を大きく左右するのが「アクセントクロス」。壁の一面を変えるだけで、空間の雰囲気は驚くほど変わります。単なる“おしゃれ”だけでなく、睡眠の質の向上・生活感の軽減・特別感の演出といった心理的効果も期待できるのが、寝室アクセントクロスの魅力です。ここでは、寝室にアクセントクロスを取り入れる具体的なメリットを解説します。視覚的なリラックス効果で「睡眠の質」を高める寝室のアクセントクロスは、色の効果によって心理状態に働きかけます。例えば、・ブルーやグレーなどの寒色系 → 気持ちを落ち着かせる・ベージュやグレージュ → 安心感を与える・くすみカラー → 視覚刺激を抑え、穏やかな印象に人は寝る前に視界に入る色から無意識に影響を受けます。 色がもたらす効果の詳細については、後述しますので参考にご覧ください。寝室に適した落ち着いた色味のアクセントクロスを選ぶことで、リラックス状態へと自然に導き、結果的に睡眠の質を高める効果が期待できます。真っ白な壁よりも、やわらかな色味を取り入れたほうが、光の反射が穏やかになり、目にも優しい空間になります。視線を集める“フォーカルポイント”で生活感を抑える寝室にアクセントクロスを取り入れると、「フォーカルポイント(視線が自然に集まる場所)」が生まれます。例えば、ヘッドボード側の壁にアクセントクロスを貼ると、ベッドまわりが空間の主役になり、収納や家電などの生活感が目立ちにくくなったり空間全体が整って見える効果がありますつまり、アクセントクロスは単なる装飾ではなく、空間を整えて見せるテクニックでもあります。“自分だけの隠れ家”のような特別感を演出できる寝室は来客に見せる場所ではなく、自分のための空間。だからこそ、思いきった色や柄を取り入れやすい場所でもあります。ホテルライクなダークカラーや、アートのような大胆なデザインといったクロスを一面に取り入れるだけで、寝室は一気に「非日常空間」へと変わります。アクセントクロスは、寝室を“ただ寝る場所”から“心を満たす場所”へと変えてくれるアイテムです。寝室のアクセントクロスにおすすめの場所寝室にアクセントクロスを貼ってみたいけれど、そもそもどこに貼ればいいのだろう?そんな場合は「なりたいお部屋のイメージ」で決めるのもアリですよ。同じアクセントクロスでも、貼る位置によってお部屋の印象は大きく変わります。ここでは、イメージ別におすすめの貼る場所を解説していきます。1.王道は、一番映える「ヘッドボード側」出典:sangetuアクセントクロスを使ってお部屋の主役となるような場所を作りたい場合は、入口入ってスグ目に入る場所+へッドボード(ベッドの頭部分)側の壁面にアクセントクロスを持ってくるのがオススメです!かつ、ヘッドボード側はナイトテーブルやアートを飾ったりアレンジしやすくフォーカルポイントになりやすい場所です。クロスでさらにアクセントを加えることで、よりフォーカルポイントとしてのアレンジの幅が広がります。お手持ちのアートがある場合は、アートの色味に合わせたアクセントクロスを取り入れることもおすすめです。出典:pinterest鮮やかなネイビーがアクセントになっていますね!小物を壁に取り付けたりすることで、寝室に入った瞬間に目を惹く”フォーカルポイント”になっています。家具も鮮やかな色や柄が多く、ゴージャスなインテリアにしたい場合はこのようにアクセントクロスをヘッドボードに貼るかつ鮮やかな色味にすると良いでしょう。出典:sangetuブルーのアクセントクロスとアート、時計がバランスよく配置され、お部屋のポイントになっています。ブルーは精神的に落ち着く色とされ、寝室には最適です。ベッドの上にかけられているブランケットと色を合わせることで、統一感もあり落ち着く寝室になっています。2.入口から「入ってすぐ目に入る壁面」を主役に出典:https://unsplash.com/photos/qZTgRKioXcEアクセントクロスとしてちゃんと目立たせたいけど、ヘッドボード側を壁付けしていない配置の場合や、ベッドをあまり目立たせたくなくてヘッドボード側以外の場所を検討している場合は、入口から入った時に1番最初に目が行く場所にアクセントクロスを貼るのがオススメです。