おしゃれなベッドルームを目指すなら、「クッションの使い方」がカギになります。ただ置くだけで、ベッド全体の印象が大きく変わることも。でも「何個置けばいいの?」「どう配置すればおしゃれに見える?」と迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。この記事では、クッションを置く理由から配置の基本ルール、生活シーンに合った実例まで、誰でもすぐに実践できるポイントをわかりやすく紹介します。あなたのベッドルームがもっと心地よく、もっと素敵になるヒントをぜひ見つけてください。関連記事夫婦の8畳寝室のレイアウト事例をインテリアコーディーネート会社が解説寝室のカーテンの色で安眠効果アップ!選び方やおすすめの機能をご紹介寝室のアクセントクロスでおしゃれな空間に!場所や種類について解説します。【ホテルライクな寝室】心地よい特別な寝室を作る6つ方法を解説ベッドにクッションを置く3つの理由弊社実例ベッドにクッションを置くことには、見た目以上のメリットがあります。ここでは、主な3つの理由をご紹介します。① 快適性アップクッションは、ベッドの上でくつろぐときに背もたれやひじ置きとして使えるため、快適性が大きく向上します。映画を見たり、読書をしたり、スマホを操作したりと、ベッドで過ごす時間をより心地よくしてくれるアイテムです。たとえば、日常で活躍してくれるシーンは下記のような場面。映画を見るとき:壁側に大きめクッションを並べて背もたれ代わりに。 読書やスマホ時間:ひじ置き代わりにサイドにクッションを挟むと快適。PC作業:膝に置いてテーブル代わりに使うと、ちょうどいい高さ。②インテリア性の向上色や素材、形の異なるクッションを組み合わせることで、ベッドルームに個性や季節感をプラスできます。特に、シンプルな寝具や家具と合わせると、クッションがアクセントとなって空間の印象を大きく変えてくれます。③空間の印象を整えるクッションをバランスよく配置することで、ホテルのような整った印象を演出できます。クッションは単なる装飾品ではなく、「整った空間」の鍵を握る重要なパーツです。ベッドクッションの基本的な置き方ルール弊社実例ベッドにクッションを置く理由や魅力を押さえたところで、実際にどう置けばいいのか基本的な置き方のルールを見ていきましょう。クッションの数たくさん置くと豪華には見えますが、ゆったりと過ごすスペースがなくなってしまうことも。人数やサイズ別の目安を押さえておくことが大切です。1人用のシングルベッドなら2〜3個、ダブル以上のサイズなら4〜6個ほどが目安です。バランスよく見える数を意識しながら、ベッドの幅に合った配置を考えましょう。クッションの飾り方クッションの飾り方の基本は2種類。重ねて置く「スタッキング」と立て掛ける「スタンディング」という方法があります。スタッキング(重ね置き)クッションを座布団のように重ねて並べる方法。リラックス感があり、ナチュラルや韓国インテリア風のスタイルにぴったり。クッションの厚みや色の違いを活かせる飾り方です。スタンディング(立て掛け)ベッドヘッドに立てて並べるスタイル。ホテルのような整った印象になり、モダンやラグジュアリーなインテリアにもマッチします。大きめクッションから順に並べると奥行きが出ます。並べ方の基本立て掛けるスタイルの場合、クッションは大きなものを奥、小さなものを手前に並べると、奥行きが出て見た目にリズムが生まれます。また、形違いのものであれば、正方形→長方形→丸型の順に重ねていくと自然なグラデーションになるのでおすすめですよ。クッションサイズの選び方クッションには様々なサイズがあり、それぞれに用途が異なります。また、大きさの異なるクッションを組み合わせることでリズム感や立体感が生まれるので、ぜひ組み合わせて置いてみましょう。主な大きさや用途は下記の通りです。大サイズ(45〜50cm): 背もたれや奥行きのベースに/背もたれに最適中サイズ(35〜40cm): メインの飾り用に/背もたれ、枕、肘置きなど万能に使える小サイズ(20〜30cm): アクセントや色味のポイントとして/枕代わりや腰当てに最適ベッドのクッション配置パターン3選ここでは、実際によく使われる3つのパターンを紹介します。お部屋のテイストや好みに応じて使い分けてみましょう。1. シンメトリー(左右対称)で整った印象に左右対称にクッションを並べる方法。ホテルのベッドのような整った印象に仕上がります。ベッドサイズに合わせて、2〜4個のクッションを左右対称に配置します。さらにベッドの中央に柄物や差し色などのアクセントとなるクッションを配置すると、ホテルのような高級感が生まれます。2. アシンメトリー(左右非対称)で抜け感を演出あえて左右非対称にすることで、抜け感のあるおしゃれな印象に。例えば左に大きめクッション、右に小さめのクッション+スローを組み合わせるなど、遊び心をプラスできます。