ヘッドボード側以外の場合でも、アートや鏡、壁掛け時計などはアクセントクロス側へ配置することでクロス側がより強調されおしゃれで引き締まった空間に感じられます。出典:sangetuチェストやテーブルセットなどベッド以外の家具を一緒にコーディネートすることで、寝室の見せ場となっていますね。ただし、余裕のある広さの寝室じゃないと厳しいかもしれませんのでご注意を!眠るときの気持ちを整える「天井」意外と見落とされがちですが、寝室のアクセントクロスは天井に取り入れるのもおすすめです。横になったとき、最も長く視界に入るのが天井。そこにやわらかな色味や落ち着いたトーンのクロスを取り入れることで、包み込まれるような安心感が生まれます。特におすすめなのは、グレージュやくすみブルー、淡いラベンダーやグリーン、木目調クロスなどの主張しすぎない色味。壁面よりも一段階トーンを落とすと、圧迫感を出さずに空間に奥行きをつくることができます。また、間接照明と組み合わせることで、ホテルライクで落ち着いた寝室に仕上がります。壁ではなく天井にアクセントを持ってくることで、“さりげないこだわり”を感じる上質な空間になります。心理効果で選ぶ!寝室におすすめのアクセントクロスカラーと種類寝室のアクセントクロスは、「おしゃれかどうか」だけで選ぶのではなく、色がもたらす心理効果で選ぶことも大切です。人は無意識のうちに、視界に入る色から影響を受けています。特に寝室は、1日の終わりに心と体を休める場所。だからこそ、リラックスできる色味や落ち着いたトーンを意識して選びたいところです。ここでは、色彩心理の観点から、寝室におすすめのアクセントクロスカラーとその特徴をご紹介します。ブルー・ネイビー(寒色系)青色や水色に代表される寒色は、名前の通り涼しい印象を与える色です。暑い地域のインテリアに取り入れられることが多く、特に夏場には寝具などでも取り入れたい色です。寒色には「鎮静」「冷静」さを感じさせる色彩効果があります。そのため、落ち着いて過ごす寝室には最適な色と考えられています。寝室の他にも仕事場やお勉強部屋におすすめの色です。寝室兼、仕事など作業をするお部屋の場合は特におすすめの色です。さらに寒色は『後退色』の一つでもあります。後退色とは実際より遠くにあるように見える色を指します。アクセントクロスとして後退色を取り入れることで、アクセントクロス側の奥行き空間が増して見え、視覚的にお部屋が広く感じられます。より後退色としての色彩効果を感じさせたい場合は、同じ青色でも濃い青色がおすすめです。赤・オレンジ(暖色系)出典:pinterest赤色やオレンジ色に代表される暖色は、名前の通り温かみを感じられる色です。暖色メインの空間では実際に体温が上昇するという報告もあります。明るく楽しい雰囲気の色なので、お子様のお部屋のインテリアへ取り入れられることが多い色です。ただ、鮮やかな暖色は興奮させる印象を与えてしまう色彩効果を持つため、鮮やかな赤色やオレンジ色は寝室には不向きと考えられています。寝室へ暖色カラーを取り入れる場合は、パステルトーンやグレーが入ったような落ち着いた暖色のアクセントクロスがおすすめです。グリーン(中性色)出典:pinterest 寒色・暖色にも属さない黄色や緑色は中性色と呼ばれています。温度感を感じさせない色ですが、黄色は気持ちを明るくさせる色、緑色は安心感を与える色なので、インテリアに取り入れやすい色です。特に「安心感」を感じさせる緑色は、寝室の空間にぴったりです。植物の色でもある緑色はアースカラーの一つで、自然を感じさせるリラックス感を与える色彩効果を持つ色です。寝室をはじめ、家族がリラックスして過ごすリビング空間へもよく取り入れられている色です。ベージュ・グレージュベージュやグレージュは、安心感・安定感を与えるニュートラルカラーです。主張が強すぎず、どんなインテリアともなじみやすいため、「寝室のアクセントクロスで失敗したくない」という方にもおすすめの色味です。ベージュは温かみがあり、ほっと落ち着く印象に。グレージュはベージュにグレーを混ぜたような色味で、柔らかさの中に上品さを感じさせます。また、ベージュやグレージュは光をやわらかく反射するため、空間全体が穏やかな雰囲気になります。間接照明との相性も良く、落ち着いた寝室を演出しやすいカラーです。「色を強く主張させずに、さりげなく雰囲気を変えたい」場合には、ベージュ・グレージュのアクセントクロスがぴったりです。ダークブラウン・チャコールダークブラウンやチャコール(濃いグレー)は、包み込まれるような安心感と重厚感を与える色です。暗めのカラーは圧迫感が出るのでは?と心配されることもありますが、寝室においてはむしろ「落ち着き」「静けさ」を感じやすい色味でもあります。ダークブラウンは木の温もりを感じさせ、安心感のある空間に。チャコールはスタイリッシュでモダンな印象を与え、ホテルのような寝室を演出します。暗めのアクセントクロスは光を吸収するため、照明の当て方によって陰影が生まれ、空間に奥行きが出ます。その結果、視覚的に落ち着きが生まれ、睡眠前のリラックスタイムをより心地よいものにしてくれます。ただし、窓が小さい寝室やコンパクトな空間では、面積を限定して取り入れるのがおすすめです。「ぐっすり眠れる、こもり感のある寝室にしたい」そんな方には、ダークブラウンやチャコールのアクセントクロスが向いています。柄のあるアクセントクロス 出典:sangetu大きな柄やコントラストの大きい幾何学模様は、アクセントクロスを空間の主役として取り入れたい場合に向いています。 ただ、クロスの存在感が強すぎる場合にはリラックスして過ごす寝室には不向きな場合もあります。柄のクロスを寝室へ取り入れる場合には、柄が小ぶりのクロス・柄のコントラストが低いクロスを選ぶことで、寝室空間の落ち着いた雰囲気をキープしつつお部屋のアクセントとして取り入れることができます。また、クロスの色と統一させた寝具を合わせることで、柄物クロスがお部屋と馴染みやすくなるのでおすすめです。出典:sangetuこちらは空間全体が黒で統一されていて、アクセントクロスも同じように黒です。ただし、うっすらと市松模様が入っており、さりげなくアクセントクロスがある主張しすぎない大人な空間となっています。照明でうっすらアクセントクロスを照らしているのもポイントです。この場合、照明の光(電球)が直接見えるものではなく間接的に見えるものだと、よりリラックス感や落ち着き感が演出されます。凹凸のあるアクセントクロス出典:pinterestクロスは平坦なものが一般的ですが、アクセントとして使用する場合には凹凸のあるアイテムもおすすめです。レンガ調、タイル調、塗壁調など凹凸度合いの大きいものから小さなものまで様々です。出典:pinterestアクセントクロス側に間接照明を施工する場合や、壁面を照らすテーブルランプやフロアライトを置く場合には、照明光によってクロスの凹凸に影ができてさらにクロスの存在感が増します。出典:pinterest影や光の強弱を作ることで視覚的に落ち着く空間に感じられたり、お部屋の奥行き感が増して見え空間が広々と感じられるため、寝室への凹凸クロスと照明はとても相性が良い組み合わせです。出典:sangetuまた、リフォームで新しくクロスを張り替える場合は、フラットなクロスより凹凸や厚みのあるクロスの方がきれいに仕上がりやすくなるので特におすすめです。 機能性クロスで寝室をもっと快適にクロスには、汚れ防止・通気性・抗菌・抗ウイルス・防かび・消臭・吸放湿性・蓄光など、さまざまな機能を備えたアイテムがあります。機能性クロスは、白色無地のシンプルなものから、色柄のあるデザイン性の高いものまで幅広く展開されています。ベースクロスとしても、アクセントクロスとしても取り入れられるのが魅力です。ここでは、寝室に特におすすめしたい機能をご紹介します。消臭・抗菌機能出典:sangetu寝室におすすめなのが、消臭・抗菌機能付きクロスです。寝室は長時間過ごす場所であり、寝具や衣類から発生するにおいがこもりやすい空間でもあります。消臭機能付きクロスは、生活臭や汗のにおいなどを軽減し、空気環境を整える効果が期待できます。また、抗菌機能を備えたクロスは、表面に付着した細菌の増殖を抑制する働きがあります。特に小さなお子さまがいるご家庭や、清潔感を重視したい方におすすめです。以前は医療機関やオフィス、商業施設での採用が中心でしたが、近年では一般住宅でも取り入れる方が増えています。 吸放湿・抗アレルゲン出典:sangetsu湿気対策として注目したいのが、吸放湿機能付きクロスです。