3. クッション+ブランケットで奥行きアップ大小のクッションを奥から順に並べた後、さっとブランケットやスローを置いてみましょう。ラフにかけるだけで立体感が生まれて、ぐっと洗練された雰囲気に。簡単に“手間をかけた風”に見せられるテクニックです。クッションあり/なしでどれだけ変わる?ビフォーアフター実例クッションのあるベッドと何も置かれていないベッドでは、印象が大きく異なります。実際に弊社Praemioがインテリアコーディネートしたお部屋で、ビフォーアフターをご紹介します。Before:クッションなしのベッドこちらは枕だけ置いたベッド。シンプルで清潔感があるので悪くはありませんが、生活感が感じられ、なんだか物足りない印象を受けます。After:クッションありのベッドお部屋のテーマカラーであるネイビーのクッションを、左右対称に配置。さらに、同じ色のスローも添えてみました。特別なテクニックを使っているわけではありませんが、一気におしゃれなベッドルームに大変身しました!このように寝室での過ごしやすさはもちろん、インテリア性もぐっとアップするのがクッションの魅力です。インテリアスタイル別|クッション配置の実例とポイント最後に、クッションを使用した弊社Praemioのお客様宅実例をご紹介します。インテリアスタイルごとにおすすめの素材や色の選び方を解説するので、ご自身のお好みに合わせて参考にしてみてください。ナチュラルスタイル弊社実例:新しい生活の始まりと共にダークブラウンの木製家具、ベージュなどの落ち着いたトーンのインテリアで統一されたこちらのお部屋。ベッドのクッションも落ち着いた色合いで、ざっくりとした素朴でナチュラルな風合いのものを選んでいます。また、足元にはブランケットを。ナチュラルテイストの場合は、ぴしっと綺麗に掛けるのではなく、さっと自然に置いておくことで、リラックスした雰囲気を演出することができます。ナチュラルスタイルに合うクッション素材:リネンやコットン配色:ベージュ、生成り、オリーブなど自然な色味デザイン:編みや織り、ネップなど素材感がわかるものなどフェミニンスタイル弊社実例:自分だけの可愛いをつめこんで白や淡いグレーを基調としたフェミニンなお部屋。クッションは淡いトーン、目の細かい上品な素材を選びました。色味は最小限に押さえて、全体に統一感を出すのがコツです。フェミニンスタイルに合うクッション素材:ベロア、サテン、リネン配色:パステルカラーやホワイト、くすみ系デザイン:花柄や小さなドット柄、フリル、刺繍、キルティングなどモダンスタイル弊社実例:久しぶりの引っ越しで、心機一転。モノトーンな配色に、シンメトリーにクッションを配置したモダンスタイル。白いリネンは、落ち着いた色味のベッドスローで覆ってしまうことで、よりスタイリッシュに見せることができます。モダンスタイルに合うクッション素材:ベロア、レザーなど光沢のあるもの配色:ブラック・グレー・シルバーなどモノトーン系デザイン:幾何学模様やラインデザインなど韓国インテリア弊社実例:帰りたくなるマイルーム韓国インテリアは、くすみカラーで統一し、クッションは無地の色違いを配置。また、ファーのブランケットをかけて女性らしさを演出しています。丸型や低めのクッションを選ぶと、空間に抜け感が生まれておすすめです。韓国インテリアに合うクッション素材:コットン、リネン、ニットなどやわらかい素材感配色:ホワイト、アイボリー、ペールピンク、ミルクグレーなどの淡色トーンデザイン:無地やさりげないストライプなど、ミニマルで洗練されたものラグジュアリー弊社実例「高級感」が鍵となるラグジュアリースタイルでは、ベロアやサテンなど光沢のある素材、ゴールド・シルバーの装飾クッションを取り入れます。さらに、 ほかのスタイルに比べて個数も多くし、ボリューム感を持たせることでリッチな印象に。ラグジュアリースタイルに合うクッション素材:シルク、ベロア、フェイクファーなど高級感のあるもの配色:ゴールド、ネイビー、ディープグリーンなどリッチな色合いデザイン:丸型や厚みのあるデザイン、クラシカルなモチーフなどまとめ|ベッドクッションで暮らしと気分が変わる弊社実例:高級タワーマンション30階でラグジュアリーなインテリアに囲まれながらベッドにクッションをプラスするだけで、空間は驚くほど変わります。大切なのは、快適さと見た目のバランス。個数、並べ方、色使いを少し意識するだけで、ホテルライクで自分らしい空間を手に入れることができます。まずは1つ、気に入ったクッションを選ぶところから。今日から、あなたのベッドルームがもっと心地よく、もっと好きになるはずです。関連記事夫婦の8畳寝室のレイアウト事例をインテリアコーディーネート会社が解説寝室のカーテンの色で安眠効果アップ!選び方やおすすめの機能をご紹介寝室のアクセントクロスでおしゃれな空間に!場所や種類について解説します。【ホテルライクな寝室】心地よい特別な寝室を作る6つ方法を解説