寝室は就寝中にコップ1杯分の汗をかくともいわれるほど、湿気がたまりやすい場所。吸放湿機能を持つクロスは、湿度が高いときには湿気を吸収し、乾燥しているときには放出することで、室内環境を快適に保とうとします。さらに、抗アレルゲン機能付きクロスは、花粉やダニの死がい・フンなどのアレル物質を低減させる効果が期待できるタイプもあります。アレルギーが気になる方や、小さなお子さまがいるご家庭には特に心強い機能です。実例で見る|寝室アクセントクロスおしゃれ実例5選理論や色の心理効果がわかっても、「実際はどんな雰囲気になるの?」と気になりますよね。ここでは、弊社Praemioが寝室にアクセントクロスを取り入れた実例をご紹介します。色の選び方や貼る場所によって、空間の印象は大きく変わります。「こんな寝室にしたい」というイメージを具体化するヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。落ち着いたグレーカラーで彩るラグジュアリーな寝室弊社実例:高級タワーマンション30階でラグジュアリーなインテリアに囲まれながらグレーのアクセントクロスをヘッドボード側に取り入れた、上品で落ち着きのある寝室です。グレーは主張しすぎない色でありながら、空間に洗練された印象を与えてくれます。間接照明やゴールド系の小物と組み合わせることで、ホテルライクなラグジュアリー空間に仕上がります。弊社実例濃いめのチャコールグレーを選べば重厚感が増し、淡いグレーならやわらかく上品な印象に。同じグレーでもトーンによって印象が変わるため、なりたいイメージに合わせて選ぶのがポイントです。「大人っぽく、落ち着いた寝室にしたい」という方におすすめのアクセントクロス事例です。パステルカラーが映えるおしゃれかわいい子ども部屋弊社実例:こどもが夢見る KIDS ROOM淡いブルーやミントグリーンなどのパステルカラーをアクセントクロスに取り入れた事例です。パステルカラーはやさしく明るい印象を与え、空間を軽やかに見せてくれます。特に子ども部屋では、楽しさや安心感を演出できるため人気のカラーです。弊社実例:こどもが夢見る KIDS ROOMポイントは、壁一面だけに取り入れること。面積を限定することで甘くなりすぎず、おしゃれなバランスを保てます。白やナチュラル木目の家具と合わせると、清潔感のあるかわいらしい寝室に仕上がります。ダークトーン×ビビットカラーで大人ミッドセンチュリー弊社実例ダークブラウンやチャコールなどの落ち着いたベースカラーに、ビビットなイエローやブルーのアートを効かせたアクセントクロス事例です。ミッドセンチュリーテイストの家具と相性が良く、個性的でセンスの光る寝室になります。ダークトーンが空間を引き締め、ビビットカラーがアクセントとして映えるため、メリハリのある印象に。大人っぽさの中に遊び心を感じさせるコーディネートです。淡いグリーンでほっと安らげるリゾート空間に弊社実例:グリーンに囲まれた、こだわりのリラックス空間淡いグリーンのアクセントクロスを取り入れた、自然を感じるリラックス空間です。グリーンは安心感や癒しを与える色。植物やラタン素材の家具と合わせることで、まるでリゾートホテルのような寝室になります。特にくすみ系のグリーンやセージカラーは、主張しすぎず落ち着いた印象を与えてくれるため、寝室に最適です。白いリネンやベージュ系の寝具と合わせると、やわらかく穏やかな雰囲気に。「とにかくリラックスできる寝室にしたい」という方におすすめのアクセントクロス事例です。まとめ|アクセントクロスで心地よい寝室にいかがでしたでしょうか。クロスにはたくさんの種類があります。お部屋全体に貼ると違和感を感じてしまうような色や柄のクロスでも、アクセントとして一面のみに取り入れることで自分好みの雰囲気の空間を作ることができます。特に寝室は、アクセントクロスを取り入れやすい空間の一つです。ご自身の好きな色や柄に加えて、リラックスして過ごす寝室空間にも馴染む落ち着いた色味や素材、さらに機能性を持ったクロスを取り入れてみましょう。アクセントクロスで、居心地良く快適に過ごせる寝室空間を作り、おやすみ前のリラックスタイムを楽しんでください。